脱トレーニングの恐怖 | 安静という神話: サイクル&フィットネス

2015年01月05日

脱トレーニングの恐怖 | 安静という神話

「お正月の過ごし方」

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

さて、お正月ならではのタイムリーな話題を少し。
下の記事を読んでください。
　
記事の一部を転載させていただきました。
──「タニタの健康応援ネットからだカルテ」より。

『　ゴロ寝2日で･･･1年分も衰える？宇宙空間にいるのと同じ？
　この時期ならでは、の楽しみのひとつでもある（？）ノンビリ
　寝正月、私も大好きなのでダメ！なんてとても言えませんが（笑）、
　何事も幸せなことはほどほどに･･･という例に漏れず、この幸せに
　浸りすぎてしまうとちょっとコワイ変化がおきてしまうのです。
　まずは筋肉。横になって寝ている状態って、とってもラクですよね。
　身体の筋肉をほとんど使っていないからです。これは筋肉にかかる負荷と
　しては無重力の宇宙空間にいるのと近い状態になります（宇宙空間
　の無重力状態におかれた人体の水分移動や身体組成変化を探るため
　に、実際に被験者を何日間も寝たままの状態にした実験や研究も行
　われています）。ほとんど使われること無くゴロンと投げ出された
　ままの筋肉は当然衰えて行きます。ちょっと寝ていたくらいで
　「衰える」なんて大げさな、と思われるかもしれませんが、いえいえ、
　コレが大げさではないのです！人間（成人以降）の筋肉は、ごく普通
　の日常生活だけで過ごした場合、平均的に1年間で1％ずつ衰えると
　いう調査結果があるのですが、寝たきりを続けると、なんとたった
　2日でそれと同じ1％の筋肉が衰えてしまうのだそうです。
　また、宇宙空間にいる宇宙飛行士の筋肉は1日で1％衰えるそうなので、
　筋肉に関しては「寝たきり2日間」＝「1年分の衰え」＝
　「宇宙空間1日分の衰え」ということになります。「寝たきり」と
　「ゴロ寝」はちょっと違いますが、これに近い状態であることは確かです。
　骨にもほとんど重さの負荷がかからないので、数日間では微量ですが
　骨量も確実に減っているはずです･･･。たった2日で1年分も衰えて
　しまうなんて、こ、こわいですよね　』

さて、これはなにもお正月だから起こる現象ではありません。
普段からこういう生活をしていると同じですし、入院して
ベッドで横になってばかりいるとさらにひどくなります。

またこうやってダラダラ生活をしている女性が、ダイエット
なんてことをいう場合が多いですね。
こんな状態でダイエットしたりしたら、間違いなく骨粗鬆症
になってしまいます。

筋肉を使わないと筋量が減るだけではなく骨も脆くなって
しまうのです。

こんな生活ですが、思い出されるのは子供の頃の近所の
おばあさんやおじいさん達です。
元気にしているなと思っていたら入院して、入院すると
元気になって帰ってくるどころか皆死んでしまいました。

子供心に病院は人を治療するところではなく、人知れず処分する
処理場ではないかと感じていたときがあるくらいです。

元気になつて戻ってきた人を見たことがありません。
昔はリハビリという運動療法もなかったですし、とにかく
ベッドに寝て安静という方法が一般的でした。

今思えばこれが結局、死を早めることにつながっていた
のでしょうね。
とくに高齢者は動きたがりません。
それは今でも同じです。

でも、そういう生活を送っているとますます死に近付いている
というわけです。
安静にしていれば元気になれると信じられていますが、実は
逆です。

体を動かせるようになれば積極的に動かさないと筋肉を使わない
ので筋量が減る。
ますます動けないようになって悪循環に陥ってしまうのです。
こうなってしまうと後は死ぬのを待つだけで、自ら進んでそういう
坂道を転がり落ちて行くようなものですね。

病院ではそういうことは言いません。
それは勝手に動かれて倒れたり怪我でもされたら責任問題に
発展するからです。

医者も病院も責任を取りたくありませんから、分かっていても
そんなことを患者に伝えたりしませんね。
移動は車椅子だとかでいろいろと看護してもらう訳なんですが、
それはみかたによっては患者のためになっていないのです。

でもこういう完全看護が良い病院と信じられています。
病状がひどくて動けなければしかたありませんが、動けるように
なれば少しでも自分で動かないと。

リハビリにしてもしっかりやってくれる療法士さんはたいてい
患者から嫌われます。
患者はとにかく動きたくないというのがあって、自ら治療を遅ら
せているし、自ら身体を悪くしている実態があります。
つまり自らにとても甘いのです。

とくに高齢になってくれば動かないことは死へ近付いているといって
も過言ではありません。
でもみなさん嫌がりますね。
自分の親もそうでしたし、同じ年代は例外なく動きたがりません。

誰が言ったか知らないけれど安静にしていれば回復するんだと根拠もなく
信じ込んでいました。

また食べるものも同じでお粥が一番体によいと信じて疑って
いませんでした。
これは今でも同じです。

とくに昔の人たちは「お肉」は身体に悪いと信じてしましたから、
殆ど白米中心の食事です。
実際に親戚にもそういう人がいました。

ですがそういう人たちは実年齢よりもすごく老けて見えました。
今の６０代、７０代ではマラソン大会に出場する人までいます。

ですが昔の人は６０代に届かないのにかなり老け込んでいる人が
沢山いました。
大人になってから実年齢を知ってそんなに若かったのにと、何度も
驚かされたことがあります。

「お肉」が万能とはいいませんが、「肉食」をする人はとても
長寿であるのは間違いありません。
またいつまでも元気でエネルギッシュです。

但馬牛・三田和牛専門店ミート・マイチク

オリーブの島のお肉屋さん

身体を動かすことと、高タンパク食を心がけていることは
健康の秘訣と言えるのではないでしょうか。
安静にしていれば元気になれるなんてことは、絶対にありません。

ただそういう風に信じ込んでいる人はとても多いですが……。
これは動かしがたい神話のように強固な考えです。

母が亡くなるまでの約一ヶ月、泊まり込みで病院で看護したことが
ありました。
ここに書いている出来事はすべて実体験です。
長くいたので余っている病院食をごちそうになったこともあったのですが、
今思い出せばあの食事では筋量を減らすだけだと分かります。

また友人から得た情報ですが、親戚の叔母さんが長期入院されて
食事も栄養士のメニューに従っていました。
卵は一日、半個。
一個では身体に悪いといわれたそうです。

ですが身体があまりにもしんどくて、一日に卵一個を食べる
ようにしたらみるみる元気を取り戻したそうです。
この方の家系は医学関係ですから、疑ってかかったのでしょうね。
医者の常識は間違っていることも多いのを知っていた。
これが良かった。

たった卵一個のことですが、これほど肉体的には違うです。
医者の言うことがみなただしい訳ではありません。
彼らの言葉の中には、先に書きましたように責任回避という
ものが含まれていますし、栄養学とスポーツ医学に精通している
訳ではありません。

自分の専門分野以外のことは知らない先生はとても多い。
医学知識は広いですからとても一人でカバーもできません。

それに最近の医学の進歩は昔の間違った常識をドンドン覆して
います。
ですが、信じ込まれている常識はなかなか訂正されない。
実体験として体験すればすぐにでも分かるのですが、多くの場合は
都合良く使われ続けています。

もちろん新しい説がまた変ってくることもありますが、
信じられているのは自分たちに都合がよい定説であると
いうことです。

とくになんとしても動きたくない、楽したいが人間の本音ですから
この説はとうぶんの間変らないと思いますね。

今も昔も変らない説が一つだけあります。
それは健康と長寿の秘密は、良く動きよく食べよく眠ると
いうことです。
これだけはこの先も変らないでしょうね。

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