コールセンターおじさんのブログ

以前に大手通信会社の受信をしていたときです。

インターネットの開通工事に、開通業者が伺います。
NTTからの派遣会社でしょう。

住所から家の所在地を事前に調べて訪問します。
これはしっかりと特定しなければならず、特に公営住宅のように戸建てであっても、同じ建物がいくつも並んでいる場合には東から何軒目とか、コンビニから南方向へ何軒目というように、絶対的な場所を把握しておく必要があります。

例えば右へ何軒目という、相対的な場所では特定できないこともあるため、具体的にコンビニに向かって左方向に何軒目といった確認が必要になります。

さらに、表札があるか ないか。なければ工事の当日だけでも表札を出していただくようにお願いします。
表札を持っていない場合には、メモ紙に苗字を書いて、玄関でもポストにでも貼っておいて下さいとお願いしました。

ところが、そのお客様は根性があるのか、表札を出していただけませんか？
と聞くと、
「表札ねぇもん！」
では、メモ紙でも貼っていただけませんか？
と聞くと、
「めんどくせぇもん！」
と言います。
若いお客様でした。

そのお客様は公営住宅なのか、聞けば同じ建物が並んでいると言います。

では、何で家を特定できるのかと尋ねたところ、家の前には車を停めていて、その車が目印だと言います。
では車は何ですか? と聞くと、

「黒のマジェスタ！」

はぁ、
それが言いたかったのかと。(笑)
若い人にとっては、きっと自慢でならない、クラウン マジェスタ。

そのために、表札もメモ紙も拒んだのかと、、、

そのお客様にとって、車が何よりのステイタスだったんですね。