サイクル&フィットネス

今回は前回の続きです。


自転車に乗って走り始めるとある変化があるかどうか
少し気にしてみてください。

もちろん足を使っているわけですから、それなりに
筋肉痛やらがあって当然です。

これらの小さな変化はすべて効果を上げていることで
もあるのです。

もしまったく変化はないいうのであれば、自転車で走る
速度が、つまり運動強度が低いということです。

これは前にも書きましたが、買い物をするために自転車
に乗るというような強度では効果は現れません。

もしこの程度の強度で効果を出そうとするのなら、二時間
以上、できれば三〜四時間くらいは走ってください。
低強度が悪いわけではありませんが、効果を求めるのならば
それなりの時間を走らないと効果はありません。


また逆で、短くてもそれなりの（今できる最高強度で）速さで
走ると効果は早く現れてくるということになります。

例えば長い坂道があればそれを利用するとか、人のいない
安全な道路があれば全力走行を繰り返すとかいろいろと
方法はあります。

ストップ＆ＧＯ──止まっているようなスピードから一気に
トップスピードまで加速するのを何度か繰り返すという方法
もあります。

これは初心者にはきついですが、効果はあります。

また傾斜のきつい坂道を上るときは、スピードを出そうと
すると立ちこぎになりますね。

立ちこぎでかまいませんから、身体を捻ることを意識して
坂道を上ると腹筋や広背筋なども一緒に鍛えられますから
効果的です。

正確にはダンシングといって立ちこぎとは違うのですが、
初心者の方はただの立ちコギでかまいません。

でも、初心者はそれほど長く立ちこぎできないと思います。

すぐに座ってしまうということは、それだけ足腰が弱って
いた訳ですから少しでも長く立ちこぎできるようにトレーニング
すれば効果が現れるということにもつながります。

どれだけ自分の足腰が弱っていたかも実感として分かりますから
距離が伸びるだけで、足腰の強さを取り戻していることが実感
として感じられると思います。

たぶん脚だけではなく、足首や、時には肩が痛くなったり筋肉痛
になったりして、どれだけ弱っていたかが分かると思います。


そして走っていると風景が変って気持良く感じませんか。
これが自転車トレーニングの最大のメリットです。

苦しいのをじっと堪えてやるトレーニングは、初心者の
方には長く続きません。

テレビの通販でいろいろな器具を買っても、少しやって
すぐに使わなくなるのもこのためです。
またやりたいと思わないようでは初心者では辛いのです。

でも走ることの爽快感を知ってしまうと、また次も走りたいと
いうようになってくるのです。
気分が晴れて爽快になるのも効果のうちですから。

この自転車トレーニングを、週に二〜三回は続けてほしいですね。

そして注意してほしいのは、車道を走ってください。
スポーツ自転車は車道を走るものです。


また夜に走る方は必ずライト、点滅ライトで良いですから
使ってください。
普段、ロードバイクに乗っていると夜でも無灯、オマケに逆走
してくるなど傍若無人の自転車があまりに多いです。

何度も危ない目にあっていますのでこれは絶対に守ってくださいね。



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