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2019年12月21日

振る舞い


 今朝のことです。バスに乗っていると横に70代くらいの男性が座ってきました。私は左の窓側。

 私は会釈もなしに、当然のように座ってくるのがイヤなんです。
しかも、どんと尻を落とします。もうこの時点で私はピッと、少々キレています。
すると何でしょう。懐をまさぐっているのか何かわかりませんが左ひじを振り上げています。

その振り上げた肘が、私の頭のすぐ横です。
間違っても肘鉄は喰らいたくないので、こっちも右ひじで応戦しました。
すると男性は
「ごめんなさい。」
と。

私はまたしても“やりすぎた!”と思いました。反省しても遅い。
しばらくバスが走ると、また男性は
「ごめんなさい。」
といいます。

何かと思ったら、私の横にある降車ボタンを押そうとしています。
降車ボタンを押す手は私の前を右から左へ横切るのです。
私は会釈して、男性はボタンを押します。

“ごめんなさい”は少し大げさだと思います。
“すいません”とか、“ちょっと失礼!”でも良いと思います。
しかしそれが本当だと思います。または“押してもらえますか?”でも。

ただ、もし私が肘で応戦しなかったらどうだったのでしょう。
男性は何も言わずにボタンを押したかも知れません。


 昨夜のことです。
帰りのバスで私は進行方向へ向かって右の窓側に座りました。
隣に40歳くらいの女性が座ってきました。またも会釈はありません。

会釈なしで隣に座ってくる人はきっと、空いている席だから座りました。
そのくらいしか考えていないのでしょう。
しかし先に座っている人の隣にあとから座るのです。

会社の食堂や休憩室でもそうです。
相席になる場合、私は必ず先に座っている人に
「ご一緒してよろしいですか?」
と声をかけます。でも、何も言わず座ってくる人もいます。

引越しは越してきた人が近所に挨拶すると思うのです。
バスの座席もこれと同じだと思うのですけど。

 私は隣の女性が先に降りるのか注視していました。
案の定、女性の手が降車ボタンを押そうと、私の前を左から右へ。
前にもありましたが、私は左手で女性の手をブロック。右手で代わりに押します。

女性は平然とバスを降りていきましたが、何もなかったとは思えません。
どう思ったでしょうか。

でも女性は手をブロックされたのだから、私が何か快く思わなかったことは伝わったと思います。
それが私の前に手を伸ばしたことだと気づいたかどうか、それはわかりません。

前は若い男性でした。位置関係はまったく同じで、あのときはボタンに伸びてきた男性の腕を左手で振り払い私がボタンを押しました。そのとき男性は
「すいません。」
と言ったんです。
どこまでわかったのでしょう。

このように、降車ボタンを押すときに隣に座った人の目前に手を伸ばす必要があるのはバスの構造上の問題です。だから多少、他人に失礼を働いたって仕方ない。
そんな考えが根付いてしまったのでしょう。

だからかわかりませんが、新しいバスは降車ボタンが二人掛けの座席、背中の裏に付いています。
それも真ん中に。これなら座っている人はどちらも押すのに失礼はありません。
早く普及して欲しいのですが、根付いたものは戻らないかも。












posted by CSおじさん at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 通勤
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