2015年06月04日
それまでの常識を打破してきたDANCE@LIVEに学ぶ
しかし少し考えて欲しい。単に(高いレベルとはいえ)走るとか玉を蹴る投げる打つ(例えば野球)は毎日ニュースになってます。それがニュースなら、ダンスもニュースじゃないでしょうか。冷静に考えれば、ただ単に球技で勝った負けたってだけでニュースです。
カリスマカンタローさんブログを読むと、10年前にDANCE@LIVEのFINALはCoastでやります、と宣言したとき、多くの人がはぁ!?と思ったらしい。当時の常識からは1000人を超える箱でダンスイベントなんて「まず無理だろう、非常識だ」だったようです。ほんの10年前、それが今では毎年1万人規模の国技館で開催するのが当然に変わりました。もし今、来年FINALはCoastでやります、と言ったら、はぁ?小さすぎる!おかしいでしょ!?と思われる。ほんの数年前と真逆。
新しいビジョンというのは大体理解されづらい。でも誰もが無理だとか、はなから否定したり、協力しなかったら、何も変わらない。閉塞感や先細りになる。
自分はダンスをする前はスポーツクラブで楽しく汗をかいていました。たまたまそのスポクラでダンスを知り、それがこんなに楽しいとは思ってなかった。(必ずしも万人にとってスポクラよりダンスが上とは言わないが)多くの人の生活や日常の中に、全く新しい楽しさやストレス発散などを大きく盛り込める、素晴らしいライフスタイルを提供できる可能性を持っている。この活力がより仕事を頑張るモチベーションを高めたり、経済を活性化させたり、結果的に良いものを生み出す事に繋がると思う。
例えば仕事の後に飲みにいって愚痴を言ったり、上司におべっかで取り入ろうとする非生産的な浪費や慣習や、その手の業務と関係の無い事で査定が変わるとか無駄以外の何物でも無い(だから居酒屋と喫煙所はビジネスに多大なマイナスだと思う)。そんな事より、ダンスをして発散した方がより頭がすっきりして建設的だと思います。
だからダンスシーンを拡大していく事に対して、肯定的だし、積極的に進むべきと思います。勿論、今までのシーンや先人の積み重ねたものを大事にして、形だけで無いカルチャーを伝えていきながらが理想。
何かをして貰う事が当然、と考えてる人は意外に多い。別に偉い人でも無いのに特別扱いされたがる。しかし0は0のまま。ビジョンを持って行動を起こし0を100に変える、人間は本来その力を秘めていると思います。
特にダンスは発展途上の分野。シーンに対して何が出来るか、どうすれば自分とみんながより楽しめるか、そこを他人から理解されるかどうかとか人目を気にするより、自分が良いと信じた事を小さな事でもいいからチャレンジすれば良いと思う。歴史に名を残す偉人や発明家も、何やってんだあいつ?と理解される事とは無縁な人も多い。それに多くの人が今の常識と信じてる事の殆どは、戦後数十年で出来た事だ。
野球とかがニュースになるのも、スポンサーがいるとか野球をする人の絶対数が多いとか、地域や学校のクラブ活動の代表的存在とか、どうのこうの理由はあるけど、それは逆に全部ダンスにも出来る事だし、少しずつ進行している。単にダンスより先に野球があって流行っていた、それだけじゃないでしょうか。どちらが優劣とか、そんな話ではありません。先日のアライブ優勝高校ではダンス部が学校で最大人数と言っていましたし、野球=最大人気の時代からは移り変わりが見えてきてます。
何気ない日常のダンスだけど、実は今、歴史で言うと産業革命のような非常に面白い時期にいると思います。
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