コールセンターおじさんのブログ

もう12月、「師走」です。まだ「年の瀬」と呼ぶには早いかも知れません。
「もう12月だよ！」
そう思っている人が多いと思います。

20代、30代、40代と月日の経つのがだんだん加速していくと云いますね。
確かにそうでした。
でも私の場合、40代と50代はさほど変わらないような気がします。
50代になってもあまり大したことをしていないからです。きっと（笑）。

私が子供の頃はメディアもまだ少なかったので、聞こえてくる音に今よりも、季節感がありました。
メディアというと、テレビ、ラジオ、レコード、カセットテープ、、そのくらい。
あとは街に流れる音楽などです。

そのメディアの中で、あの頃は今よりラジオを聞く機会が多かったと思います。
毎年、今頃になるとラジオからは、ベートーベン第9の合唱が必ずといって良いほど聞こえてきました。

高倉健さん主演の映画で「駅 〜ステーション〜」があります。
もう古い映画です。その中で年の瀬に、高倉健さんが自宅に戻り、ステレオのラジオをつけると、ベートーベンの第9が流れるシーンがあります。

また、師走といえばフレンチポップスもラジオで流れていました。
フレンチポップスといっても、いろいろとあります。
中でも必ず聞こえてきたのが「二人の天使」でした。

「二人の天使」は、ときどきTVアニメ「ルパン三世」で流れていたと思います。
ルパンはフランスの泥棒だったなと思い出すときです。

モンキーパンチさんによる、ルパン三世の原画を読んだ方はお分かりと思います。
もともとシリアスな漫画です。ハードボイルドな漫画でした。

TVアニメのルパン三世は、1971年からの第1シリーズと、1977年からの第2シリーズに分けられます。
第1シリーズは原作を重んじるかのように、とても大人びた感じがしたアニメでした。
それが災いしてか、低視聴率になり終了したようです。

その後は劇場映画版として何作か継続されます。しかし回を重ねるごとに登場人物が皆、軽々しくなっていったのが悔やまれます。

（YouTube:風羅）



今でも昔と同じく、テレビでは大みそかにレコード大賞が。
その後、紅白歌合戦があり、ゆく年くる年へつながります。

ただ、昔のゆく年くる年は今と違い、国営放送と民放の二つしかありませんでした。
NHKはNHKのを。民法はどのチャンネルに合わせても全く同じゆく年くる年を流していました。
ちょっと不思議な感覚ですね。

季節感というのは、あまり選択肢がない状況に感じるのかも知れないですね。
山を見れば紅葉ばかりとか。