2015年02月28日
長所しか言わない人間は嘘つき?
こんばんわ、ムラノです。
今回は「嘘つきな人間だとばれてしまう原因」シリーズ最後になります。
前回は「自分から質問しない人間は嘘だとばれる理由」について説明しました。記事はこちら
今回紹介する原因は『前向きなことばかり言う人間』です。
ポジティブ思考の人間とは少し違います。
ポジティブな人間であれば、嫌なことや悪いことを理解したうえで、前向きに考えようとする人間です。
しかし、前向きなことばかり言う人間は、嫌なことや悪い事はあやふやにして、良い事ばかり並べる人間です。
通常、嘘をつくときも、わざわざマイナスな嘘をつこうとは思いません。
マイナスな嘘をつくということは、プラスである自分の評価を下げることにつながってしまいます。
嘘をつく時というのは、自分にとってその嘘がプラスになるときだけです。
嘘をつくというからには相手に信用させようとします。
作り話をする際に、マイナスとプラス両方の偽情報を入れてしまうと、信用されてしまったときに、プラスだけでなく、わざわざマイナスの偽情報まで、相手の頭の中に入ってしまいます。
ですから、マイナスである情報をプラスにできますが、同時に本当はプラスであるはずの情報をマイナスにしてしまうことになります。
ですから、嘘をつくときはプラスの情報だけを教えようとするのです。
仮にプラスの情報を信用してもらうことができなくても、現状は特に変わりません。
嘘を考えるときも、わざわざマイナスな面まで考えようとはしないのです。
偽の思い出の作り話をするときは、必ず楽しい思い出しか話しません。
本当の思い出話であれば、必ず悪い面も出てくるはずなのです。
山に登るのは疲れたけど、山から見た景色は素晴らしかった。
海までの運転は大変だったけど、泳ぐのは気持ちよかった。
必ず楽しさの裏には、それなりの苦労があるはずなのです。
苦労というスパイスがあるからこそ、楽しいと感じることができるのです。
作り話では、そのスパイスが欠けてしまっているのです。
そもそも、作り話ではトラブルが起きないのです。
頭のスケジュール通りに事が進んでいるのです。
ですから、わざわざスケジュールにトラブルまで取り入れる人はいないと思います。
良さを語るときは、悪い部分に続けて「〜けれど、〜だが」といった逆接の後に、良い内容につながるのです。
ポジティブな人というのは、前向きなことしか言わない人ではなく、悪い事や嫌なことを前向きに考える人のことです。
「悪い事があったけれど、前向きに考える」
作り話であれば、マイナスな内容は出てきません。
しかし、すでに確定してしまっているマイナスな出来事、遅刻、失敗、欠席、犯罪、といった内容は嘘を言ったところで、結果は変えることができません。
なので、ここでは言い訳をしてなるべく、マイナス面を小さくしようとします。
この時の作り話は、必ずマイナスな内容が含まれてしまうので、嘘かどうかは見抜けなくなってしまいます。
電車が遅れてしまったのですが、全力で走ってきました。
企画書に不備がありましたが、できることはやりました。
このように、すでに確定しているマイナスな原因を言った後に、プラスな内容を付けたしています。
言い訳は嘘かどうか見抜くのは難しいのです。
以上の話から、嘘をよく言っている人は、日常会話では、前向きなことしか喋らなくなるのです。
面接の自己アピールでも、長所ばかり並べても信用されないのです。
短所と長所両方アピールすることで、信用性が上がるのです。
短所を言わないということは、それだけ長所以上に大きな短所を抱えているのではないのか?と思われてしまいます。
そのように思われてしまうくらいであれば、逆に差支えない程度の短所をあらわにする方が断然よいのです。
長所ばかり言っていると、相手は短所を探そうとしてしまい、長所に意識がいかなくなってしまいます。
次の文はダメな志望動機の例です。
貴社のことは前から知っていて、非常に興味を持っていました。
貴社の商品は素晴らしく、わたくしもいつも使っております。
良いイメージのことしか言っていませんので、信用度が非常に下がってしまいます。
このことが真実であったとしても、相手の心には響きません。
ですから、マイナスなイメージも含ませる必要があります。
それが以下の文章です。
貴社のことは求人を見て初めて知りましたが、非常に興味を持ちました。
貴社の商品を最近初めて使用させていただきましたが素晴らしかったです。
この文章では、「貴社のことは知らなかった」「商品はつかったことがなかった」とマイナスな内容が含まれています。
しかし、代わりに「貴社に興味を持った」ということと「貴社の商品を使用して素晴らしく感じた」ということは信じてもらえるようになります。
良い事ばかり詰め込んでしまっても信用されなければ意味がありません。
ですから、わざとマイナスな嘘を言って、後からプラスな内容をつなげることで信用してもらえるのです。
嘘つきを見抜くときは、相手に何か説明させれば簡単に見抜くことができるでしょう。
その説明に良い内容しか含まれていないのであれば、その説明自体は本当であっても、嘘つきである可能性が高いです。
ポイント
「普段から前向きなことしか言わない人は、嘘つきであるとばれる。」
以上ムラノでした。
次回予告
以前、距離で相手との好感度を測定することができると言いました。
無理やり距離を縮める空間を利用したり、わざと距離を近くしたりすることで好感度が上がると言いました。
しかし、単純に距離が近いからと言って好感度が高いと思い込まないように注意が必要です。
距離が近くても、相手の姿勢や体の向き次第では、好感度の計測が大きく異なります。
これは、次回説明します。
今回は「嘘つきな人間だとばれてしまう原因」シリーズ最後になります。
前回は「自分から質問しない人間は嘘だとばれる理由」について説明しました。記事はこちら
今回紹介する原因は『前向きなことばかり言う人間』です。
ポジティブ思考の人間とは少し違います。
ポジティブな人間であれば、嫌なことや悪いことを理解したうえで、前向きに考えようとする人間です。
しかし、前向きなことばかり言う人間は、嫌なことや悪い事はあやふやにして、良い事ばかり並べる人間です。
通常、嘘をつくときも、わざわざマイナスな嘘をつこうとは思いません。
マイナスな嘘をつくということは、プラスである自分の評価を下げることにつながってしまいます。
嘘をつく時というのは、自分にとってその嘘がプラスになるときだけです。
嘘をつくというからには相手に信用させようとします。
作り話をする際に、マイナスとプラス両方の偽情報を入れてしまうと、信用されてしまったときに、プラスだけでなく、わざわざマイナスの偽情報まで、相手の頭の中に入ってしまいます。
ですから、マイナスである情報をプラスにできますが、同時に本当はプラスであるはずの情報をマイナスにしてしまうことになります。
ですから、嘘をつくときはプラスの情報だけを教えようとするのです。
仮にプラスの情報を信用してもらうことができなくても、現状は特に変わりません。
嘘を考えるときも、わざわざマイナスな面まで考えようとはしないのです。
偽の思い出の作り話をするときは、必ず楽しい思い出しか話しません。
本当の思い出話であれば、必ず悪い面も出てくるはずなのです。
山に登るのは疲れたけど、山から見た景色は素晴らしかった。
海までの運転は大変だったけど、泳ぐのは気持ちよかった。
必ず楽しさの裏には、それなりの苦労があるはずなのです。
苦労というスパイスがあるからこそ、楽しいと感じることができるのです。
作り話では、そのスパイスが欠けてしまっているのです。
そもそも、作り話ではトラブルが起きないのです。
頭のスケジュール通りに事が進んでいるのです。
ですから、わざわざスケジュールにトラブルまで取り入れる人はいないと思います。
良さを語るときは、悪い部分に続けて「〜けれど、〜だが」といった逆接の後に、良い内容につながるのです。
ポジティブな人というのは、前向きなことしか言わない人ではなく、悪い事や嫌なことを前向きに考える人のことです。
「悪い事があったけれど、前向きに考える」
作り話であれば、マイナスな内容は出てきません。
しかし、すでに確定してしまっているマイナスな出来事、遅刻、失敗、欠席、犯罪、といった内容は嘘を言ったところで、結果は変えることができません。
なので、ここでは言い訳をしてなるべく、マイナス面を小さくしようとします。
この時の作り話は、必ずマイナスな内容が含まれてしまうので、嘘かどうかは見抜けなくなってしまいます。
電車が遅れてしまったのですが、全力で走ってきました。
企画書に不備がありましたが、できることはやりました。
このように、すでに確定しているマイナスな原因を言った後に、プラスな内容を付けたしています。
言い訳は嘘かどうか見抜くのは難しいのです。
以上の話から、嘘をよく言っている人は、日常会話では、前向きなことしか喋らなくなるのです。
面接の自己アピールでも、長所ばかり並べても信用されないのです。
短所と長所両方アピールすることで、信用性が上がるのです。
短所を言わないということは、それだけ長所以上に大きな短所を抱えているのではないのか?と思われてしまいます。
そのように思われてしまうくらいであれば、逆に差支えない程度の短所をあらわにする方が断然よいのです。
長所ばかり言っていると、相手は短所を探そうとしてしまい、長所に意識がいかなくなってしまいます。
次の文はダメな志望動機の例です。
貴社のことは前から知っていて、非常に興味を持っていました。
貴社の商品は素晴らしく、わたくしもいつも使っております。
良いイメージのことしか言っていませんので、信用度が非常に下がってしまいます。
このことが真実であったとしても、相手の心には響きません。
ですから、マイナスなイメージも含ませる必要があります。
それが以下の文章です。
貴社のことは求人を見て初めて知りましたが、非常に興味を持ちました。
貴社の商品を最近初めて使用させていただきましたが素晴らしかったです。
この文章では、「貴社のことは知らなかった」「商品はつかったことがなかった」とマイナスな内容が含まれています。
しかし、代わりに「貴社に興味を持った」ということと「貴社の商品を使用して素晴らしく感じた」ということは信じてもらえるようになります。
良い事ばかり詰め込んでしまっても信用されなければ意味がありません。
ですから、わざとマイナスな嘘を言って、後からプラスな内容をつなげることで信用してもらえるのです。
嘘つきを見抜くときは、相手に何か説明させれば簡単に見抜くことができるでしょう。
その説明に良い内容しか含まれていないのであれば、その説明自体は本当であっても、嘘つきである可能性が高いです。
ポイント
「普段から前向きなことしか言わない人は、嘘つきであるとばれる。」
以上ムラノでした。
次回予告
以前、距離で相手との好感度を測定することができると言いました。
無理やり距離を縮める空間を利用したり、わざと距離を近くしたりすることで好感度が上がると言いました。
しかし、単純に距離が近いからと言って好感度が高いと思い込まないように注意が必要です。
距離が近くても、相手の姿勢や体の向き次第では、好感度の計測が大きく異なります。
これは、次回説明します。
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