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『賢者の孫』10巻の感想・評価。シュトロームとの最終決戦が近い！

賢者の孫 10巻　/　吉岡 剛

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賢者の孫10 不撓不屈の魔王さま （ファミ通文庫） [ 吉岡　剛 ] 価格:702円 (2019/8/29 10:00時点) 感想(0件)

大人しくしていると思われたシュトローム直属の魔人たちが各国に出現！続いて旧帝国から災害級の魔物が大量に出現！
更にシュトロームが、『この世界を滅ぼす』ことを宣言しました！

シュトローム：
『さて、世界を滅ぼすと決めたはいいのですが、このまま私が各国に攻めていっても面白くないんですよねえ』
『一ヶ月の猶予をあげます。その間に戦力を増強させ、一ヶ月後にこのウォルフォード君が作った囲いの中で雌雄を決しようではありませんか』

生きる目的を失い、意味もなく世界を滅ぼすというシュトローム。
最後の決戦に備えるために、シン達はそれぞれ準備を始めます。


おすすめ度　　　　★★★★
ハーレム度　　　　★(ヒロイン確定済み！)
好き・気に入った：★★★
戦闘・バトルの量：★★★
ラブコメ量：　　　★★★★
読みやすさ：　　　★★★★★
(５段階評価)

今回は派手な戦闘があるわけでもなく、ライマックスへ向けての準備の内容でした。
世界の危機が迫っているので、激しい話し合いや大規模な準備計画などが進み、つまらない訳ではなかったんですけど少し物足りなかったかも。

シン以外にも日本からこの世界に転生した人がいるらしいことも分かりました。こんな物語の終盤でそんな設定を持ち出してくるってことは、これがシュトロームとの戦いに影響するんでしょうか？
あるいは、シュトロームを倒しても終わりじゃないとか……。ちょっとこれは分かりません。気になります！
ダーム国がシンに対して当たりがキツかったり、何か企んでいるような描写があったり。なんだかシュトロームとの決戦だけでは済まなそうな雰囲気は気になります。

アルティメット・マジシャンズの皆は、それぞれシュトロームとの最終決戦に向けて準備をしていますが、それぞれ何をしているのかは分かりません！ぼかされて書かれています！
なので次の巻で皆の秘策が明かされるのが楽しみです。例えばオーグは何か新しい魔法を習得したようですが、どんな魔法か分かりません。とても気になります。

次が最終巻になるかもしれません！
ここまで追ってきた作品なので、しっかり最後まで見届けようと思います。