Re:ゼロから始める異世界生活 21巻 / 長月 達平
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<あらすじ>
水門都市での魔女教大罪司教たちとの戦いが終わりました。死者や巨大なハエにされた人々、『名前』を奪われた人などは出てしまいましたが、『強欲』を討伐して『憤怒』の捕獲に成功。陣営を超えた共闘によって被害は大分抑えることができました!
スバルは『名前』を奪われた人々を救うため、『賢者』がいるというアウグリア砂丘へと向かいます。アウグリア砂丘は魔獣の巣窟であり、濃密な瘴気が漂う危険な場所。ラインハルトでさえもここは突破することはできませんでした!
『名前』を失ったユリウス、そしてスバルの愛するレムの眠りを覚ますため、アナスタシア(に憑りついている人工精霊の襟ドナ)の先導で『賢者』に会いに向かいます。
<感想・評価>
<5段階評価>おすすめ度 ★★★★
ハーレム度 ★★★
好き・気に入った:★★★★
戦闘・バトルの量:★★★★
ラブコメ量: ★★★
読みやすさ: ★★
<感想>
希望と絶望のバランスがちょうどいい感じでした。 正直、私はこのシリーズを読んでて嫌な気分になることがあります。でも今回は最後まで嫌な気分にならなかったです。大罪司教など頭のおかしい、話の通じない人があまり出なかったのが大きいのかも?
今回はスバルたちが理不尽に襲われるのではなくて自分たちの方から死地に向かった形なので、何が起こってもしょうがないです。自分の方から危険な場所に来たんですから、言ってしまえば自業自得。
話の通じない大罪司教に訳も分からず殺されてた時は読んでてムカムカしましたが、今回は読んでいてあまり嫌な気分にはなりませんでした。まだ始まったばかりですが、私はこの第六章は好きかも。
レムに関する記憶が無いのにラムはレムの事を大事にしたり、ユリウスはスバル以外に忘れられている状態で旅の仲間になったり、アナスタシアは偽物だったり、敵だったメイリィを仲間に加えたり……。なんだかもう、キャラ同士の人間関係が複雑。とてもややこしい人間関係になりました。基本的にはスバルたちの味方っぽい人が多いですが……。
沢山の人の記憶が消えたり、腕を無くした人がいたり。あちこち欠損しまくってます。もうぐちゃぐちゃです。
久しぶりに登場したロズワールがやっぱり胡散臭い!(この人本当に分からない) そして、このロズワールとベアトリスが気になる会話をこっそりしていました。
ロズワール:「大罪司教を一人倒した。スバルくんの中に、これで二つ目が入ったはずだ」
ベアトリス:「……候補は、スバル以外だっているはずなのよ」
「だが、どれも彼より近くも重なりもしない。つまらないお為ごかしはやめたまえ」
「――これ以上は、やらせないかしら」
――スバルは倒した大罪司教の能力を使えるようになってます。ベアトリスとロズワールはこのことに関して何か知ってるようです。ベアトリスがスバルに隠していたのが意外でした。(スバルとベアトリスはめちゃくちゃ仲が良いので) 一体スバルに何があるというのか……。
今回、スバルたちが8人のメンバーで『賢者』を求めて旅に出ました。今までキャラが多くてゴチャゴチャした話が多かったですが、ここからは出てくるキャラが限られててスッキリ読みやすくなってます。私はこんな感じの方が好きかも。
この21巻では『賢者』には会えませんでしたが、それでも第六章スタートの巻でいきなり目標地に到着できてしまいました!意外なハイペースでしたが、賢者には会えず旅の終わりが見えません。『賢者』は一体どこにいるのやら……。
『Re:ゼロから始める異世界生活』21巻の感想・評価
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