ただでさえ自分の事件の進展が遅く、拘留が長引いている時に同室となった『I』。
この男は独身。同居している高齢の母親がいるらしいのですが、体調も悪く面会にも来ない。というか、もう見捨てられているようでした。当然、面会も無いので現金等の差し入れも無く、拘留中の買い物も出来ない。
(留置署内では、現金を使って日用品や雑誌、毎日昼食後のおやつ時間に食べるお菓子やジュース等の購入ができます)
普段の行動やこの男の言動にもイライラすることは多かったのですが、おやつ時間に私がお菓子を食べ始めると、いつも恨めしそうに眺めてくるのです。関わりたくないとはいえ、やはり少しの同情心もあって、看守の目を盗んでは少しおすそ分けをしてやったりしました。また、退屈な時間、一日中完全無視を決め込むわけにもいかず少しの会話をしたりするのですが、お互い自身の事件の事は口にしませんでした。
そんなある日、私は嫁との面会で今後の進展が見え始めている事を聞かされました。ようやく僅かな光が見えたことで少し気分が落ち着いたのでしょう。面会を終えて部屋に戻った私は、『I』に声を掛けていました。
事件の事を軽く訪ねてみたのです。女性への暴行や猥褻行為で逮捕された事。同様の事件を犯し前科がある事は聞いていたのですが、詳細を聞いたのはこの日が初めてでした。『I』は薄ら笑いを浮かべ、事件の事を語り始めたのですが・・・
この話がまた私をイライラさせ、ストレスの原因となります。
その話は次回に続けます。
つまらない自叙伝ですが、
お付き合いいただければ幸いです♂️
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