2018年11月08日
swallow
swallow つばめ;飲み込む
ときどきニュースを見ていて「誤嚥(ごえん)」という漢字が気になっていました。なぜ燕に口偏(くちへん)なんだろうと。英語のswallowが「つばめ」と「飲み込む」の両方の意味を持つのは偶然の一致なのか。現代はネット検索をすれば先達の調査結果が簡単にヒットしてくれます。
accidental swallowing「誤嚥」を日本語に翻訳する際に、適切な日本語がなかった時代の知識人が、「燕」と「飲み込む」を意味を持つswallowからの連想で、新しく「嚥」という漢字を生み出したのではと、勝手な想像をめぐらせながらネット検索結果を読ませていただきました。
しかし私の浅はかな想像は的外れでした。もともと中国語に「嚥」という言葉が存在し、ツバメが食べ物を噛まずに飲み込む様子からできたのだそうです。しかもswallowの2つの意味も、それぞれ別語源の語であり、時を経て綴りが同じものに落ち着いただけだということがわかりました。
ちなみにswallow「飲み込む」の方の語源はゲルマン語の'swalwon'だそうですが、こちらはおそらくswollen「膨らんだ」と関係があるのかなと推理しています。食べ物を飲み込んだ、ツバメの喉が膨らむ様子を意味した語であったような気がします。この推理があっていようとそうでなかろうと、私の中ではswallowと「嚥」がばっちり記憶されました。
徹底して調べるって大事です。調べることで知識が血肉化します。
Sometimes you have to shut up, swallow your pride and accept that you’re wrong. It’s not giving up, it’s growing up.
黙って、プライドはしまい、自らの誤りを認めなくちゃいけない時がある。それは決してあきらめてるんじゃなくて、成長なんだ。
黙って、プライドはしまい、自らの誤りを認めなくちゃいけない時がある。それは決してあきらめてるんじゃなくて、成長なんだ。
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