“ヴィブラート”かも知れません。
んなことはどっちでも良いのですけど、、、
皆さま、カラオケはしますね?
私、できなかったんです。二十歳まで。
私の母は自らを「音痴」だと言います。
「そんな私の息子だから、あんたも音痴だよ。」
ずっと、ずっと、そう言われ続けて大人になりました。
確かに、小学生のとき音楽の授業は苦手で嫌いでした。
特にソプラノリコーダーなんて大嫌いでした。
しかし、中学に入学してから運命的に音楽の世界へ強制的に入れられた自分。
中学時代はまさに、音楽漬けでした。
本当は野球をしたかった。
高校へ入ると、今度はギター漬けになりました。
なんか、していることは音楽。
でも親からは否定され続け、その結果、したこともないカラオケを遠ざけていた自分。
二十歳のとき、中学時代の音楽友人とカラオケに行きました。
歌いたくなかったけど、逃げられなくて歌ってみた。
恐る恐る
「俺、音痴か?」
と聞いてみました。
「ぜんぜん。」
親を恨みました。(笑)
そんなに上手いわけではありません。
本当に歌の上手い人には何人もお会いしています。
でも一応、頑張ってみたいものではないですか。
それから人前では恥ずかしいので、風呂に入っているとき、ビブラートの練習を始めました。
まず、「あー」と発声して、続けて半音上げて「あー」と言います。
「あー ↑あー」
これを繰り返して
「あー↑あー↓あー↑あー」
さらに、
「あ↑あ↓あ↑あ」
「あ〜〜〜」
という練習を毎日繰り返しました。
当時、とある組織に所属しており、会合がたびたびあり、会議室の利用時間が22時までという制限があったため、もう遅い時間であることから、その後はスナックとか居酒屋でアルコールを入れながら会議を続けるしかありませんでした。
会議が終わると都合上、そのまま飲み会になります。
その頃には組織でも理事になっていました。そうして週に4〜5日はカラオケを歌う環境になっていました。
歌が上手い = ビブラート
ではありません。でも、うまい人は必ずビブラートを使っています。
当時、私は中森明菜さんの歌、“DESIRE”くらいのビブラートはへっちゃらでした。
https://www.youtube.com/watch?v=MaMhp6PeOOg
でもその後、十年以上が経ち土地を変え仕事も変え、環境も変わるとカラオケなどまったく遠い世界になってしまいます。
週に4〜5回歌っていたのが、年に1〜2回になったとき、ビブラートができなくなったのです。
またその後、会社も変わるたび仕事後の交際も増え、カラオケに行く回数も増えてビブラートは回復しています。でも、ビブラートは下手から上手いまで段階があり、ある人は芸術のように使いこなします。
中でも私が好きなのはいくつかあり、以前に書いた、2017/9/13、「真夜中のドア」
この中の2番、「真夜中のドアをたたき 心に穴があいた」という歌詞。
この、「穴が」の「が」にかかるヴィブラートが玄人だと思います。
また、“BEGIN”の「誓い」は、「さすが」というビブラートが歌詞の2文字目からかかっています。
(YouTube:BEGINch)
またビブラートは歌だけにありません。さまざまな楽器にもあります。
中でもギターのビブラートで絶賛された曲があります。
“TOTO”の「I Won't Hold You Back」
“スティーブ・ルカサー”のギターソロです。
(YouTube:Liz Beth)
ビブラートというのは、音符、オタマジャクシに付けていくものですが、どのオタマジャクシに付ける付けないで音楽センスが変わってきますし、そのセンスが聞く側の心に訴えてくるものだと思います。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image