電撃文庫のライトノベル「エロマンガ先生」のネタバレをしていきます。内容を知りたくない人は読まないよう注意!
2巻のネタバレ:エロマンガ先生2巻ネタバレ!(ストーリー概要)
1巻の感想・紹介:エロマンガ先生 1巻の感想・紹介!(引きこもりヒロイン!)
「エロマンガ先生」の詳細!
<妹のピンチ!>
和泉正宗(いずみ まさむね)は高校一年生にしてライトノベル作家として家計を支えていました。(ペンネームは「和泉マサムネ」でほぼ本名)
マサムネは自分のペンネームや本のタイトルでエゴサーチができないタイプのラノベ作家です。
母親と父親はいませんが、妹の紗霧(さぎり)と二人で暮らしています。
紗霧は引きこもりで部屋から出てきません。正宗はもう1年も紗霧の顔を見ていませんでした。
マサムネの書くライトノベルの挿絵を担当しているイラストレーターは「エロマンガ」といい、皆からはエロマンガ先生と呼ばれています。
(必然的にマサムネが書く本の表紙に「エロマンガ」という名前が載ってしまいます!)
エロマンガ先生はとてもエロティックなイラストを描いてくれる人ですが、マサムネはこの人の正体を知りませんでした。
ある日。
紗霧の部屋の前に夕食を置いてから、マサムネはエロマンガ先生のウェブ配信を見ていました。
(エロマンガ先生は、お面を付けてイラストを描く様子の動画を生放送で流しています)
先生のイラストの出来は相変わらず良かったものの、なんとエロマンガ先生はイラストを描いた後、ウェブカムの切り忘れてそのまま着替え始めてしまいました!
先生の部屋の様子が画面に映りますが、その部屋の奥にはなんと、さっきマサムネが紗霧に作ってやった夕食が映っていました!
エロマンガ先生が(まさかと思いつつも)妹だとアタリを付けたマサムネは急いで紗霧の部屋に急行!
妹の着替えが全国配信されてしまう最悪の事態を避けることができたのでした。
<一年ぶりに紗霧と再会!>
ここ1年間、開くことの無かった紗霧の部屋。(お風呂とかは入ってるらしいが、正宗にはその姿を見せない)
その部屋が開き、1年ぶりにマサムネは紗霧の顔を拝むことができたのでした。
紗霧がエロマンガ先生。
正宗が和泉マサムネ。
お互いが実は仕事仲間だということが分かり、兄のマサムネはやっと妹と顔を合わせることができ、後日には普通に兄妹らしいやり取りもあったのでした。
「あまりにも家にいるから、兄さんって友達いないんじゃって心配してた」
「余計なお世話だ!」
「友だちも彼女もいないから、友情や恋愛描写に説得力がないのよ」
「お、お前だって、戦闘シーンの挿絵描くのヘタクソじゃねーか!」
「なっ!」
「い、言ってはならないことを……そ、それは、兄さんの書き方が分かりづらいせいもあるから!」
「ていうか資料見て描けよ! おまえのイラスト、銃の構え方とかマジありえないから!」
<神野めぐみ登場!>
妹、紗霧のクラスのクラス委員、めぐみが和泉家にやって来ました。紗霧とめぐみは中学1年生です。
友だち作りが趣味のめぐみは、学校に来ない生徒がいることを気にしていたようです……。
紗霧はめぐみと会おうとはしないものの、和泉家に上がってマサムネと楽しくおしゃべりを始めました。
めぐみは小悪魔な言動でしばしばマサムネを誘惑してきますが、マサムネはそれには(ちょっとしか)動じません!
めぐみ「あたしに反応しないなんて、おにーさんのおちんちんは、使い物にならないんですねっ」
中学一年生とは思えない、不純異性交遊を具現化したようなめぐみ。二人の会話が聞こえているのか、紗霧の部屋から『ドンドンドン!』という荒々しい床ドンが聞こえてくるのでした。
<山田エルフ登場!>
担当編集の神楽坂さん:
『全部ボツね』
『どれもうんこだったよ。 いま土曜日だから、週明けまでに新しいの持って来てねー』
1シリーズを完結させたマサムネですが、彼の書いた新作の案は全てボツにされてしまいました……。
マサムネ:「俺にはボツという台詞が『お前の子供はデキが悪いから殺すわ』と聞こえる」
マサムネは気合ですぐに新作案を書きあげ、週明けの学校帰りに編集部へ持ち込むことになりました。
そこで出会ったのが人気ライトノベル作家、山田エルフ先生です(美少女!)
山田エルフはどうやら自分の挿絵をエロマンガ先生(紗霧のこと)に描いて欲しいようで、神楽坂さんとモメているようでした。
山田エルフ「特別にわたしの次シリーズ、あんたのところで書いたげる! それならいいでしょ!」
神楽坂さん「え? ダメですけど?」
山田エルフ「えっ、なに? よく聞こえなかったわ。オリコン一位のわたしが、史上最高の美少女ラノベ作家であるわたしが、裏切り者の汚名を被ってまで! この出版社で書いてあげてもいいと言ってるのよ? こんな破格の条件、これを逃したら未来永劫ないわよ?」
……どれだけ自己評価が高いのやら……。
エロマンガ先生はマサムネのラノベのイラストレーターです。マサムネが山田エルフに見つかり、エロマンガ先生を説得するように言われますが、マサムネは嫌がるのでした。
帰宅後。紗霧の部屋の前にて。
「見捨てないでくれぇぇぇぇえぇぇええええぇぇぇ!」
紗霧は何のことか分かりませんでしたが、マサムネはエロマンガ先生(紗霧)をエルフに取れらないよう、一層執筆業に力を入れていく事を誓うのでした。
(紗霧はたまに部屋の扉を開けてくれるようになりました!)
紗霧:そ、それと……これからは、自分の下着は自分で洗うから。兄さんは絶対に触らないで」
<めぐみと山田エルフ、再び!>
ピンポンピンンポンピンポンピンンポン!
めぐみ「いーずみちゃーん! あーそーぼーっ!」
マサムネ「いーやーよー」
兄のマサムネが代わりに返事をしながら、めぐみを迎えました。
なんとめぐみはクラスの皆を引き連れて和泉家にやってきたのでした!皆で「「学校にこよー」」などと騒ぎ立てたのでマサムネはこれを大慌てで止めたのでした。
めぐみは良かれと思ってやったことですが、紗霧へのダメージが大きいためクラスの皆は解散。
めぐみとの会話はやがて、和泉家のお隣の家の話になりました。
マサムネ「昔、偉い作家さんが住んでたんだけど、病気で亡くなっちまったんだってさ」
「空き家とは思えないくらい綺麗なもんだろ?遺族の人が管理してるんだと」
和泉家のお隣の家は幽霊が出るなど悪い噂が絶えません。
そんなことを説明していると……
めぐみ「なるほど、幽霊屋敷ですかぁ……白いドレスの幽霊…… って、アレのことでしょうか?」
マサムネ「やめろよそういうの!」
めぐみは冗談で言ったのではなく、どうやら本気のようです。
その後紗霧のダメージを確認するために部屋に行ってみると、今度は紗霧が「お隣の家からピアノの音がする」と言って来ました!耳を澄ますと確かにピアノの音が聞こえます……。
……勇気を出してお隣のカーテンを覗いてみると、そこには何故か『全裸でピアノを弾いている山田エルフ先生』がいたのでした……。
ピンポーン
山田エルフ「誰! 原稿ならないわよ!」
マサムネ「回覧板でーす」
山田エルフ「はあ? ……なんだ……そのへんに置いておきなさい」
マサムネ「山田さーん。ちょっとお伺いしたいんですけど、なんで裸でピアノ弾いてたんですか?」
『な!』
ぶちんっ! がたんっ! どんどんどん――ガチャ!
エルフ「こんの覗き魔ぁ――っ!」
「って、え!? 和泉マサムネぇっ!?」
編集部で見た時のようなロリータ服を着て山田エルフ先生が出てきました。
(こうして和泉家の隣に、山田エルフ先生が引っ越してきたのでした……)
その後、山田エルフがお隣からおもちゃの弓矢を放って来たり、勝手に入ってきたり、エルフの裸を見た事が紗霧にバレたり、マサムネがエルフの大ファンだということを告白したり……
そして、エロマンガ先生の挿絵は、マサムネとエルフがそれぞれ原稿を書いて、それをエロマンガ先生に読んでもらって決めてもらうことになりました。
(山田エルフ先生は紗霧がエロマンガ先生だと、まだ知りません)
以降、マサムネ、紗霧、エルフは仲良くなって、しばしば交友することになります。マサムネがやる気マンマンの超速筆家なのに対し、山田エルフは遊んでばっかりで全然仕事をしないのでした……。
<エルフVSマサムネ、決着!>
マサムネとエルフが原稿を書き上げました。
まずはマサムネとエルフがお互いの原稿を読み合います。
エルフが書いた小説はエロマンガ先生がイラストレーターを務めることを前提にした内容で、とても面白いものでした。
ふとマサムネがエルフ(マサムネの原稿を読んでる)を見てみると、ブチギレた表情で一心不乱に原稿を読んでいたのでした――。
マサムネが書いたのは紗霧とマサムネをモチーフにした妹物のライトノベル。主人公が血の繋がっていない妹に恋をしてしまう話でした。これを読んだ山田エルフはすぐに紗霧がエロマンガ先生だと看破!
あっけなくエロマンガ先生の正体がバレてしまったのでした……。
エルフ「ねぇ、ショックを受けてところ悪いんだけど。で? どうするの?」
マサムネ「どうする……って」
エルフ「そのラブレター、妹に読ませるんじゃないの?」
「うわあああああああああああああああああああああああああああああ!」
その後、マサムネの熱狂的な妹へのラブレター(新作の原稿)を紗霧に見せ、やっぱり紗霧にマサムネの思いはバレてしまったのでした……。
紗霧「兄さん」
「私、好きな人がいるの」
マサムネ「―――――― わかった」
こうしてマサムネは、紗霧を「妹」として愛していく事を決めたのでした。
以上、エロマンガ先生、1巻のネタバレでした!
「エロマンガ先生」の詳細!