私の世代は中学校時代にフォークギター、高校になるとエレキギターが流行りました。
フォークギターでは“風”の“22歳の別れ”、“松山千春”さんの“季節の中で”など。
高校になると、ヘヴィメタルが爆発的に流行りました。
ヘヴィメタルはバンドが主体で、ヴォーカルよりもリードギターが主役です。
だから“リッチー ブラック モアズ レインボー”とか、“マイケル シェンカー グループ”など、リードギターを弾く人の名前がそのままバンド名になることが多くありました。“ヴァン ヘイレン”なんか、まさにそれですね。
当時高校生だったギター小僧たち(私もそれです)には、必ず贔屓(ひいき)のギタリストがいました。
すると贔屓にするギタリストの自慢や、ライバル視されるギタリストの、けなし合いが始まります。(笑)
“リッチーブラック モアズ レインボー”の“リッチーブラックモア”さんを贔屓にする人は、“マイケル シェンカー”さんを、
「マイケル シェンカーは(左手の)小指を使わない。」
とけなします。
私は“リッチーブラックモア”さんよりも、“マイケル シェンカー”さん贔屓だったので、快く思いませんでした。
今にして思えば、どっちも世界レベルでプロのギタリストであり、誰か他の人が作った曲を演奏するコピーバンドではありません。
コピーバンドであれば小指を使わない、使えないのなら技術が足りないと言えるのでしょうが、“マイケル シェンカー”さん自らが作った曲なら小指を使わなくたって、それは世界に受け入れられた曲なんだから、
「それが何か?」
ということだと思います。
さて、さっきまで今日のネタが定まらず、YouTubeを散策していたらちょうど“リッチーブラックモア”さんの代表曲といって良い歌と、“マイケル シェンカー”さんの東京でのライブ動画があったので貼ります。
もし興味があれば時間のあるとき、ご覧ください。
どちらも2016年のライブです。
(YouTube :Purple Snake 1968)
これは“リッチーブラックモアズ レインボー”の“ハイウェイ スター”です。
当時はこのギターソロが“速弾き”だと、もてはやされました。
そのクライマックス部分、「タカタカ タカタカ タカタカ タカタカ」× 2
これが、お年を召されたからか、「タララ タララ タララ タララ」× 2
と、16分音符が3連符になっています。
ギターをお分かりの人には、「タカタカ タカタカ タカタカ タカタカ」× 2 なら32回ピッキングするところ、
「タララ タララ タララ タララ」× 2 になって、それもハンマリングの3連符だから、ピッキングは8回です。
ずいぶん、省略されちまったものです。
また、高校時代、
「〇〇は、フレットを削って奥行きを出している。」
と誰かが言っていました。
この動画を見ると、〇〇はリッチーブラックモアさんだったのかと思います。
確かにフェンダー、ストラトキャスターはフラットが高くないので、削っていたのでしょうか。
しかもそのフレット、拘りなのか、珍しくマホガニーですね。
何しろびっくりしたのは、年を召されたリッチーブラックモアさん、もともとストラップが短く、ギターを高く構えるタイプでしたけど、それがもっと高くなって
「バタやん(田端義夫)か?」
と思う程になっています。
(YouTube :Prog Masters II)
これはマイケル シェンカーさんのライブです。
ギブソンの“フライングV”を世に広めたのはマイケル シェンカーさんだと思っています。
この動画だと特に小指を使っていないのがよくわかります。
確かにマイケル シェンカーさん、数年前に新聞の広告で見ました。
Zepp Sapporoでライブをするという広告を。
2016年だったのかと思います。
ただ、Zepp Sapporoは約2,000人収容です。ステージも狭い。
世界的なギタリストであるマイケル シェンカーさんがそのステージでプレイするのかと思うと興ざめしてしまいました。人気のピークから、もう40年近い歳月が過ぎたとはいえ残念。
もうひとつ、今日の記事とは関係ありませんが、先日いいなと思った動画を貼ります。
私にとって能動的に聞きたい曲ではありません。しかしYouTubeなどで見かけるとつい、聞きたくなる曲。
(YouTube :aki-929)
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