2018年10月18日
ある意味すごい人
とうとう、すごい輩からの電話を受けました。
「輩」といっても女性だったのですが。
私は電話を受け
「○○○○センターの○○でございます。」
と名乗りました。
すると、
「○○○○さん、お願いできますか?」
という。
私はてっきり、いつもの取次ぎが難しい指名入電かと思いました。
でも、違いました。
その女性は続けてこう言います。
「携帯にかけてもつながらなかったので、聞いていた職場の番号に電話しました。」
と。
どうもその女性の目的は、我々業務上の用事ではなく、あくまで私用の電話だったようです。
しかし、、
いくら聞いた電話番号といえ、フリーダイアルです。
私のしている業務のような受付け用のフリーダイアルなら、「職場の番号」とはいえない。
そのこと、わからないのでしょうか?
事実、私のコールセンターには身内からの連絡用に市外局番から始まる、普通の電話番号があります。
これは今まで勤めてきた、どこのコールセンターにも共通したことです。
この番号を身内にだけ知らせるのです。
だとしたらなぜ、その女性は普通の電話番号を知らなかったのでしょうか。
いくつか考えられますね。
また、その女性の言う、○○○○さんは男性名でした。
・その男性が連絡用にある、普通の番号を知らなかった。
これは通常、考えられません。
・「俺の職場はフリーダイアルなんだぜ!」
という自慢が入っている。
・受付用 = 業務上の電話番号を公私混同している。
いずれにしても常識ないです。
なにせ、業務上のフリーダイアルを私用に使ってはいけません。
どこのコールセンターでも、業務上の会話は録音しています。
なぜか。
言うまでもなく、
もし訴訟問題に発展したら、証拠として提出できるようにです。
そんな大切な電話番号に、私用の電話を架けてくるというのはもってのほか。聞いたことがありません。
もしかしたら、その二人はカップルなのでしょうか。
わかりませんが、カップルだとして不自然な流れではありません。
もし、公然とした用事であれば「せめて伝言を。」となったろうと思います。
何か、本当にプライベートの話だったのではないかと思います。
でもその会話は「録音」されるのです。
また、先日
2018/10/16「コールセンターの通信インフラ」
にも書いたように、私のいるセンターは全国、数か所に分散しています。
だからフリーダイアルに架けてきた電話は、どこにつながるか、つながるまでわかりません。
受信に使用している電話機にはナンバーディスプレイが付いています。
私は札幌市で受けていますが、ちなみにナンバーディスプレイに表示のある市外局番は関西地方でした。
関西の人が札幌の勤務先に私用の電話、、、というのは通常、考えられませんから、きっと、
その女性は同じ関西地区にいる、もしかすると彼氏に電話したのかも知れません。
ある人は、このご時世だから、フリーダイアルからかかってきた電話には出たくないという。
だから私のいるセンターから折り返しで架ける電話番号を教えてくれと。
しかし、そんな番号など決まっていません。
固定から架けるのか、担当者の携帯から架けるのか。
でも、それはそれで警戒し過ぎだと思います。
かといって、録音されているフリーダイアルに、もしかしたら彼氏かも知れない相手に指名入電というのは、あまりにも常識がないというか、ある意味、すごい人だと思いました。
実際のところ、現実はわかりません。
でも、このことで昔やっていた保険代理店で扱った、ある事故のことを思い出しました。
私のお客様が、接触事故を起こしました。
相手は女性で、彼氏が同乗していたといいます。
ケガがあるかどうか。
なければ物損事故。あれば人身事故で後日、実況見分が必要です。
相手は片道3時間くらいの街の人でした。
実況見分には当事者の立ち合いが必要です。
物損事故だともし、当事者がケガをしていても治療代は支払われません。
万が一を考えれば、人身事故にした方が被害者の立場として安心です。
お互い、被害者になり得るのですが。
そして相手は人身事故にしたいと言いました。
なんと、実況見分に彼氏も同伴させたいといいます。
それは良いとして、なんとその日、彼氏の休業補償をして欲しいというのです。
今から20年くらい前の話。
世の中には非常識な人がいるものだと感じたときでした。
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/8212035
この記事へのトラックバック