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2023年01月06日
中国情報局@北京オフィスより抜粋
中国、北京でコロナの規制が緩和された途端コロナにかかりました。2,3日くらい喉がめちゃ痛くなり今も咳が出ます。
日本でも中国コロナ緩和のニュースがたくさん報道されてますね。
全面的緩和になれば80〜90%の人が感染するだろうと予測され(今までは買うためにはPCR検査が必要だったのであまり買われなかった)薬が一気に買い貯めされ店頭から消えました。
従業員を勝手にPCR検査を参加しちゃいけないと要求する企業も現れました。つまり、感染するかしないかを判断せず、体調が許す限り出勤してもらい、体調不良の場合病欠として管理するようになりました。まぁ、コロナ前では当たり前の判断基準ですね。
新たな社畜とは、新たな防疫対策に従い、合理的に感染のタイミングを計算する。
「木曜日の夕方に感染し、金曜の1日目には軽症で出勤可能、土日に症状が明らかになり、家で休み、月曜に症状が緩和されるからまた出勤が可能に。ボスにも同僚にもご迷惑をかけない優秀な働き者。」
■拡大し続ける北京のコロナ感染者
緩和前の北京の感染拡大は既に1ヶ月以上続いていたので、みんなも薄々と「精確防疫」にそろそろ限界がくるじゃないと感じていました。
緩和後の進展も北京はとても速い。中央政府が一連の緩和政策を連続リリースしたばかりで、首都とはいえ地方政府としての北京市政府がさすがにそのまま中央の政策に逆らうことはできないというところ。
実際のところ、10人で一つの試験管で検査(10人の中に1人感染者がいれば陽性疑い者として対応される)ガチャで当たる人が爆増し、野戦病院に移送されるはずの陽性感染者の運送もなかなか行えないというケースが増えて皆疲弊してました。
ネットの世界での付き合いの多いWeiboなどSNSだけでなく、リアル世界中心のWechatのモーメンツ(タイムライン)でも陽性感染者が一気に増えたことで、さすがに3年間ほぼ安心に過ごせていた自分も危機感が煽られました。
政策の対象と対象外とで対応がまるで違います。コンビニやレストラン、郵便局などでも従業員の一斉ダウンで休まざるを得ない場所が増えてます。
ということで、政府の政策に翻弄されても中国みなさんの変わり身が速すぎてびっくりしています。途中でも触れましたが、今まで徹底して感染を抑え、その3年間でウイルスの毒性が弱まることを待っての緩和には合理性があるとポジティブな意見が多いです。
もちろん不幸にして重症化する人は気の毒と思いますが、庶民はルールに沿って行動して利を得るしかないわけです。今後も新たな展開があったらシェアしていきます。
2022年12月04日
中国のデモやコロナ対応への不満のニュースが世界中で配信されています。実際、中国では寒くなるにつれてコロナ感染者が増えてきました。
外出制限などもあり、また、日課のようなPCR検査では効率の向上とコストの削減で10人から採取されたサンプルが一つの試験管に入れられまとめて検査されます。
つまり、もしも陽性者と同じ試験管に入っちゃうとアウト。自分の陰性が判明されるまで住むところがしばらくロックダウンされるという(効率のための工夫であることはわかるが)
このチェックにかかる時間は北京では半日程度のところが多いですが、濃厚接触者と一緒だったり、住んでいるエリアで感染者が出てロックダウンされることは全然他人事ではなく、先週も家に帰れずホテル生活と紙一重でした。
また新疆ウイグル自治区の高層マンションで火事があって死者が出てしまった。ウイグル自治区ではもう2,3ヶ月コロナ対策で隔離生活になっていて、そのコロナ対策で閉鎖されていた(柵が設置されていた)ことで消防車が建物に近づけず放水された水が届かなかった、消化活動が適切に行われなかったというもの。
こうしたことから「ゼロコロナ政策どないなっとるの!」と不満が高まってきていて各地でデモが行われています。日本の新宿で在日中国人の方々による抗議が行われてるようです。
2022年11月09日
中国情報局@北京オフィスより抜粋
今週末、ネガティヴな出来事が多発して中国ネットも騒然となっています。ご存じソウルの事故では多くの方が亡くなりました。
上海の有名な観光地「外灘」です。
2014年のカウントダウンで雑踏事故が発生し、36人が死亡、49人ケガしました。
当時の写真(その前の年にここでカウントダウンを経験したのですがその時も尋常じゃない人でした)。この事故により区の幹部(市相当)11人が管理責任を問われて処分されました。
この事故があってから重大なイベントや連休の時には警察やSWAT、武装警察(軍に近い警察)が大量に配置され、新たな風習となっています。
画像はちょっと荒いですが、武装警察の制服です。事情がわからないのにいきなり武装警察が大量に現れると外国人としては不安ですが、今では中国に住んでる人はわりと「こんなに警察がいれば安心」って人が多いようです。
人口が多いのでどうしても休みになると特定の場所に観光客が多く集まるので、事故を防ぐことや歴史建築群を保護するため歩行者専用の道や橋を設置していたのですが、それも限界になったから警備の人数で勝負することを選んだのでしょう。
韓国の事故は多くの中国人に過去の事故を思い出させSNSでもアクセス数がすごかったです。
2022年10月04日
中国情報局@北京オフィスより抜粋
まずは前提として、中国の人たちが台湾のことをどう思ってるかについてのリアルなところ。中国の友達との付き合いや日常接する人たちとの間で感じたものだと、「台湾は古来から中国の一部であり、 近代では国民党と共産党との国内戦争などの原因で一つの政府ではないが、いつかは帰還するだろう」というのが大多数の見解です。
みんなが話す内容でよくあるものでは、歴史の教科書に記載してある「明の時代に鄭成功がオランダから台湾を奪い返したことで民族の英雄として謳歌される」で、これをほとんど全員が覚えています。また、植民地化されたことのある国なので国の統一は民族感情的にも重みがあります。
■ペロシが台湾に到着するまで
訪問すること自体に対し批判の声がほとんど。外交部はいつものように「固く反対、抗議する」としか言わなかったのですが、一部の海外メディアでも報じられたように、中国の環球時報の胡元編集長によるツイッターやWeiboでの発言が、国内の愛国心と武装対応を煽りまくりました。
■ペロシの台湾訪問についてのいくつかの対策が発表された
結局ペロシ氏の飛行機が無事に台湾に着陸し、中国の軍隊も特に動きがなく、ネットでは「失望した」「がっかり」「待ってて損した」「結局口だけだね」などの声が溢れてました。
■実際に放送電波がハイジャックされ、放送内容の3分程”一つの中国”に関する内容になりました。台湾の一般人から見ればちょっと怖いかもしれませんが、大陸のネット民からは完全に野次馬を見る感じに。
そのすぐ後に、中国政府が軍事演習の情報解禁。さらに台湾からのオレンジ系の果物や魚の輸入中止、台湾への砂の輸出を中止、など経済面の対策も発表しました。
いずれにせよ、台湾中国問題は大陸のみんなにとっては非常にデリケートなテーマなので恐ろしいほどの注目が集まっていました。日本のみなさんにも関係ある話題かと思いますので、現地の中国ネット民がどういった内容を見ているのか、何に注目しているのかを知ることも大切かなと考えています。
2022年09月03日
中国情報局@北京オフィスより抜粋
無人運転の車が衝突事故を起こした写真がアップされました。
写真を見る限りけっこう激しく事故っていて、車輪が外れ、地面にはサスペンションの部品などが散乱していて深刻なダメージがありそうに見えます。
Baiduの発表によると、テスト走行中の車両に後方の乗用車が不注意で衝突した、負傷者はいないとされてましたが、ネットではいろいろなコメントがついていました。
これを見て、まだ当分実用化されないんじゃ?と思われるかもしれませんが、中国で無人運転はもう実用まで近いんじゃないかとの記事や投稿をたくさん目にします。
ご存知Baiduの自動運転車は北京、重庆、阳泉、武汉などで拡大していて、受注台数は100万台に達しているとのこと。日本でも少し報道されていましたね。さらに自動運転だと充電などもロボットアームで自動になっていくんですね。
燃料補給やメンテナンスなんかも自動になる日が近いのか。。
Xiaomiだけではなく、EV自動車企業で有名な小鵬汽車(xpeng)にも動きが。中国の電気自動車(EV)メーカーで自称マイバッハに匹敵するという小鵬G9の車をリリースして話題になってました。彼らは自動アシスト車を提供しているのですが、これからはアシストを超えて自律走行も視野に入れていくと。
ただ、小鵬汽車の自動アシスト車「E7」が派手に事故を起こしたことが話題になっていたりします。
寧波市の高速道路で死亡事故。事故を起こしたP7は高速道路で故障で止まっていた車とその近くにいた発煙筒を持っていた人を認識できず、猛スピードのまま追突した。
ちなみに百度が重慶と深圳で安全員なしの無人タクシーサービスをやってますが、人がいるタクシーより高いです。
個人的にはまだ人ありのに乗ってますが、今後大きなキャンペーンが登場して普及していく未来を予想です。
2022年08月06日
中国情報局@北京オフィス
安倍さんが撃たれた件は中国でも大注目され、SNSでは今まで経験がないほどネット民の議論が行われています。中国のネット民の意見は大きく3種類に分けられます。
一つは喜んでる人、一つはそれらの人たちの人間性に問題があると主張する人、もう一つは今回の件について幅広く真面目な議論を展開する人です。それぞれの人にそれぞれの主張があり、とにかく人口数が多い国なので、どの声もそれなりに人数が多いです。
■幅広い真面目な議論
実はこれが一番多いです。実際に書き込みで喜んだり喧嘩を売ったりする人よりも、もっと多くの人が今回の件について真面目に議論を展開しています。しかも、これが日本のSNSやメディアよりも本格的で、きちんとテーマを分割して客観的にたくさんの議論が行われていることには正直複雑な心境です。
1、日本元首相が既に心肺停止状態で、容疑者が確保されました。現状は?原因は?(人気度2億3780万)
2、安倍晋三が銃撃で生命兆候がなくなり、日本の政治にはどんな影響?(人気度6824万)
4、安倍晋三が街頭演説で銃撃され、7月10日の選挙にどんな影響?(人気度1972万)
6、安倍晋三が銃撃され、日本円と株はどうなるの、日中経済にどんな影響?(人気度937万)
7、安倍晋三が街頭演説で銃撃され、日本の銃管理法律はどうなるの、警備上に何か問題があるの?(人気度907万)
7月9日の昼には、安倍晋三の警備費用が年間1120万人民元でどんな問題があるの、死亡が国際情勢にどんな影響、政治生涯で何が印象的だったの、など次々と新たな議論が展開されています。
2022年07月02日
中国情報局@北京オフィスより抜粋
ちなみに、一部の中国のメディアでは日本のことをどう呼んでるかご存知ですか?
ディスられてるようであまり良い気はしないんですが、中国では最近の日本のことを
“低欲望社会”と表現したりします。
寝そべりについて話題になるときには、「内巻き」の反動で中国社会の若者たちもいよいよ日本社会のような低欲望になってるではないかとの議論が盛んにされています。
経済生活観について
寝そべり、内巻き、親のすねかじり、公務員入試、北京上海広州から逃げよう、焦り、などの中国の若者の仕事と生活に関する精神状態は、ここ数年中国のメディアと社会がよく議論する話題です。
ただ調査の結果によると、若者の多くは寝そべり世代という括りは大きな誤解であり、奮闘は相変わらず中国の若者のコアな価値観です。
恋愛結婚育児観について
中国の若者は素敵な恋愛や婚姻に憧れを持っています。しかし今は結婚意欲と恋愛意欲には大きな差が表れており、不婚や晩婚を主張する人が増えてます。
また、恋愛は大胆に、結婚は慎重に、愛のために結婚し、結婚と経済、育児などいわゆる中国伝統的な家庭職能と異なり、若者たち自分自身の感情的な訴求によるものが増えています。
子供が欲しくない若者が子供が欲しい若者より増えていて、中国の伝統的な「血統を継ぐ」価値観が弱まっています。
また、生育回避に関しては、世論でよく話す経済的不安や教育の焦りなどの原因と異なり、個人の権利や個人の価値意識の向上による影響が大きいことを反映しています。
結婚と恋愛について
近年、一部のネット世論では、中国の若者の結婚意欲が低迷していると主張する人が多いです。
結婚しない、結婚遅い、離婚多い、独身主義など、ネットではよく議論されます。
しかし今回のデータでは、29.32%の青年が恋愛への憧れを表しました。
恋愛したくない人はわずか1.56%。12.6%の青年ネット民が結婚に対して積極的な表現があり、わずか2.7%の人が結婚したくないとはっきり表現しました。
また、82.5%の青年ネット民が関連の意見を言わなかった。この割合は随分高いですね。
2022年06月03日
中国情報局@北京オフィスより抜粋
ここ最近、中国の各SNSで気になる変化があったことをご存知ですか?
Wechatの公衆アカウント、Weibo、抖音(中国版Tiktok)、レッド、Zhihuなどを含む中国のほとんどのSNSが強制的にIP属地を表示するようになりました。
2021年、中国国家インターネット情報弁公室が国内ユーザーには省(県のこと)、海外ユーザーには国や地域までユーザーのIP属地を表示すべきと要求しました。
ネットいじめやデマを減らしポジティブに期待されたIP属地表示機能ですが、思わぬ「被害者」たちが現れ炎上しています。
中国の芸能人はSNSを通じての情報発信だけではなく、コメント返しなどのファンサービスもよくやっていますが、これは代行でやってる場合も多いです。
代行者と本人が同じ場所にいれば良いのですが、スケジュールの都合なのか芸能人と代行会社や代行者が異なる省にいる場合、IPでバレるようになりました。
ファンからすれば業者がコメント返すくらいならスルーされた方がましですよね。。ちなみに日本の芸能人たちですが.上下の写真をご覧ください。みんな上海です。
例えば上海ローカルで有名な「魔都囡」のIP属地がまさかの日本。
愛国ネット民行動で知られた「帝吧」のIP属地がまさかの台湾。
毎日ドイツの日常をアピールしている「CC吃喝在コ国」のIP属地がまさかの山東省。
日本情報を発信する「来酱在东京」のIP属地が上海。
イギリスの日常を発信する「娜娜在英国」のIP属地が広東省。
そして最もあり得ないKOLは、いつも日本の悪口を言って強く愛国者をアピールしている「连岳」のIP属地がまさかの日本だったこと。。
ちなみにWeiboで表示されるIP属地は最近の書き込み、コメント、投票などの総合行動による判断で確度も高いし、最近の中国のゼロコロナ政策では海外旅行も自粛中だし移動も制限されてるので言い訳が難しいです。
もうなりすましは出来ませんね。ただ木村拓哉だけは、日本で自分でやってると絶賛!!
2022年05月02日
中国情報局@北京オフィスより抜粋
ウクライナxロシアの戦争によって、日本や海外のメディアでも中国のメディアでも石油や天然ガスの話を毎日のように目にします。
2018年から始まった米中の貿易戦争では、トランプがハイテク製品を中国に輸出したくないのに、米中貿易の輸入超過をなんとかしたいというジレンマがありました。
そこで着目されたのが資源。交渉の結果として中国がアメリカから700億ドルの天然ガスと大豆を輸入することになったのです。
天然ガスに関する具体的な成約は指定価格で毎年400万トン、期間は20年間の購入契約になります。そして、絶対に契約違反できないよう相当高額な違約金が約束されているのです。ご存じでしたでしょうか。
しかし、中国はすでにロシアと関係があります。ロシアとは長期間にわたる天然ガスの契約を結んでいます。ウクライナの件でロシアはヨーロッパとアメリカから制裁を受けていますので、ロシアとしては中国へ輸出したいニーズが当然高くなります。
つまり中国の天然ガスは余ることになりました。天然ガスの保存にはお金がかかるし危険性が高いので、できれば順調に消費されることが望ましい。
一方で、ヨーロッパではあまりにも天然ガスが不足で値段も高揚しています。このタイミングが絶妙で、アメリカから輸入する分のアメリカからの運送開始と同時期というわけです。
結果的には、中国が余った天然ガスをアメリカの港からヨーロッパに直接運送。アメリカから直接ヨーロッパに送るのは当然、アメリカ→中国→ヨーロッパと経由するよりも運送料が安いし、保存問題も解決し、相当な収入が入りますね。
ヨーロッパは市場価格よりちょっと安い値段で不足で困っていた天然ガスを素早く輸入できたし、これがロシアからのものでもないです。まさかのウィンウィンウィンw
2022年04月12日
中国情報局@北京オフィスより抜粋
ロックダウンしているのに深夜に上海から脱出し、
寝ずに杭州の人の多い所のデパートを長時間ウロウロしていた親子↓2020年から始まったコロナ禍、上海はこれまで防疫優等生として海外入国者をたくさん受け入れました。
でも今回のオミクロン変異種による感染は状況が異なり、ロックダウンとなっても感染者は右肩で増加。
日々報道される感染対策とはちゃめちゃな出来事に対して中国全土から上海へ非難の嵐となっています。
前提を説明します。
・上海の言い分だと、経済を優先したいのでロックダウンは簡単にできない。
そのため、上海から中国の他の地域に移動した感染者経由で感染が判明というケースが多発。
全くコロナ感染者のなかった地域で新規の感染が広がり、一部封鎖されたり全員PCR検査したり、平和の日常が壊される。
・急なロックダウンで医療関係者だけではなく、配達や運送、ライフライン業者も多数ロックダウンされていて人手不足が多発。
・腎臓や血液の持病がある患者が日常的に通う病院がコロナ専用になり、受け入れる所がなくなり困っている。
・1000元で偽物の通行証を発行する人がいたからロックダウンのはずなのにスーパーの前に渋滞が発生。結局配達業務でギリギリ営業維持していたスーパーもやむ得ず営業停止に。
また、今回のオミクロンは症状が弱いので入院させてもほとんどみんなすごく元気です。
結局医療関係者が過労で倒れてしまって、陽性感染患者が抱っこして救助してあげたことも。↓
ロックダウンをしない日本のやり方が結果正解かも!?