訳が分からぬまま刑事3人に囲まれて
約20分後、市内の警察署へ到着しました。
地下の駐車場で車から降ろされましたが、
この時点ではまだ逮捕される前の容疑者。
手錠をかけらることもなく連行されました。
この日は仕事で、大切な商談を控えていました。
長丁場になると感じた私は、刑事の許可を得て、
勤務先の同僚と上司に電話を入れました。
欠勤する理由は、もちろん現時点では言えず、
「家の急用ができたので・・・」
と、とりあえずは伝えました。
商談予定の取引先には、急遽、前任者の同僚が
代役として出向いてくれることになり、
こんな状況の中、ホッとしたのを覚えています。
そして、いよいよ取り調べが始まる。
と、思いきや、刑事の配慮でしょうか???
朝が早かったこと、まだ私が混乱していたこと、
理由は分かりませんが、おそらく刑事は
まずは私を落ち着かせようとしたのでしょう。
「少し時間があるので一服しましょうか。」
と、言いながら一緒に喫煙所へ。
お互いに煙草を吹かしながら軽く雑談を始める刑事。
私は少しずつ落ち着きを取り戻しますが、
この後の事を考えるだけで不安と恐怖、
そして、人生の崩壊を感じて手の震えが止まりません。
『もちろん会社はクビになるだろう・・・』
『嫁とも離婚する事になるだろう・・・』
『子供たちはこれからどうなるだろう・・・』
『同じ町にはこのまま住めなくなるだろう・・・』
『この先、仕事は見つけられるだろうか・・・』
まだ何も始まっていないのに、頭の中は
悪夢のような想いだけがこみ上げてきます。
「〇〇さん、そろそろ行きましょうか?」
その刑事の声で、目が覚めたような気がしました。
小さな取り調べ室の中は無機質な空間でした。
不定期な更新ですが、続きはまた次回に・・・
つまらない自叙伝ですが、お付き合いいただければ幸いです。
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今もお世話になっている2つの業者さんです。
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この話の数年後、私も経験しましたが、
闇金だけには絶対手を出すのはやめましょう!!
「他所では困難な悪質ヤミ金にも対応!!」
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