モグゾーがいた頃などの過去の短編が中心ですが、現在のユメ(やランタ)の話も入っています。ユメの話は本編につながる所なので、番外編と思って読み飛ばさない方が良いかもしれません。
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灰と幻想のグリムガル level.14++ もし君とまた会えたなら (オーバーラップ文庫) [ 十文字青 ] 価格:745円 |
<正義と正義>
(マナトがまだいた頃の話)
ランタがモグゾーの料理している姿を見て、気に食わないと難癖付けて来ます。(モグゾーはランタの料理当番を代わってくれているのに)
ランタがモグゾーに料理勝負を挑みます!審査するのはマナト、ユメ、シホル。ハルヒロは進行役。ランタは相変わらず卑怯なやり方で勝とうとしますが、もちろんモグゾーの勝利。
<昨日までのわたし>
仲間を死なせてしまったばかりのメリィの話。ミチキ、オグ、ムツミの3人が死んでしまい、メリイの性格は変わってしまいました。
生き残った仲間のハヤシはメリイの事を気にかけて、声を掛けたり手を尽くしてくれますが、結局メリイは一人、フリーの神官となり、他のパーティの臨時メンバーとして仕事をするようになりました。
やがてハルヒロ達のパーティに入り、あまりにも冒険者に向いていない彼らを見て愕然。ハルヒロ達と仲良くする気はありませんが、彼女なりに仕事に徹することにしました。
――わたしはあの子たちの仲間じゃない。でも、仕事はできる。神官として、わたしはわたしの仕事をする。あの子たちがなんとか明日を迎えられるように。あの子たちが、こんなふうに仕事しかできないわたしに嫌気が差すまで。それまでは仕事をしよう。わたしにはそれしかないから。他にはもう何も残っていないから。
<お楽しみはこれからだ>
デッドスポットを倒した後の話。30ゴールドを、ハルヒロ、ランタ、モグゾー、ユメ、シホル、メリイで山分けしました。
モグゾーが、手に入ったお金でデッドスポットの使っていた剣を仕立て直したいというので、ハルヒロが同行。そして意外にも、メリイもついて来ると言い出しました。
メリイがまだどういう人なのか分からず、なんだかギクシャクした会話が続きます。メリィのお茶目(?)な部分、怖い一面などが見られました。
<月下に吠ゆる私は狼>
モモヒナと一緒に修行に出たユメのお話。
ユメの乗っていた船は嵐に遭い、ユメとモモヒナは難破。無人島へ漂着して2年半が過ぎていました!
その間もユメとモモヒナは修行を続け、二人の格闘術はかなり上達しました。
ある日、ユメが海の向こうに帆船を発見。三眼人が乗っていたその船を制圧し、そこから海の旅を続け、モモヒナの仲間のキサラギや、仲間を一人失った(サッサという女が死んだ)レンジと再会。最終的にオルタナの町に帰ってきました!
何年振りかで戻った始まりの地でしたが、敵襲に遭ったオルタナは大分様子が変わっていました。更にハルヒロ達が行方不明だと知ったユメは、ショックのあまり倒れそうになりチビちゃん(レンジのパーティ)に支えられます。
でも最後にユメとランタが再会!
(『灰と幻想のグリムガル』14++[もし君とまた会えたなら]のネタバレ・あらすじ)
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