何も手につかなくなった頃のお話しです。
保釈された日から、我が家に戻ってから
あっという間に10日が過ぎました。
目の前に迫った運命の日まであと3日・・・
恐怖で何もできない
もう、この時期になると
今まで頑張った日々がウソのように
何も手につかなくなりました。
いくら自分に大丈夫と言い聞かせても
気分が浮つき、緊張で動悸が激しくなり
眠くても寝れなくなったのです。
考えることは実刑判決の事ばかり。
刑務所にいる自分を想像してしまいます。
ついこの間まで社会復帰に対して
意欲を燃やしていたはずなのに・・・
泣いても笑っても答えは3日後
また帰ってこれるのか？
そのまま刑務所か？
あれこれ考えていた私はある時を境に、
開き直りにも似た決心をします！！
それは刑期満了で出所した人が書いた
あるブログを見つけたのです。
生々しい体験談が書かれていましたが、
そのブログを読んだ私は思ったのです。
「なんとかなりそう」だと。
そのブログ主は2年の刑務所生活を経て
社会復帰をされたそうです。
私とよく似た境遇だったので
すぐに共感！？しました
自分も負けずに頑張ろう！！
私の求刑は２年。
未決拘留が4ヶ月あまり。
おそらく実刑になっても
長くて1年半。真面目にしていれば
1年と少しで出れるだろう・・・
少し前向きに考える事が出来たのです。
社会復帰はちょっと遅れるけど
今更バタバタしても仕方がない。
翌日からは運命の日と向き合うように、
残りの時間を過ごすことにしました。
今思えば・・・
この出来事があったからこそ、
私もブログを始めたのだと思います。
つまらない自叙伝ですが、
お付き合いいただければ幸いです。
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