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2021年06月09日

受験とお守りと憑依

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ご訪問頂き有難うございます。感謝致します。

本日のタイトル、皆様「はぁ?」となられたかと思います。私も当時は「はぁ?」となりました(笑)
ふざけておりません、大真面目なお話です。

私が若くてキラキラしていた中学3年生の頃…すいません、脚色しています。若いだけでキラキラはしていませんでしたね。ただの田舎の中学生です(笑)
中学3年生で受験を控えた時だったのですが、福岡県にある大宰府天満宮のお守りを買ってきてあげようかと親戚だけでなく知り合いの方にも言われていました。大宰府天満宮は学問の神様と言われる、菅原道真公が祀られています。なので受験シーズンは飛ぶようにお守りが売れています。

ですがお守りを信じてはいますが、大量に作られるお守りを全く信じていない中学生でした。なので「有難う、でも要らないよ」と答えていました。太宰府天満宮にも行った事がありませんでしたが、梅の名所にもなっているので訪れる方や観光客も多い場所です。それでも行く事も無く、それ程行こうと思わない場所でした。
なのに、寮に入っていて普段は一緒に暮らしていない兄が友人と太宰府天満宮へ原付バイクで出かけてお守りを私に買って来てくれたのです。ケンカばかりしている兄が珍しい事もあるもんです(笑)

問題はここからです。兄からお守りを貰いお礼を伝えました。兄は「夜道の真っ暗な中、原チャリで走って大変だった」と言うので「だから要らないって言ったのに」と私が言うと「いいから、貰っとけ」と渡されたので机の中に入れ、兄には「有難う」と感謝しました。大変だったろうと思うと、素直にその気持ちが嬉しかったのです。再度言いますが、問題はここからです(笑)どうにも兄の様子がおかしいんです。兄であって、兄ではないというか。中学生の私は上手く伝えられないまでも、母に「ちょっと、兄ちゃんがおかしい」とか「兄ちゃんが変」という言い方を繰り返しました。当然、伝わるはずもありません(笑)それでも変だという事は繰り返していました。

それどころか、母は「何が変なん?あんたやろ、変なの(笑)」と言い出す始末。「だ〜か〜ら〜!兄ちゃんが変なんだってば!いつもの兄ちゃんじゃないんだって!」言葉が足りないせいもあり、母には相手にされず、父には「お前はいつもおかしな事を言う」と言われるしで、向かう所、敵ばかりです(笑)

そして寮から土日を利用して家に兄が帰って来ました。夕食も食べ、普通に過ごし休む為にそれぞれ部屋へと戻っていきました。すると夜中に兄が静かに私の部屋に入って来ました。
私は今も昔も、眠っている時に自分の部屋に誰かが入って来るその瞬間にパチッと目が開きます。それでよく母を「寝てなかったんね!」と驚かしたものです(笑)寝ていても気配に極端に敏感なだけです。
兄が部屋に入って来て、私に布団をかけ直しました。私からしてみれば「はぁ?」です(笑)
鼻血が止まらなくなる程に私を殴ったりしてケンカする兄が、私に布団をかけ直す(笑)
やっぱりおかしい!(笑)それから椅子に座り溜息をついて、しばらく座った後に兄は自分の部屋に戻りました。私は起き上がって、兄の行動の不信さに頭をひねりました。あんな優しい事をする兄では無いと(笑)やっぱり変だと。

翌日、朝ご飯を食べながら兄にその話をすると「お前、寝ぼけてたんだろ。そんな事してない」と真顔で言います。呆れたような態度で。母は私の顔と兄の顔を見つつ黙っていました。兄が食べ終わり部屋に戻ってから、私は母に「間違いなく兄ちゃんに何かが付いているよ」と言いました。見えたり見えなかったりの私ですが、今回はぼんやり見えるものの不思議と形が見えないんです、もやっとした感じでした。それを母に伝えると、やっと母も祖母に兄の話をに言いに行きました。私がおかしいと言ってから1週間以上は経ってからです。もう、娘を信じて欲しい(笑)

祖母を迎えに行き、家に来て貰って兄を見せると、間違いなく憑依されているとすぐに判断しました。兄から話を聞きながら祖母が祓う事になりました。どうも原付バイクで夜中に走りながら友人と少し休憩するのに、古いただの石にしか見えないものに兄が座ったようです。でもそれはただの石では無く昔に祀られていた何かの名残りのある石だったと祖母は言いました。

祖母は「カゼ」と呼んでいましたが「風」でも「風邪」でもないようなので、私が覚えているのは「カゼ」と祖母が言った事だけです。そして熱いお湯かお茶かどちらだったか覚えていないのですが、大きめの器に入れて用意し、兄を正座させてその熱いお湯(お茶)を包丁ですくって兄の周りに振りかけていました。時折兄にも熱い湯が少しかかっていました(笑)そして包丁の背で兄の両肩をタンタンと軽く交互に叩きながら何かを唱えていました。私は中学生ながらにその光景が怖くはないのですが、何とも言えず(笑)じっと見るだけでした。

お祓い後、祖母が兄に具合を聞くと「何か、スッキリした。目が覚めたみたい。俺、どうしたの?なんかあったの?」と言っていました。私は母に「ほら見ろ。私を信じないからだよ」と言うと、母は「信じてなかった訳じゃない。違ったら良いなと思ってただけ」と言っていました。

ちなみに祖母のお祓い方法は私はそれ以外の方を知らないのですが、独特だと思います。包丁って(笑)包丁の背でも、身体を叩くと怖いですよね(笑)母に聞くと、包丁でなくても大きなハサミでも良いとの事でした。刃物が必要との事。果物ナイフのように小さいタイプでは無く大きさと重さがある程度あるような刃物だそうです。

お祓いは「祓う」だけです。その場から「祓う」。その場から追い払うだけの事です。人の住む次元と異次元を自由に来れる異世界の存在です。祖母に私がもやっとした形でグレーがかった色でハッキリしなかったと言うと、祖母曰く「もう形が無いからハッキリしない」と話してくれました。祈られる事も無く忘れ去られた存在で、もう形さえ曖昧なんだと。最後の力で憑依したようだけれどねと。私にも見えなかった理由が分かりました。

そんな感じで兄はその後、ケロッとしていましたしお守りを買いに行った話をしても、その道中さえ曖昧であまり覚えていませんでした。私が「憑りつかれてたよ、ウケる〜」と言うと苦笑いしていました。

「お祓い」はその場から追い払うというだけです。でもそれ以上の事はあまり人がすべきではないかもしれません。この世に生を受けて亡くなった人は帰る場所があります。人種関係なく、最後に戻る場所は決まっています。それは亡くなっているからと強制するものでは無く自分が気づいて自分がどうするか決めるもの。なので霊を「祓う」以外に「滅する」という事はしてはいけないと思うんです。なのでシャーマンの祖母が行ったのは「祓う」という事で正解だったと思います。

太宰府天満宮は恋人同士、カップルや友人達で訪れると別れると言われています。「縁切り」の面もあると言われています。学問の神様がいて、梅の花の時期には飛梅が咲いて美しく、出店も出ていてとても賑やかで。そんな場所に思われています。勿論、観光的な面でも奇麗な場所です。

でも決してそれだけではありません。鳥肌が立つ、震える場所でもあります。そして悲しくて終わりが無い場所です。悠久の時を、これからも終りが無い場所に菅原道真公はいらっしゃいます。今現在もです。憤怒・苦悶・怨恨と色々言葉が浮かびますが、どうしてそうも酷い事を行えたのか?ただただ深く悲しい場所です。平安時代の大昔の話ではありません、今も現在進行形です。そして終わりはありません。そういう場所でもあります。

でも人は生きています。自分の人生を明るく楽しくご機嫌に生きていけるように私もそこにフォーカスしていきたいと思っております。
変な兄がちょこちょこ出てくるブログで申し訳ありません。今回も例の如く、話が長くなってしまいました。

本日もお読み頂き有難うございました。感謝致します。
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