後悔まるのみっ！

もしあなたが、たばこを吸っているとします。

そして禁煙しようと思ったらどんな方法を取りますか？

おそらく少しずつたばこの量を減らしていって、時間をかけて禁煙を目指すでしょう。

いきなり明日から煙草を全く吸わないように我慢するのは確実に禁煙に失敗しますし、体にもストレスがたまって非常に悪いです。


今まで好きだったことが突然無くなるというのは、精神的にも辛いです。

人間は環境適応能力があり、住む場所が変わったり、仕事が変わったりといった何かが変化することに対してはすぐに対応できます。

しかし、変化でなく、消失した場合はまた違ってきます。

仕事が変わるのではなく、仕事を失ったり、住む場所が変わるのではなく、住む場所を失うということにはなかなかなれないものです。

なぜなら、消失というのは突然であって心の準備も何もないからです。

人間は心の隙間を何かで埋めて生きています。

その何かが変わるだけであれば、心の穴はふさがったままですが、その何かが無くなってしまえば心に穴が開いてしまいます。

心の準備とはその穴が開いても問題がないようにあらかじめ埋めることです。

絆創膏が剥がれるまでに傷を治せば、無くなっても問題ありませんが、傷が治る前に絆創膏が剥がれてしまうと傷がむき出しになってしまいます。

これと同じことです。


恋愛でも失恋は突然やってきます。

予定通りの転職や、予定通りの引っ越しと違い、心の準備ができていません。


では失恋したときはどうすれば早く心の隙間を埋めることができるでしょうか？


すぐに恋人の電話番号やら、写真やらをすべて破り捨てる方がいますが、禁煙と同じで逆効果なのです。

実は、別れた恋人のことの写真を見たり、一緒にいた記憶を思い返す方が早く心の傷を埋めることができるのです。


なぜかというと、いきなり恋人がいなくなったことで心の傷が開いてしまうのですが、恋人の写真を見ることで、その心の傷を一時的にふさぐことができます。

別れたからといっても、会うことが無くなっただけなので、写真を見ればいつでも恋人のことを思い出せます。

禁煙と同じで、早く立ち直りたいのであれば、なるべく別れた恋人のことを考えるようにしてください。

恋人の思い出をすべて捨ててしまうと、余計に恋人とのことを考えたくなりますが、肝心の思い出を捨ててしまったため、鮮明に思い出すことができなくなって余計につらくなってしまうのです。


なので、写真を見る回数を少しずつ減らしていき、最終的に完全に立ち直ることができるのです。


そもそも写真などの思い出のものを見ることで、別れた実感があまり感じなくなるという効果もあるのです。

なので、結果的には自然消滅のようにあまり傷つかずに失恋できるわけです。


失恋したあなたも試してみてください。


失恋はやけにならずに、少しずつ味わってください。


ポイント
「失恋は一気に味わうものではなく、少しずつ味わっていくようにする」



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