2022年06月03日
SNS投稿すると居場所が強制で表示させられるようになった中国
ここ最近、中国の各SNSで気になる変化があったことをご存知ですか?
Wechatの公衆アカウント、Weibo、抖音(中国版Tiktok)、レッド、Zhihuなどを含む中国のほとんどのSNSが強制的にIP属地を表示するようになりました。
2021年、中国国家インターネット情報弁公室が国内ユーザーには省(県のこと)、海外ユーザーには国や地域までユーザーのIP属地を表示すべきと要求しました。
ネットいじめやデマを減らしポジティブに期待されたIP属地表示機能ですが、思わぬ「被害者」たちが現れ炎上しています。
中国の芸能人はSNSを通じての情報発信だけではなく、コメント返しなどのファンサービスもよくやっていますが、これは代行でやってる場合も多いです。
代行者と本人が同じ場所にいれば良いのですが、スケジュールの都合なのか芸能人と代行会社や代行者が異なる省にいる場合、IPでバレるようになりました。
ファンからすれば業者がコメント返すくらいならスルーされた方がましですよね。。ちなみに日本の芸能人たちですが.上下の写真をご覧ください。みんな上海です。
例えば上海ローカルで有名な「魔都囡」のIP属地がまさかの日本。
愛国ネット民行動で知られた「帝吧」のIP属地がまさかの台湾。
毎日ドイツの日常をアピールしている「CC吃喝在コ国」のIP属地がまさかの山東省。
日本情報を発信する「来酱在东京」のIP属地が上海。
イギリスの日常を発信する「娜娜在英国」のIP属地が広東省。
そして最もあり得ないKOLは、いつも日本の悪口を言って強く愛国者をアピールしている「连岳」のIP属地がまさかの日本だったこと。。
ちなみにWeiboで表示されるIP属地は最近の書き込み、コメント、投票などの総合行動による判断で確度も高いし、最近の中国のゼロコロナ政策では海外旅行も自粛中だし移動も制限されてるので言い訳が難しいです。
もうなりすましは出来ませんね。ただ木村拓哉だけは、日本で自分でやってると絶賛!!
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投稿者:キム兄|22:38
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