今回は 魔法少女育成計画restart(後)の紹介と感想です!これはシリーズ3冊目となります。
魔法少女育成計画restart(後) [3冊目] / 遠藤 浅蜊
おすすめ度★★★★
ハーレム度――(登場キャラ全員女性)
お気に入り★★★
restart(後)のネタバレ: 魔法少女育成計画restart(後)のネタバレ!「魔王」の正体が発覚!
4巻: 魔法少女育成計画episodes(4冊目)の感想!それぞれの生活が描かれた短編集!
2巻: 魔法少女育成計画、2冊目!(restart前) またしても行われるデスゲーム!
<紹介>
強制参加のデスゲーム、『魔法少女育成計画』。マスター、そして魔法の国の強大な権限と力の前に魔法少女たちは対抗する術を持ちません。
理由も分からず何者かに殺害されたワンダーマスクを皮切りに、何者かが魔法少女たちを襲います。一体誰が犯人なのか皆が疑心暗鬼。人数の足りなくなったパーティーも解散・再編成。
大混乱の中、1人、また一人と消えていきます。
異様に高額な賞金、このゲームの目的は一体何なのか。誰が何の目的で魔法少女を殺すのか――。
謎が謎を呼び、何も分からず不安な魔法少女たち。
シリーズ続編も遂に完結です。
(1冊目で出てきたスノーホワイトも登場!)
<感想>
はい、やっぱりこんな結末!予測はしていましたが……やっぱり……(泣)
人が何人も死んでいるのに普段は意外と和気藹々としています。明るい空気も漂いつつ、ゲーム外のリアル世界での微笑ましい生活の描写なども入りつつ、彼女たちが死んだ時になんというか、「上げて落される」感じを味わうことになるんですよ。タチが悪い!
1つ注意点。
このシリーズはミステリとしてはダメです。後になってから「実はさっき言ってた事は嘘で、実はこうでした」と勝手に設定が変わります。
「みんなが生き残れる仕様にしてる。魔法少女たちが勝手に殺しあってるだけ」といった発言があったと思いますが……完全に殺し合い仕様じゃないですか……。
ゲームのルールも、魔法少女の能力も作者さんが勝手に変えてくるので、推理小説として読むのには適さないです!犯人を自分で推理していきたい人は注意。ある程度推測はできますが。
魔法少女たちが血まみれになる姿ってなんとも言えない感慨を覚えます。なんていうんでしょう?ある種の『背徳感』に近いんでしょうか。一応は正義の味方なので血みどろの殺し合いなんて普通なら「絶対にあってはいけない状況」です。
それを平然とやってしまうんですからこの作者さん(遠藤浅蜊さん)、本当に怖い人です。
それでは今回はこの辺で。また次の記事でお会いしましょう!
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