予定はもともとあったのでしょうが、私の耳には入っておらず、仲の良い同い年の友人も急遽参加することになったとか。私はその日が休みだったので、知ることもなく家にいました。
後から聞いた話では最後まで残ったグループが解散したのは午前6時。
私は飲むとなれば必ず最後まで残るので、その日は参加しなくて良かったと思います。
健康的にも、金銭的にも。
人数は10数人になったというから老若男女、盛大だったと思います。
同い年の友人から聞くと、歳の近いおっさん同士が話をすると、共通の話題はギターだったそうです。
もちろん、私たちの世代が皆ギターを弾いたわけではありません。
そこに集まった年の近いおじさんたちは、たまたま皆ギターを弾いた同志だったのです。
私の年代は中学でフォークギター、高校からエレキギターというのが、なんとなく「決まった道」でした。
中学では少し古い時代の歌に手を出します。
“風(かぐや姫)”の「22歳の別れ」や、“かぐや姫”の「神田川」。“イルカさん”の「なごり雪」など。
また当時は“松山千春さん”が「旅立ち」や「季節の中で」でブレイクしたときです。
“長渕剛さん”がメジャーになったのはもう少し後のことです。当時、
“長渕剛さん”は長髪でフォークソングを歌っていました。
そんな中学生の頃、フォークソングは翳りを見せてきた頃でもあり、私としてはフュージョンの“高中正義さん”が気になっていました。テレビCMで聞いた「Blue Lagoon」は衝撃でした。
収録されたアルバム「JOLLY JIVE」は今でも素晴らしいと思っていますし、「Blue Lagoon」は、何ともカッコいい曲だと思いました。
エレキギターの音は普段から聞く機会はたくさんありました。でも、あの音は新鮮でした。
(ただしそれは「JOLLY JIVE」に収録の「Blue Lagoon」で、現在ライブなどでプレイしているアレンジは好きではありません。)
そこへ、“デフ・レパード”のアルバム「On Through the Night」を聞くことになります。
これも素晴らしいアルバムです。ハードロック、ヘヴィメタルです。
“高中正義さん”の「JOLLY JIVE」、“デフ・レパード”の「On Through the Night」が素晴らしいと思うのは、どの曲も聞きたい曲です。飛ばしてしまいたい曲がないのです。
エレキギターが欲しくてたまらなくなりました。
ところでエレキギターって、古い呼び方ですね。
今はギターといえばエレキギターを指し、フォークギターはアコースティックギターと呼ぶのでしょうね。
高校生になり、念願のエレキギターを手にして、私が主に弾いた、練習したバンドは、
Journey、TOTO、ブラックサバス、オジーオズボーンバンド、レッドツェッペリン、ヴァンヘイレン、ナイトレンジャー、ディープパープル、レインボー、アイアンメイデン、UFO、マイケルシェンカーグループなど。
あと成人後、一応バンドも結成しており、バンドメンバーの年齢が少し幅広かったもので、皆の意見を取り入れた結果、レパートリーが、高中正義、TUBE、柳ジョージ&レイニーウッド、矢沢永吉、イーグルスという、何ともちぐはぐなものでした。(笑)
さて、
先日の忘年会に参加した、仲の良い同い年の友人と共感した話です。
彼も昔ギターを弾きました。
共感したというのは、ギターを弾いているうちに
「こいつには勝てねぇ。」
という壁があること。それがわかってきます。
私は、オジーオズボーンバンドの「 Mr. Crowley(ミスター・クロウリー)」を、いやというほど練習しました。しかし「よし!これで完成」と思える演奏ができたことはありません。
でも高校時代の友人は、その頃から弾いていました。
当時は、楽譜なんてまだありません。
楽譜が出版されるのは、かなり後になってからです。
そのため、弾きたいと思った曲は、自分の耳で聞いて、プレイします。
ギターなら弦が6本あります。同じ旋律を弾くにも何通りもの運指が考えられます。
高校時代の友人が弾いたのも、きちんと原曲通りには弾いていなかったかもしれません。
だけど、友人が弾くと、いかにもそれらしく聞こえます。
ここです。
原曲通り正確に弾く必要などない。けど、それらしく聞こえるように弾く。
それができるかできないかが、感性であり技術であり、総じて「センス」なんだよな。
そう共感した話です。
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