ネタバレ注意!
5巻のネタバレ:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか5巻のネタバレ・荒筋
3巻のネタバレ:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 3巻のネタバレ・荒筋(ミノタウロス再び!)
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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか4 (GA文庫) [ 大森藤ノ ] 価格:669円 |
<レベル2!新アビリティと新スキル習得!>
エイナさん;「ベル君、冒険者になったのいつ?」
ベル:「一ヶ月半前です!」
エイナさん:「一ヶ月半で、LV.2〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!?」
ギルドの周囲がざわつきます。エイナさんが叫び声を上げてしまったことで、ベルが異常な短期間でランクアップしたことが周りに知られてしまいました!
この世界でレベルが上がるには、ステイタスを上げるのは勿論、危険を乗り越えてある種の『偉業』を成し遂げなくてはいけません。
ベルは先日、Lv.2相当のモンスターであるミノタウロスを倒したことが『偉業』と見做されて、ランクアップの資格を手に入れたのでした!
しかしベルは、厳密にはまだレベル2になっていません。
ベル:「実は、ちょっとエイナさんの意見を聞かせてもらいたいんですけど」
「その、『発展アビリティ』のことで……」
『発展アビリティ』というのは、既存の『基本アビリティ』に加えて発現する能力。レベルのランクアップ時に追加される可能性があり、基本アビリティよりも特殊だったり、より専門色が強いアビリティが多いです。
どんなアビリティが開花するかはその人の行動次第ですが、凄まじい勢いで成長し、努力してきたベルは、なんと3つのアビリティの中から、好きなものを選べるようです。(『発展アビリティ』は、ランクアップ1回につき1つしか付けられない)
ベルはどのアビリティを選ぶべきか、エイナさんに相談しに来たのでした。
3つの選択可能なアビリティは以下の通り。
『耐異常』:毒などを防ぐ
『狩人』:対モンスター用。一度倒したモンスター相手に能力が上がる。貴重で人気の高いアビリティ。
『幸運』:???
3つ目の『幸運』というのは、今まで誰にも発現したことのないレアアビリティ!エイナさんにもどんな効果があるのか分かりません。
ちなみにヘスティア様のお勧めは『幸運』。しかし『狩人』もとても強力なアビリティで、冒険者は発現可能であるなら、まずこのアビリティに飛びつきます。しかもこのアビリティはLv.2に上がった時にしか入手不可。今後このアビリティを習得するチャンスはもう来ません。
ベルは迷った挙句、誰も持っていないレアアビリティ、『幸運』を選択しました。
更に、ベルに《スキル》も発現!
【英雄願望(アルゴノゥト)】
・能動的行動に対するチャージ実行権
これもどんな能力か分かりづらいですが、実際に使ってみると【ファイアボルト】のチャージ撃ちができました!
撃つまでに時間はかかりますが、威力はかなり上がるようです。
ヘスティア様:「ボクの勝手な見解を言わせてもらうよ。君のそのスキルは、逆転の力だ」
「自分より強大な敵を打ち倒すための力……どんな窮地も覆す可能性を持った、言っちゃうなら資格かな」
「馬鹿みたいに英雄に憧れる子供が、英雄になるための切符さ」
「その一撃に全てを賭けて、その一撃に全ての力をそそぎ込む。圧倒的な力の不条理に対して、そのたった一つのちっぽけな力で、逆らうんだ」
「君が手に入れたものは、『英雄の一撃』だ」
<神会(デナトゥス)で付けられる二つ名!>
レベル2になった冒険者たちには、神様達から悪ふざけで『二つ名』が贈られます。
ヘスティア様は、ベル君に無難な二つ名を付けてもらえるよう、決死の覚悟で神様達の会合へ向かいました。
ベルに付いた二つ名は【リトル・ルーキー】。
ヘスティア様は見事ベル君に無難な二つ名をつけてもらうことに成功しました!!(でもベルはもっとカッコイイ名前が良かったようで、やや不満そう)
<新しい仲間が欲しい>
『豊穣の女主人』にて。
リューさんとシルが、ベルのランクアップを祝ってくれました。リリも同席。リューさんは、ベルがこのままダンジョンの中層に入ることに対しアドバイスをくれました。
リューさん:「上層と中層は違います」
「各個人の能力の問題ではなく、ソロでは対処しきれなくなる。中層とはそういう場所です。アーデさんがどれほど助力できるのか私は分かりませんが、クラネルさん一人では、モンスターやダンジョンの地形に対応が追い付かないでしょう」
どうやら仲間を増やさないことには、これ以上ダンジョンを進むことは難しいようです。
<新しい仲間!>
ベルがミノタウロスを倒した時、鎧が無残に壊されてしまったので、新しい物を買いに行きました。
店に入ると、真っ赤な髪のヒューマンの男が店員と言い争っていました。
ベルはそれまで着ていた鎧、『兎鎧(ピョンキチ)』がとても気に入っていたので、同じ製作者の鎧は無いか尋ねます。
ベル:「ヴェルフ・クロッゾさんの作品って、今は売られてないんですか……?」
しんと静まり返る店内。
赤毛の男:「ふ……うっははははははははははは!? ざまぁーみやがれっ! 俺にだってなぁ、顧客の一人くらい付いてんだよ!!」
自分の制作した防具が店内で不当な扱いを受けていることに抗議していたこの男こそ、ベルの愛用していた鎧の製作者。ヴェルフ・クロッゾでした!
ヴェルフ:「どうせだから名乗っておくぜ、得意客一号。俺はヴェルフ・クロッゾ。【ヘファイストス・ファミリア】の、今はまだ下っ端の鍛冶師だ」
ヴェルフは鍛冶師ですが、レベル2に上がらないと『鍛冶』のアビリティが手に入らないので、ダンジョンに潜ってレベルを上げる必要がありました。
ヴェルフとベルは直接契約を交わし、共にダンジョンに潜る仲間となりました!!
後で判明しますが、鍛冶貴族の『クロッゾ』というのは有名な名前らしく、強力な魔法を放てる『魔剣』を作れる一族のようです。
ヴェルフも魔剣を作れるようですが、彼には魔剣を作る気がありません。
ヴェルフ:「俺は魔剣が嫌いだ。使い手を残して絶対に砕けていく」
「俺は、魔剣が大っ嫌いだ。あれの力は人を腐らせる。使い手の矜持も、鍛冶師の誇りも、何もかも。少なくとも、俺達(クロッゾ)の打つ剣はそうだ」
その後、ヴェルフ、リリ、ベルの3人でダンジョンで攻略。ヴェルフはレベル1の冒険者の中では上位な程度の戦闘力でした。
また、ヴェルフはベルが倒したミノタウロスの角から新しい短刀を作ってくれました!
<クエスト×クエスト(短編)>
4巻に収録されている短編。
ヘスティア様の友神ミアハのファミリアは弱小で、借金を抱えていました。
借金をしている相手は同業者の神であるディアンケヒト。ミアハとディアンケヒトはどちらもポーションなどの薬を調合し、販売しています。
ミアハ・ファミリアからのお願いで、ベルとリリはダンジョンへ行き薬の材料を取ってきました。
やがてディアンケヒトが作れなかった、傷と精神力の両方を回復する『二属性回復薬(デュアル・ポーション)』の調合に成功!
ミアハ・ファミリアはこの薬品を開発したおかげで借金も帳消しとなり、復興していきます。
<女神へのカンパネラ(短編)>
4巻に収録されていた短編。
ベルがヘスティア・ファミリアに入って間もない頃のお話。
(『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』4巻のネタバレ・あらすじ)