2017年11月12日
インターネットの起源 2/5
昨日はインターネット誕生の時代背景と、パケットについてお話をしました。
パケットのヘッダにはIPアドレスが振られ、パケットはそのIPアドレスを目標に送られて行きます。
ちょっとした実験を行います。
Windowsでも、DOS窓(コマンドプロンプト)を使うと目的のIPアドレスを求めることができます。
DOS窓(コマンドプロンプト)は、
Windows10なら、スタート / システムツール / コマンドプロンプト
Windows7なら、スタート / すべてのプログラム / アクセサリ / コマンドプロンプト
で開くことができます。
コマンドプロンプトが開いたら、コマンド、tracert(トレースルート)コマンドを使います。
目的のホームページがGoogleならば、
tracert Google.co.jp
と入力し、エンターキーを押します。
(日本語入力を解除して、すべて半角文字、tracertとGoogleの間には(半角)スペースを入れます。)
(アルファベットは大文字でも小文字でも構いません。)
すると、
「google.co.jp[172.217.26.3]へのルートをトレースしています」
と表示されます。この172.217.26.3がgoogle.co.jpのIPアドレスです。
また、途中パケットが中継されていくノード(ルータ)のアドレスも表示されています。
「1」の、192.168.11.1は、私の使用しているルータです。
(昨日、IPアドレスは一意的と書きました。が、このルータのIPアドレス(192.168.11.1)はプライベートアドレスといい、一意的なものではありません。詳しくは割愛します。)
試しに、ブラウザのアドレスバーに、GoogleのIPアドレスを入れてEnterを押してみます。
すると、IPアドレスからもGoogleが開けることがわかります。
実際にはIPアドレスが正体で「google.co.jp」はドメインという、人間がわかりやすく言葉で呼ぶものです。
「DNS」って聞いたことがないですか。インターネット接続設定をしたことのある人は必ず目にしているはずです。
この、DNS = ドメインネームシステムは、NTTの104番のようなもので、ドメイン名からIPアドレスを照会してくれます。
電話番号は憶えづらいので、104番に電話をし、名前を言うと電話番号を教えてくれるようなものです。
-------------------
ARPANET(アーパネット)は、ペンタゴン、アメリカ国防総省の高等研究計画局からの資金でいくつかの大学と研究機関で行われたプロジェクトです。
・カリフォルニア大学ロサンゼルス校 (UCLA)
・スタンフォード研究所 (SRI)
・カリフォルニア大学サンタバーバラ校 (UCSB)
初めカリフォルニア大学ロサンゼルス校 (UCLA)に設置されたIMPは次にスタンフォード研究所 (SRI)とカリフォルニア大学サンタバーバラ校 (UCSB)にも設置され、それぞれ互いに接続し合っていました。
・ユタ大学の計算機科学科 (UTAH)
1969年、ユタ大学の計算機科学科 (UTAH)に4台目のIMPが設置されました。
また、この4か所にはそれぞれ互換のないコンピュータが接続されていたというのも大事なところです。
ユタ大学の計算機科学科 (UTAH)はスタンフォード研究所 (SRI)のIMPにのみ、つながっており、カリフォルニア大学ロサンゼルス校 (UCLA)からユタ大学 (UTAH)の計算機科学科へ届けるには、スタンフォード研究所 (SRI)のIMPがしっかり中継しなければなりません。
初めはカリフォルニア大学ロサンゼルス校 (UCLA)からスタンフォード研究所 (SRI)へ、「login:」と送ったのが「lo」の2文字を送ったところでシステムがクラッシュしていまう脆弱なネットワークでしたが、ユタ大学の計算機科学科との交信には成功しました。互換のないコンピュータ同士が接続し、交信できたこと。これがインターネットの第一歩だったのです。
この成功は、IMPを増設すれば自然にネットワークは拡大していき、全体を管理する人の必要がないネットワークができることを意味していました。
実際に全米でIMP同士が接続し合うネットワークがいくつも誕生し、やがてそれが一つになり軍事目的を離れたインターネットとして、できあがったのです。
参考:
NHK 新・電子立国「第9回 コンピューター地球網」
Wikipediaほか
パケットのヘッダにはIPアドレスが振られ、パケットはそのIPアドレスを目標に送られて行きます。
ちょっとした実験を行います。
Windowsでも、DOS窓(コマンドプロンプト)を使うと目的のIPアドレスを求めることができます。
DOS窓(コマンドプロンプト)は、
Windows10なら、スタート / システムツール / コマンドプロンプト
Windows7なら、スタート / すべてのプログラム / アクセサリ / コマンドプロンプト
で開くことができます。
コマンドプロンプトが開いたら、コマンド、tracert(トレースルート)コマンドを使います。
目的のホームページがGoogleならば、
tracert Google.co.jp
と入力し、エンターキーを押します。
(日本語入力を解除して、すべて半角文字、tracertとGoogleの間には(半角)スペースを入れます。)
(アルファベットは大文字でも小文字でも構いません。)
すると、
「google.co.jp[172.217.26.3]へのルートをトレースしています」
と表示されます。この172.217.26.3がgoogle.co.jpのIPアドレスです。
また、途中パケットが中継されていくノード(ルータ)のアドレスも表示されています。
「1」の、192.168.11.1は、私の使用しているルータです。
(昨日、IPアドレスは一意的と書きました。が、このルータのIPアドレス(192.168.11.1)はプライベートアドレスといい、一意的なものではありません。詳しくは割愛します。)
試しに、ブラウザのアドレスバーに、GoogleのIPアドレスを入れてEnterを押してみます。
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すると、IPアドレスからもGoogleが開けることがわかります。
実際にはIPアドレスが正体で「google.co.jp」はドメインという、人間がわかりやすく言葉で呼ぶものです。
「DNS」って聞いたことがないですか。インターネット接続設定をしたことのある人は必ず目にしているはずです。
この、DNS = ドメインネームシステムは、NTTの104番のようなもので、ドメイン名からIPアドレスを照会してくれます。
電話番号は憶えづらいので、104番に電話をし、名前を言うと電話番号を教えてくれるようなものです。
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ARPANET(アーパネット)は、ペンタゴン、アメリカ国防総省の高等研究計画局からの資金でいくつかの大学と研究機関で行われたプロジェクトです。
・カリフォルニア大学ロサンゼルス校 (UCLA)
・スタンフォード研究所 (SRI)
・カリフォルニア大学サンタバーバラ校 (UCSB)
初めカリフォルニア大学ロサンゼルス校 (UCLA)に設置されたIMPは次にスタンフォード研究所 (SRI)とカリフォルニア大学サンタバーバラ校 (UCSB)にも設置され、それぞれ互いに接続し合っていました。
・ユタ大学の計算機科学科 (UTAH)
1969年、ユタ大学の計算機科学科 (UTAH)に4台目のIMPが設置されました。
また、この4か所にはそれぞれ互換のないコンピュータが接続されていたというのも大事なところです。
ユタ大学の計算機科学科 (UTAH)はスタンフォード研究所 (SRI)のIMPにのみ、つながっており、カリフォルニア大学ロサンゼルス校 (UCLA)からユタ大学 (UTAH)の計算機科学科へ届けるには、スタンフォード研究所 (SRI)のIMPがしっかり中継しなければなりません。
初めはカリフォルニア大学ロサンゼルス校 (UCLA)からスタンフォード研究所 (SRI)へ、「login:」と送ったのが「lo」の2文字を送ったところでシステムがクラッシュしていまう脆弱なネットワークでしたが、ユタ大学の計算機科学科との交信には成功しました。互換のないコンピュータ同士が接続し、交信できたこと。これがインターネットの第一歩だったのです。
この成功は、IMPを増設すれば自然にネットワークは拡大していき、全体を管理する人の必要がないネットワークができることを意味していました。
実際に全米でIMP同士が接続し合うネットワークがいくつも誕生し、やがてそれが一つになり軍事目的を離れたインターネットとして、できあがったのです。
参考:
NHK 新・電子立国「第9回 コンピューター地球網」
Wikipediaほか
タグ:誕生 インターネットの起源
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