シュトロームが挑戦状を突きつける!
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賢者の孫10 不撓不屈の魔王さま (ファミ通文庫) [ 吉岡 剛 ] 価格:702円 |
<何もしてこない魔人たち>
各国に魔人が出現し、急行したシン達ですが、魔人たちは何も危害を加えてくることなく逃げ去ってしまいます……。
<大量の魔物が出現!>
魔人の出現後、旧帝都から災害級の大量の魔物が湧き出してきました!
シンの提案で、アルティメット・マジシャンズの皆で旧帝都を囲むように巨大な土の壁を作り、魔物たちの侵入を防ぎました。
<シュトロームからの挑戦!>
拡声魔法を使って、シュトロームはアルティメット・マジシャンズ達に話しかけて来ます。
『実はですね、私はこの度ある決意をしたのです』
『世界を滅ぼす決意をね』
世界を征服するのではなく、「滅ぼす」と宣言したシュトローム。復讐を果たした彼にはもう、生きる目的が無くなっていました。
シュトローム:『さて、世界を滅ぼすと決めたはいいのですが、このまま私が各国に攻めていっても面白くないんですよねえ』
『一ヶ月の猶予をあげます。その間に戦力を増強させ、一ヶ月後にこのウォルフォード君が作った囲いの中で雌雄を決しようではありませんか』
こうしてアルティメット・マジシャンズは一ヶ月間、シュトロームとの最後の決戦に備えるのでした。
<バイブレーションソードが騎士達へ配られる>
シンの発明であるバイブレーションソードが、シュトロームとの決戦に備えて各国の兵士たちに配られることになりました。
『シンを戦争利用しない』という規約に違反していますが、今は世界の危機なので気にしている場合ではありません。メリダばあちゃんも許可を出してくれました。
ちなみにこのソードの使い方の騎士たちへの指導を、ミランダにもやってもらうことにしました。(シンの提案)
ただの学生であるミランダに、これはあまりにも責任重大な仕事でした。
重責を背負ったミランダ:「ウォ、ウォルフォード君めぇ……」
<他にも日本人がこの世界に来ていたらしい>
シンも普段から使っていた市民証。
これに付与された文字を確認すると、シンも知っている日本語でした!この世界にはシン以外にも日本人がいたことになります。
市民証はマッシータという人物が200年も前に作った技術。しかしこのマッシータという人物の文字は『200年前の日本人』の字には見えません。
シンと同じような時代にいた日本人が、シンよりもずっと昔に来ていたことになります。
<シュトロームとの戦いに向けて>
アルティメット・マジシャンズの皆はシュトロームとの最終決戦に向けて魔法の訓練をしたり、準備をします。
しかし、各々どんな修行や準備、用意をしているのかはぼかされていて不明です。(シンは更なる大規模破壊魔法を身につけた)
「殿下、例の訓練の調子はいかがですか?」
「ああ。概ね習得できたと思う。見てみるか」
「凄いですね……まさか本当に習得できるとは思っていませんでした」
「拙者も、正直無理ではないかと思っていたで御座る」
「そうか? コツさえ掴めば案外簡単にできたぞ?」
次巻に続く
(『賢者の孫』10巻のネタバレ)