2018年11月30日
スピーチ by Madonna
Madonnaによる、Michael Jacksonへの追悼スピーチが見事。ユーモアあり、個人的エピソードありの素晴らしいスピーチの一部を、楽しみ方とともに紹介します。
リズムを楽しむ
Michael Jackson was born in August 1958. So was I.
Michael Jackson grew up in the suburbs of the Midwest. So did I.
Michael Jackson had eight brothers and sisters. So do I.
Michael Jackson grew up in the suburbs of the Midwest. So did I.
Michael Jackson had eight brothers and sisters. So do I.
マドンナはマイケルとの共通点を語るところからスピーチを始めています。同じ表現を3回繰り返していますが、3というのはマジックナンバーだと思います。リズムが生まれ、納得が生まれ、共感が生まれます。Abraham Lincoln によるGettysburg Address「ゲティスバーグ演説」に出てくる、名台詞も3のリズムです。Government of the people, by the people, for the people.
例を楽しむ
That when he moved he had the elegance of Fred Astaire and packed the punch of Muhammad Ali.
フレッド・アステアは1930-1950年頃にハリウッドで活躍した俳優でありダンサー。YouTubeで彼の見事なダンスが見れますが、こうした知識が増えることで、スピーチの理解がぐっと深まります。
繰り返し・言い換えを楽しむ
He seemed otherworldly − but he was a human being.
In that moment, he didn’t feel like a superstar. He felt like a human being.
In that moment, he didn’t feel like a superstar. He felt like a human being.
MadonnaはMichael Jacksonのことを、<スーパースター>という括りではなく、あくまで一人の人間として語りたいのが、言葉の繰り返しや言い換えによってより伝わってきます。
クロージングを楽しむ
Michael Jackson was a human being but he was a king. Long live the king.
Long live the Queen!で「女王陛下万歳!」となります。マイケルをhuman beingとして語ってきましたが、最後の最後にはkingとして敬意を表しています。マイケルの偉大さを称え、さらに観客の気持ちにもちゃんと応えている、素晴らしい終わり方だと思います。
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