ダンジョンの悪夢はまだまだ続くようです。
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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか13 (GA文庫) [ 大森 藤ノ ] 価格:658円 |
<カサンドラの予言>
ダンジョンの遠征に参加している【ミアハ・ファミリア】のカサンドラは、夢を通じて未来を見通す能力を持っています。しかし、彼女がこのことを人に話しても信じてもらえません。(お人好しのベルだけは信じましたが)
今回の遠征での、カサンドラの予言は以下の通り。
――――――――――
大いなる災厄が来たる。
近付くこと無かれ其は破滅の化身。触れること無かれ其は万死の託宣者。
母の嘆きが災禍を喚び、絶望が産声を放つ。
幾重もの慟哭を生贄に築かれるは紅き肉の道。
蒼き水流もまた血河へと果て、異形の輩は歓喜する。
奈落の下流は溜まり溢れた骸を押し流し、母に全てを返すだろう。
栗鼠は肉の花を咲かす。
狐は儚く千切れる。
槌は砕かれる。
異邦の武芸者は命を弄ばれる。
血濡れの娼婦は狐の形見を持ち去るものの、数多の爪牙に辱められ、弔われる。
友は悲しみを遺す。
破滅の導き手を約束されし妖精は、逆巻く白き炎を道連れに、過酷を紡ぐ。
そして絶望の檻は棺へと変わり、汝を苛む。
忘れるな。求めし光は蘇りし太陽のもと他にはない。
破片を集め、火を捧げ、日輪の灯火を請え。
心せよ。其は惨禍の宴――。
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栗鼠はリリ、狐は春姫、槌はヴェルフ、異邦の武芸者は命(みこと)、娼婦はアイシャ、友はダフネ、妖精はリュー、白き炎はベル。この予言を誰にも信じてもらえない中、カサンドラは一人、未来を変えるために奮闘していました。(このままでは全員死んでしまう)
<リューの復讐>
今は『豊穣の女主人』で働いているリューは昔、正義の味方をしていた【アレストア・ファミリア】に所属し、悪事を働く【ルドラ・ファミリア】と戦っていました。
しかし、ダンジョン内で抗争をしていた際、大規模にダンジョンが破壊された拍子に『ジャガーノート』と呼ばれる異常な強さのモンスターが出現。ジャガーノートの巨体と反応できないほどの超スピード、そして一撃必殺の爪の威力によって、リュー以外の仲間たちは全員死んでしまいました。
その後リューは正義の味方を辞めて復讐に生きるようになり、悪の組織を片端から潰していき、多くの悪人たちを殺害。
(この時のリューの働きのおかげで、今ではオラリオの街は平和になった)
そして今。
リューはかつての【ルドラ・ファミリア】の生き残りである『ジュラ』という男を追って、ダンジョンの中にいました。
<『ジャガーノート』が再び生まれてしまう!>
ベルはリューと合流し、リューの因縁の相手であるジュラも発見。
ジュラは深層のモンスターである巨大な蛇『ラムトン』を調教(テイム)していて、ベル達とリューにけしかけて来ました。
ラムトンは倒せましたが、ジュラは仲間たちに指示を出し、『火炎石』という爆発アイテムでダンジョンを打規模に破壊。
ダンジョンは不気味な悲鳴を上げ、かつてリューの仲間たちを全滅させた『ジャガーノート』が再び出現してしまいました!
その場にいた多くの冒険者たちが成すすべなく一瞬で、次々と殺されて行き、25階層から27階層まで貫く滝は、冒険者の血で赤色に染め上がりました。
しかしベルは絶望せず、勇敢に戦います。『ジャガーノート』は魔法は一切効かないものの、耐久力は異様に低いことを発見。
『ジャガーノート』の片腕を破壊することに成功しました!
<重傷のベルとリューは深層へ。ヴェルフ達には階層主が>
ジュラは『ジャガーノート』にあっさり殺され、隠れていたもう一匹の『ラムトン』(大蛇)が出現。『ジャガーノート』を討伐できないまま、ベルとリューは『ラムトン』に丸飲みにされてしまいました。
しばらく後、ベルがラムトンの腹を斬って中から脱出すると、そこは深層である37階層でした。(『ラムトン』は地面を掘って、階層を移動する特殊なモンスターです)
また、ダンジョンの怒りに触れたせいか、ベルとはぐれたヴェルフやリリの方にも危機が訪れます。
27階層の階層主、二つの首を持つ双頭竜『アンフィス・バエナ』が出現!ヴェルフたちを襲います。(ヴェルフ、リリ、アイシャ、命、春姫、カサンドラ、ダフネ、桜花、千草など)
(ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 13巻のネタバレ・あらすじ)