2019年02月04日
4つの「合う」
英語では以下のようなさまざまな動詞が、日本語では「合う」でまとめて表現できたりします。日本語凄い!外国語でこれだけ使い分けられることを知ることで、言葉の感性が磨かれます。外国語を勉強するって大事ですね。
4つの語「合う」が持つ違いを確認しましょう。
・fit 【大きさ・型がぴったり合う】
・match 【色・柄が似合う】
・go (well) with 【調和する】
・suit 【適する】
それで次のカッコには上記のどの語(句)が適しているでしょうか。
1. I hope this sake will ( ) your taste.
この日本酒がお口に合うとよいのですが。
2. This dress doesn't ( ) me any more. I'm getting fat.
もうこの服は合わない。太ってきたから。
3. Red wine ( ) meat.
赤ワインは肉と合う。
4. The yellow ribbon ( ) her hair.
黄色いリボンは彼女の髪に合う。
あらためて各語を説明します。
・fit「ピッタリ」という感覚がまさにぴったりな語。HONDAが生産する大衆車FITも「ピッタリ」という意味が元になっています。ちなみにfitnessは、肉体的に丈夫で健康な状態のこと。身体が理想と「ピッタリ」一致した状態と考えることができます。
・match の語源は「配偶者」。お似合いの相手、(趣味などが)一致する者、似た者同士。だから「調和する」「組み合わさる」「一致する」のような訳が適するように思います。
・go (well) withはほぼmatchとイコール。だいたいの場合入れ替え可。
・suitは、ジャケットとパンツのように一揃いの「スーツ」のイメージ。後で適性を考えたのではなく、もともと対になるべきもの。片方だけだと不足するものですから、一緒になることで「(不足を)満たす」感覚。a diet program that suits your needs「あなたの要求にかなった食事計画」。fitが「大きさ・形」が合うことに対して、suitは「スタイル・色」が合うこと。
解答(下記例文はすべて『ウィズダム英和辞典』『ウィズダム和英辞典』より抜粋)
1. I hope this sake will ( suit ) your taste.
2. This dress doesn't ( fit ) me any more. I'm getting fat.
3. Red wine ( goes well with ) meat.
4. The yellow ribbon ( matches ) her hair.
We are the perfect match.
but sadly matches burn.
僕らって最高にお似合いの二人さ。
でも悲しいことにマッチは燃えてしまう。
but sadly matches burn.
僕らって最高にお似合いの二人さ。
でも悲しいことにマッチは燃えてしまう。
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