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2021年05月16日

弱キャラ友崎くん 6巻のネタバレ・あらすじ クリスマス会も兼ねた文化祭が来る!

『弱キャラ友崎くん』6巻のネタバレ・あらすじ。文化祭の準備開始!

弱キャラ友崎くん 6巻 / 屋久 ユウキ

弱キャラ友崎くん6巻みみみ.jpg

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<1 大きなイベントの裏にはそれぞれの思惑がある>

・アタファミで、初めて友崎が日南に1回だけ負けました。

・前の5巻で、日南は紺野エリカをひどく追い込もうとしていました。やりすぎだと思った友崎がそのことを日南に尋ねると、彼女なりに思うところがあるらしく、日南は紺野エリカに対して激しく怒っていたようでした。
――――――
「私は『正しくて』『自分を貫いている』花火のことが好きなの。紺野エリカが平林さんにいやがらせをはじめたとき、それを計算もなく、自分の言葉で、みんなの前で愚直に指摘して見せた花火の強さを見たとき、ほんとうに美しいと思った」

「だからそれが理不尽に蹂躙されたとき、許せないと思った。花火が『もう逃げたい』と漏らしたのを聞いたとき、そんなことがあるべきではないと思った」

「だから私はその状況すべてを壊すために動いたし、徹底的に紺野を蹂躙しようとした」
――――――

・文化祭の時期が近づいています。
――――――
先生:「つーことでそろそろ、文化祭だなー。今週あたりから放課後に準備も始まるから、クラスごとの出し物をなにがしたいか、考えておいてくれー。例年どおり他校の生徒や来賓の方も多くくるだろうから、そのつもりでな」

「本番は十二月二十二日。例年どおり、文化祭兼クリスマス会ってことで、終業式の日に行われるからなー。各々最後の遊びと思って気合を入れるように。そこからはもう勉強漬けだからなー」
――――――
友崎の通う高校の文化祭は、クリスマス会を兼ねた大掛かりなもので、かなりの賑わいを見せます。
しかし、友崎は去年の文化祭のことを覚えていません。ずっと友達がいなかったため、友崎には文化祭の思い出がありませんでした。
それを聞いたみみみは「今年は絶対、楽しい文化祭にしよーね!」と希望に満ちた口調で言ってくれました。

<2 お使いクエストをやるだけでもレベルは上がっていく>

――――――
日南:「――風香ちゃん、みみみ、優鈴、花火。そのなかであなたがいま付き合いたいのは、誰?」

「それとも――私?」
――――――
日南の指導の下、友崎が付き合いたい女子を決めていくことになりました。
現在、友崎は気になっている女子はいるものの、決めきれずに困っている状態です。そもそも『付き合う』とはどういうことなのか、そもそも弱キャラである自分が誰かを選ぶだなんておこがましいのではないかと、友崎は自分の心に整理がついていない状況です。

そして日南は、『付き合いたい女子は二人以上いることが望ましい』と言い、友崎はこれに反発。しかしすぐに言いくるめられ、友崎は自分が誰と付き合いたいのか、学祭の準備をしながら慎重に考えることになります。

――――――
「いい? 恋愛っていうのは『人の感情』なんていう不安定な要素を存分に使った戦いでしょ? 余裕がなくなってしまえば感情が乱れるし、感情が乱れれば行動も乱れる。行動が乱れるとそれが相手に伝わってしまって、関係が交代する。だから恋愛において、自らの平常心を戦略的・理性的に維持することは、最も重要と言ってもいい項目だわ」

「――恋愛が、特に付き合う前の段階でうまくいかなくなるパターンの大半はね。いつの間にかその相手しか見えなくなって、その相手を失うことを必要以上に恐れた結果、弱気で媚びるような気持ち悪い行動をとってしまうことにあるのよ?」

「恋愛っていうのはね――複数の相手を同時に攻略していったほうが、むしろ難易度が低くなるのよ」

「『自分は他にも相手がいる』と思えるだけで一歩俯瞰した視点が得られるし、行動にも余裕が生まれる。だから冷静な判断をすることができる」
――――――

・クラス内での交友関係を深めるため、友崎はInstagramを始めさせられ、そこに載せる写真を撮る課題を出されました。
[課題]
・中村修二、竹井とのスリーショット
・メガネをかけている水沢孝弘
・変顔をしている夏林花火(たまちゃん)
・アイスを食べている泉優鈴
・これまで喋ったことのない女子二人以上が写ったショット
・ラーメンを食べている七海みなみ(みみみ)
・菊池風香とのツーショット
――どれも難問で、明らかに課題のハードルが上がっています。

・友崎は、文化祭の実行委員になりました。
実行委員は男女4人ずつで、男子は友崎、中村、竹井、水沢。女子はみみみ、泉優鈴(いずみ ゆず)と他女子二人。

・文化祭の出し物は、友崎が提案した『漫画喫茶』の案が通りました!
友崎のクラスは漫画喫茶をします。

・泉優鈴が、文化祭実行委員の委員長になりました!

・漫画喫茶以外にも、ステージ上でクラスで何らかの出し物をすることが決定しました。




<3 妖精が住む森にはだいたい大切なアイテムが落ちている>

菊池さんが小説を書いてきたので、友崎は読ませてもらいました。内容は、5つのお話が入った短編集です。ただ、最後のお話だけは未完成でした。

友崎は菊池さんの書いた小説が気に入って、後日菊池さんに感想を伝えます。
友崎はとくに、未完成だった最後の作品が気に入りました。「最後の短編は、アンディ作品を読んだときの感覚に、似てたのかなって!」と言うと、菊池さんは感極まって泣いてしまいました。
菊池さんはアンディ作品の空気感やキャラクターが好きで、そこを目指して小説を書いています。なので友崎に『アンディ作品に似ている』と言われて嬉しかったようです。

友崎は菊池さんに提案しました。
「ねえ、菊池さん」
「この、最後の短編を使って、さ」
「――クラスの演劇の脚本、書いてみない?」


<4 他種族の住む村は主人公だけじゃ入れなかったりする>

クラスの皆に、菊池さんの短編『私の知らない飛び方』を少し読んでもらいました。(未完成ですが)
「なるほど!」「いいと思う!」「本格的!」「まあ、うん」「小説っぽい!」など好意的な反応が得られ、菊池さんの脚本で演劇をやることが決まりました!

クラスの皆と協力して文化祭の準備をしている時、写真クエストの『これまで喋ったことのない女子二人以上が写ったショット』をクリア。

別日。
友崎のバイト先の後輩、成田つぐみの学校の文化祭に、水沢と行きました。女子校です。
水沢はぐみの女子校でナンパをして回って、友崎はナンパテクを教わりました。
水沢は日南のことが好きです。しかし水沢は女子校でナンパしています。友崎がそれについて問いかけると、
「うーん……いや、あのさ。別に俺はいま日南と付き合ってるわけじゃないんだぞ?」
と言い、そしてモテる男の条件について教えてくれました。
(ついでに写真クエスト、『メガネをかけている水沢孝弘』も撮影できた)
――――――
水沢:「――モテてるやつが、モテる」

友崎:「いや、身も蓋もないな?」

「モテてると市場価値みたいなのが高く見えるし、ほっといたら他の人に取られちゃうんじゃないかって焦りにもつながるだろ? そーいうふうに、モテてるとさらにモテるようになって、モテスパイラルに突入する」
――――――

・菊池さんとの脚本の打ち合わせで、写真クエスト『菊池風香とのツーショット』を撮影成功。

クラス演劇の準備が進みます。
演劇の脚本がある程度できたので、登場人物たちの演者を決めていきます。
・鍵屋の息子、リブラ
・王女でリブラの幼馴染、アルシア
・外界を知らず、飛竜の育成係として隔離された孤児の少女、クリス
それぞれ菊池さんがキャラのイメージを言って、配役が決まっていきます。
アルシア:
「優秀で、頭の回転が早くて……言葉に力がある人、ですかね」
→すぐに演者は日南に決定!
リブラ:
「リブラは……好奇心が旺盛で、人と距離を詰めるのが上手くて……」
竹井「俺だよなぁ!?」
「それでいて、頭のいい……」
「お、俺じゃないよなぁ……」
→水沢に決定!
クリス:
「クリスは怖がりだけど、素直で天真爛漫で、ちょっと子供っぽい女の子……ですかね」
→たまちゃんに決定!

菊池さんは、少年リブラは、アルシアとクリス、どちらの女の子とくっつくのか決めかねているようです。
――――――
「――菊池さん個人としては、どっちを選びたいと思ってるの?」

「それじゃ、だめだと思うんです」
「物語としてどうするべきか、キャラクターたちをどこに連れていってあげるのがその世界にとって理想なのか。そのことを考えないといけないと思っていて……だから、迷っているんです」

「友崎くんはいま、好きな人とか、いないんですか?」

「もしも、です。もしも、自分にとって大切な人が二人以上いたとして――」
「自分には、そのどちらかしか選べないのだとしたら――」

「――そのとき友崎くんは、どうやって一人を選びますか?」

「たぶん、正直に答えるなら……」

「そもそも俺は――自分は人を選べるような立場にない、って思っちゃってる」
――――――
これが友崎が、日南に誰を選ぶのかと聞かれ、答えを保留し続けた大きな理由でした。
心の奥底に染み付いた弱キャラ根性。
『自分は選ばれる側でもないし、ましてや選ぶ側なんてもってのほか。
自分が誰かを選ぶなんて、自分の責任で他人の人生に関わっていくなんて、できない。してはいけない。
自分は自分の人生にしか責任が持てない。』
そういう思想が友崎の中には強くありました。

しかし友崎のこの感覚は、すぐに否定されることになりました。

みみみと一緒の帰り道で、友崎はみみみから好きだと告白されました!
――――――
「怖がりのくせに思い切りがあって。自分のやりたいことに一直線って感じで。なんかね、私がやりたくてもできないことを、そのままやって見せられてるって感じがして、すごいなって思うの」
「……そうか」

「私は、友崎のそーいうところが、好きなんだからね」
「え……」

「……あーっ! いま好きってそーいう意味の好きだと思ったでしょ!?」
「い、いや……!」

「――ま、そーいう意味の好きで、あってるんだけどね?」
「え?」
「じゃーね!」
――――――

<5 選択肢の前で迷い続けても物語は進まない>

みみみに告白されたことは、すぐに水沢にバレてしまいました。
そして、自分のことを過小評価してとぼけていた友崎は、水沢に叱られてしまいました。
――――――
「そうやって自分の弱さを言い訳にして、他人の期待とか好意から目を背けんのは、お前の悪い癖」

「――お前さ」

「前も言ったけど。いつになったらそーいう自虐やめるんだよ?」
――――――
「それにお前さ。考えたことあるか?」

「もし、お前のことを好きなやつがいたとしてな」

「――お前が自分を下げてるとき、お前のことを好きでいてくれてるやつは、悲しんでんだよ」
――――――

友崎は水沢の言葉をしっかり受け止め、『自分は選ばれるような人間じゃないし、人を選ぶなんてもっての外』という弱キャラ根性を否定し、誠実に現状を受け止めました。

みみみは自分のことが好きだったのだと、友崎はしっかりと事実を受け止めました。

(『弱キャラ友崎くん』6巻のネタバレ・あらすじ)
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