10巻で起こった出来事をまとめていきます。
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・前:9巻のネタバレ・あらすじへ。
<プロローグ>
前回、『2年B組の桐生慧輝は二股をかけている!』という告発文が、証拠写真と共に掲載されてしまいました!(生徒会長選挙のピンチ!)
そして一方、乾直也先輩の「ぼくと恵ちゃんが釣り合うわけないもんね」という言葉を聞いて、鬼塚恵は自分が失恋したと思い込んでしまいました。その結果……。
慧輝:「その髪、どうしたんだ?」
恵:「あー、これっすか……」
「昨日、盛大に失恋しちゃったんで、勢いで切っちゃいました」
恵はトレードマークだったふわふわの長い髪を、面影も残らいないほどばっさりと切ってしまいました!
<第一章 ヒーローにスカートを求めるのは間違っているだろうか>
慧輝に二股疑惑がかけられた後、今度は彩乃さんが嫌がらせを受けるようになりました。生徒会室のドアにメモ書きが挟まっていて、そこには『選挙を辞退しろ。さもなくば、次は藤本副会長の顔に練乳をぶっかけて写真をバラまいてやる』と書かれていました。
これに対抗して慧輝が彩乃の女装をして犯人をおびき出した結果、犯人は恵の所属する漫研の後輩だと分かりました!
恵は後輩が暴走した責任をとろうと会長選挙を辞退すると言いましたが、彩乃さんが引き留めました。
藤本彩乃:「わたしは気にしてないし、責任を取ってほしいとも思ってない」
「鬼塚さんとは、正々堂々と戦って決着をつけたいから」
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<第二章 世界の中心でフェチを叫ぶ>
・新聞部に頼んで、『慧輝は二股なんてかけていない』という内容の記事を書いてもらい、彼の二股疑惑は無事に納まりました。
生徒会長選挙当日。
最後の演説で、恵はいきなり「リア充は爆発しやたれえええええええええええええええええっ!!」と叫び、自分が失恋したこと、校内でイチャイチャしているカップルを恨めしく思った事などを告白しました。
恵:「だから、私が生徒会長になった暁にはこの学校を恋愛禁止にします! 横暴だとか、時代錯誤だとか、そんなのは関係ありません! 横暴上等! ただただ校内でイチャイチャしてるリア充が羨ましくて、見るに堪えないからそうするんです!」
恵の演説は一定の共感を得られましたが、最終的には彩乃が選挙に勝利。
藤本彩乃が次期生徒会長に決まり、更に彩乃さんは鬼塚恵を副会長に任命!恵はこれを受け入れて副会長になることになりました。
・選挙の後、恵は乾直也に告白され、二人が両思いだと分かりました。しかし恵はこの告白を一旦拒否します!『さんざん恋愛を禁止するって言ってたのに、選挙で負けた直後に彼氏を作るとか、応援してくれた人達に示しがつかないじゃないっすか……』といい、断りました。
しかし、2週間経ってほとぼりが冷めたら二人はお付き合いするようです。(笑)
「二週間か……意外と早くないか?」
「彩乃さんも早いと思った」
「ぼくも、正直一ヶ月くらいは覚悟してた」
「だ、だって……っ!」
「それ以上は、私のほうが我慢できそうにないし……」
(ついでにこの後、恵が重度のメガネフェチだったと発覚。やっぱり女性キャラは全員変態のようです)
<第三章 事情を知らないクラスメイトがグイグイくる>
生徒会長選挙のことばっかりで頭がいっぱいだった慧輝ですが、全く勉強をしていないまま期末テストの日が迫っていました!
慧輝は彩乃さんに頼んで勉強を教えてもらい、そのことをSNSで彩乃さんが呟き、それを見た紗雪先輩も慧輝の家で勉強を教えたりしました。
期末テストの結果は、慧輝はまずまずの成績でしたが、クラスメイトの真緒が酷い点数で落ち込んでいました。
真緒:「桐生のおちん●んが頭から離れなくて勉強に集中できなかったの!」
女子たち:「「「おちん●ん!?」」」
・慧輝は鬼塚恵から、乾先輩の件でお礼を言われ、恵から恋愛のアドバイスをもらいました。
恵:「まあでも、もしも桐生氏に好きな子ができたら、誤魔化したりしないでちゃんと気持ちを伝えたほうがいいと思います。そうじゃないと、私とナオ君みたいにこじれちゃいますから」
<第四章 変態じゃない。ただのヒロインのようだ……>
恵:「参考までに、桐生氏はどんな女の子がタイプなんですか?」
慧輝:「うーん、そうだな……普通に清楚な子かな」
↑↑↑
この何気ない会話が聞かれてしまい、紗雪先輩、唯花ちゃん、瑞葉、真緒の4人は変態性癖を封印。クリスマスの日に向けて慧輝の気を惹くため、書道部の女子たちは普通の女の子としてふるまうようになりました!
(紗雪先輩だけは、穿いてる白パンツを見せて清純アピールするという失敗をしていた)
書道部の女子たちは危険。しかしクリスマスに一人ぼっちでいるのは寂しい。そんなジレンマを抱えていた慧輝を長瀬愛梨がデートに誘い、慧輝はこの誘いを受けました!
<第五章 唯花ちゃんはデートしたい!>
クリスマス当日。
慧輝は長瀬とデートするはずでしたが、待ち合わせ場所に行くと、そこには唯花がいました。
愛梨からメールが届き、そこには『しっかり唯花をエスコートしてくださいね? ファイト♪』と書かれていました。
「長瀬さああああああああん!?」
結局クリスマスは唯花とデートをして、水族館で乾・恵ペアと翔馬・鳳ペアと遭遇したりしながらデートを楽しみました。唯花はドSキャラを封印し、慧輝の好きな清純キャラをずっと演じていました。
まるで普通の女の子のようです。
<エピローグ>
クリスマスデートの帰り道。
慧輝は、唯花から好きだと告白されました
「……雪だ」
「綺麗ですね」
「そうだな」
「……慧輝先輩?」
「ん?」
「唯花ね、慧輝先輩が好きです」
「え……」
「あ、先に言っておきますけど。冗談とか、ライク的な意味の好きじゃないですよ? 今の好きは異性として好きって意味です」
そして最後。唯花は更に大きな発言を投下します。
「――ね、慧輝先輩?」
「今日の唯花は、先輩が好きな可愛い女の子でいられてましたか?」
「唯花は、慧輝先輩が好きだから……だから、もし……もしも先輩が、他の誰かじゃなくて唯花を選んでくれるなら――」
「唯花は、普通の女の子になってもいいです」
(『可愛ければ変態でも好きになってくれますか?』10巻のネタバレ・あらすじ)