2022年08月10日
その男のその後
同室『Ⅰ』な犯行の話を聞いてから数日後のお話しです。
春も終わりに近づき、朝の運動時間に初夏の陽気を感じる季節になってしまいました。
私が逮捕、拘留されてから早くも3ヵ月に差し掛かろうとした頃です。私は初めての裁判(初公判)を控えていました。ちょうどその時期にとうとう『Ⅰ』と離れる日が来ます。

『Ⅰ』の事件は裁判員裁判となっていたらしく、数日前の公判(結審)が最後となり判決を待つ状態だったため拘置所へ身柄が送られる日が決まったのです。懲役5年は免れないだろうと弁護士からも伝えられていたそうです。ようやくこの男と離れられると安堵感があった一方、どこかで可哀そうな気分になったのも確かです。
前回の逮捕で何年懲役を食らっていたのかは聞いていませんが、高齢の母親からも見捨てられ、自身も発達障害を持ちながら既に60歳近くの年齢。次に刑務所から出てくる時、もしかしたら母親は亡くなってしまっているかもしれません。この男は今後どんな生き方をするんだろう???などと、この先おそらく二度と会うことがないであろうこの男に対し、色々感慨深いものがありました
そして、いよいよ送致される日が訪れました。
『Ⅰ』は最後に私にお礼を言いながら、あっさり部屋から連れ出されあっという間に姿を消しました。
「短い間だったけど、いろいろお世話になりました。」
そう言い残して彼は拘置所に送られ私は一人、また一人部屋に取り残されたのです。3ヶ月の拘留期間に同室になった者が二人いなくなり、他の部屋にいた者も次々と拘置所へ送られ、気が付けば留置署の私がいた房で自分が一番の古株になってしまいました
そして、ここからは自分の初公判に向けて、ようやく時間が進むように感じる日々が続いていきます。
つまらない自叙伝ですが、
お付き合いいただければ幸いです。

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春も終わりに近づき、朝の運動時間に初夏の陽気を感じる季節になってしまいました。
私が逮捕、拘留されてから早くも3ヵ月に差し掛かろうとした頃です。私は初めての裁判(初公判)を控えていました。ちょうどその時期にとうとう『Ⅰ』と離れる日が来ます。

『Ⅰ』の事件は裁判員裁判となっていたらしく、数日前の公判(結審)が最後となり判決を待つ状態だったため拘置所へ身柄が送られる日が決まったのです。懲役5年は免れないだろうと弁護士からも伝えられていたそうです。ようやくこの男と離れられると安堵感があった一方、どこかで可哀そうな気分になったのも確かです。
前回の逮捕で何年懲役を食らっていたのかは聞いていませんが、高齢の母親からも見捨てられ、自身も発達障害を持ちながら既に60歳近くの年齢。次に刑務所から出てくる時、もしかしたら母親は亡くなってしまっているかもしれません。この男は今後どんな生き方をするんだろう???などと、この先おそらく二度と会うことがないであろうこの男に対し、色々感慨深いものがありました

そして、いよいよ送致される日が訪れました。
『Ⅰ』は最後に私にお礼を言いながら、あっさり部屋から連れ出されあっという間に姿を消しました。
「短い間だったけど、いろいろお世話になりました。」
そう言い残して彼は拘置所に送られ私は一人、また一人部屋に取り残されたのです。3ヶ月の拘留期間に同室になった者が二人いなくなり、他の部屋にいた者も次々と拘置所へ送られ、気が付けば留置署の私がいた房で自分が一番の古株になってしまいました

そして、ここからは自分の初公判に向けて、ようやく時間が進むように感じる日々が続いていきます。
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