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2020年03月21日
子供達の意向
2016年の4月も下旬
夫の脳内お花畑は まさに春を盛りと満開のご様子
この期に及んで どうしてくれよう!!とも思ったが
まずは いつもの " 待ち " の姿勢で行くことにした
だってーーーーー 正直面白いんだもの(笑)
下手くそな演出のトレンディドラマを気取ったセリフ
そして その声色まで聞こえてきそうなぶりっ子彼女の言葉
いやぁ タブロイド紙の3面にもなかなか載らないような
馬鹿馬鹿しいやり取りは そう見聞きできるものじゃない
その出演者が夫というのは
もちろん気持ちの悪いことこの上ない!・・・ことでもあるが(笑)
里帰り出産のために隣県に帰省している嫁子ちゃんから
お茶しましょう!との連絡♪
その時には さすがに
生まれてくる赤ちゃんのことや
東京に戻ってからの生活の不安やら
でも 今日このお店に来られてよかったね!とか
他愛のない 楽しい女子トークに終始した
もちろん 夫のことは伏せておいた
娘にも 胎教に悪いから言っちゃダメ!と止められてたし
GWも始まる頃 次男も帰省してきた
こちらでは1泊だけして 嫁子ちゃんの実家へ行くと
そこで 娘が おもむろに夫の最近の実情を話した
文字通り 口をポカンと開けて一瞬フリーズした次男
iPad上の送受信を黙って読み続け しばらくして大笑い!!!
「呆れて物が言えないって こういう事なんだね
〇〇につける薬はないんだよ!!!
今回は こんなに事細かに情報が流れてくるんだから
しばらく放置でいいんじゃない?
もう 放っておきなよ!!!」
呆れかえって 考えるのも面倒だという風に吐き捨てた
そして 二日後に帰省した長男にも iPadを見せた
長男も呆れかえって 言葉がないと!
兄妹3人の統一見解は 「放置・放牧」(爆)
とりあえず 〇〇は放っておけ!!との事
そんな " 奴ら " の事を考える時間そのものが無駄だ、と
私の精神衛生上 我慢できない段階になったら
どんな行動を取ろうが 味方になるから
今は 孫の誕生だけを楽しみにしていて!!!と
またもや 子供達が全面的に味方になってくれた
(まぁ それ以外の選択肢はゼロだが 笑)
何も知らない 哀れな夫は これから先どうして行くのか
そしてこの毎日の 下手な連載ポエムのようなやり取りは
一体いつまで続いて行くのやら・・・
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2020年03月20日
さて どうしたものか?
Mクリニックの帰り道に夫への警告は
全くと言っていいほど 効をなさなかった
警告を与えた翌々日の
少しだけ ほんの少しだけ遠慮がちだったメッセージは
やはり ポーズだったのだろう
ふたりの脳内お花畑は まさに春爛漫で
様々な花が咲いているんだろうな?と思わせるほど
よそ様に見られた!という事実で 余計に盛り上がったのか
メッセージの送受信は ますます親密度が増してきていた
・職場の人に 仲よすぎだと言われた!
夫さんが 大好きだから仕方ないかな?
・週末会えないのが すごく辛い
ずーっと考えてます・・・等々
それに対する夫からの返信は
・私の方がガードが緩いから気をつけます
・今日の服装も可愛いよ 明るい色でいいね
・私も週末会えないのは辛いです
旦那さんに悟られないようにね・・・云々
Apple IDが同じ、という事だけでも笑えるのに
加えて スマホの位置情報がONになっていたので
二人の送受信と共に 夫の居場所がつぶさにわかる
メッセージの内容と合わせてみると 出勤時や退勤時
ビルの階段室あたりで ほぼ毎日 待ち合わせをしている模様
やれやれ ご熱心なことで
ドラマの作中人物にでもなったつもりでいるのか!?
けれど これはこれでなかなかに
野次馬根性を助長させるものがあって
その現場を " 覗き見 " しているような感覚に陥る
(超がつく 悪趣味! 笑)
ちょっと歳のいった " バカップル " がどうなっていくのか
高みの見物と洒落込んでも面白いかな?と思い始めていた
その同じ時期に
第一子出産を控えている次男の嫁子ちゃんが
隣県に里帰りしてきた!!!
経過が心配でもあるし
嫁子ちゃんの実家付近には大好きなお店がたくさんあるので
顔を見がてら お茶しに行かなくちゃ!!
その頃は お花畑の夫たちのことよりも
楽しい楽しい
嫁子ちゃんとのカフェ巡りや 初孫誕生に気持ちを移していた
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2020年03月19日
O先生の転院
2016年4月なかば
MクリニックでのK先生の診断を受け
そのデータを持って しばらくぶりにS病院へ
2011年暮れに 初めて紹介された総合病院で
無事に?(笑)肺腺がんの診断を受けたところだ
それまでO先生に診ていただいていたN病院で
4月からS病院で診てもらって下さい、と
外来の看護師さんに言われていて
O先生に見放されたのかな?・・・と思っていた
どうして急に転院しないといけないのか
そこのところの説明がなかったので とても不安だった
蓋を開けてみれば
O先生が転院していたからだとわかったのだが
外科・総合診療のドクタープレートに
O先生の名前があった時には 心底ホッとした!
「ニャンままさん 元気そうですね?」
「先生 こちらにいらしたんですね?
見捨てられたかと思ってました(笑)」
「あれ? お伝えしてませんでしたか?
手術続きの毎日が体力的にきつくなってきて
後任の先生方に区切りのいいところで引き継いだんです
隠居というわけではないですが メスを握らず
診察だけ、という事で こちらにきたんですよ
この病院でも 手術は腕のいい先生方がいらっしゃるし
自宅からは こっちの方がずっと近いので!」
そういって お茶目な表情でニッコリ微笑んだ
確かに 最初にお会いした頃より白髪も増えている
大学病院からN病院に移ってからも 結構な年数だったようだし
いつも シュッとして姿勢がいい方だったので
それほど年齢を感じさせなかったのだが・・・
とにかく またO先生に診ていただける!!!
よかったぁ〜〜〜〜!!!
そして 今回のダイナミックMRIの結果を受けてのお話
K先生からのデータを PCに取り込みながら
じっと画像を確認している
「K先生が ガンマナイフの痕跡だとおっしゃるのであれば
それで間違いないでしょう
今日の採血結果も 前回とほとんど同じ程度の数値でしたし
丁寧に経過観察を続けて行きましょうね
現実として 腫瘍マーカーが二つとも
一時期よりは上昇している状態なので
慎重な姿勢は崩さないまま・・・」
そう言って キリッとこちらに向き直った
頼もしい先生の表情を見て
自分もしっかり体調管理をしなければ!と決めた
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2020年03月17日
それから・・・
Mクリニックの帰り道で警告をした後は
ただただ 無言で車を走らせていた夫
ほんと もういい加減にしてほしい!!!
翌日 低体温の症状が出てきた上に ひどい頭痛
ほとんど横になっていた
娘は普通に出勤してるし 夫は今日は歓迎会で遅い
朝から夜のことを考えると イライラ!
昨日夫に警告したことを 彼女に言い出すのか
あるいは 態度に出すのかはっきりするだろうから
" 楽しみ " の部分もあながち無いとは言えない
頭痛が早く治るように 祈りながら待ったが
昼休みも 飲み会の前後も 帰り道でも
全く普通のメッセージのやりとりだった
あーーあ! ある意味 夫はブレていなかった
その翌日 二日続けての飲み会
所属課全体ではなく グループの飲み会だったらしく
2次会も早めに切り上げて どこかで二人で話したらしい
帰り道途中であろう メッセージのやり取りがきた
" さっきは 教えてもらってありがとうございました
人に見られてたなんて・・・
それにしても 夫さんはそんなに浮気した事があるんですか?
奥さんじゃなくてよかった! 私なら耐えられません
でも 一回だけでも2人だけで飲みに行きたかったなぁ "
” そうですね でも やっぱりそれは難しいかも・・・"
" 2人っきりで飲みに行くなんて そんな特別な事でもないのに "
" 普通の人なら大丈夫なんでしょうけど 私だからダメなんだと!
今まで 色々やらかしてますからね "
" 奥さん 束縛ひどいですよね?"
" でも 私も反対の立場だったら言いたくなりますよ "
まあ 相変わらず " 脳内お花畑 " ではあったものの
一応 夫側から 何かしらの話はしたらしい
それにしても 状況の把握が甘い!!!
" 2人で飲みに行くのは やっぱり難しい"
" 反対の立場だったら言いたくなる" ?
いやいや
今度 それらしき話が聞こえてきたら私は実家に帰るよ!
そう 宣言したはずだけど!?
それでも 一応アクションを起こしたのだから静観してあげよう
けれど 問題はここからだ
ある意味 やっとスタートライン
グダグダ 言い訳やら自己保身やらせず
2人揃って 大人の対応をしてくれるかどうか!?
何と言っても " 不倫 " という状況に酔っていて
まるで 劇中の主人公気取りだからなぁ 2人とも!
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2020年03月16日
夫への警告
やっと Mクリニックでの診察が終わった
これから自宅へ戻るまで 1時間弱のドライブだ
夫は やたら上機嫌だった!
「良かったじゃない? 結局は何もなくて!
ほんと ホッとした!
これから孫も生まれるのに 何かあったら大変だしね」
「そうだね・・・」
「それにしても 診察室に呼ばれるのも遅かったし
会計が 今日の全患者さんの中で最後だなんて・・・
ふざけてるのか?と思うほど時間かかったね
座りっぱなしで 腰から背中から痛くなっちゃったよ」
は?今さら何を言っているんだか!?
「あら 午前中の予約でも
会計終了までが 3時近くまでかかったこともあったし
病院の滞在時間だけ見れば まだ短かった方だよ
それに 脳外科では 患者一人で来てるのは珍しいし
一人だから いつ呼ばれるかわからなくて
トイレもなかなか行けなかったりしたんだから
それに比べれば 今日は楽勝コースだよ!!
あぁ 今までほとんど一緒に来てない人には
待ち時間とか経験してないから 苦痛だったのかもね
でも今日は 帰り道も運転してもらえるので
感謝しなくちゃね!
助かります 本当に!ありがとうございます!」
と バカ丁寧に " 棒読み " でお礼をしてみた
「だって 別居中だったり 仕事の都合がつかなかったり
こっちにも 色々あったんだから仕方ないでしょ?」
ああ言えば こう言う やれやれ相変わらずですな
そして ここからが 本題突入!!!
「話は変わるけど ついこの間
友人Hくんからラインもらったんだよね
あなたが 職場の部下と仕事帰りにイチャついてたって!
随分と " ご親密な " 間柄に見受けられた!とのこと
いったい どういうつもり?」
信号待ちで前を見ていた夫が 息を飲み込むのがわかった
「え? 俺が? いつ?
そんなことしてないんだけど・・・人違いなんじゃないの?」
「まぁ あなたがどう言い訳しようが勝手だけれど
現実に 女性と二人でイチャついているところを
しっかりと目撃されているのは事実なんだから!
私が腎臓をとって 不倫騒ぎの判決が出てから
まだ1年5ヶ月くらいだよ
いったい どういうつもりなの?
あなたって そんなにバカだったの?」
「いや そんな事してないって!! 本当だよ!!」
「まぁ 何を言っても真実はいつか暴かれるよ!
もしまたそんな話が聞こえてきたら
即日 実家に帰らせてもらいますから!
そして 初孫を抱くことはもちろん
顔も見られないのを 覚悟しておいてね!!!」
文字通り 鼻息荒く 一気に言い放った!!!
夫にとっては 不意打ちで もう何の反論もなかった
二人でイチャついてるのを知られた、として
この先 お二人さんはどうするのか?
これから送受信されるであろう
iPadのメッセージにますます目が離せなくなった
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2020年03月14日
2016年 2度目のMRI 2
いつまで経っても診察室には呼ばれない
予定通り3時半にMRI撮影は終わっているのに・・・
夫は 隣の椅子に掛けているが
何も言わず 持ってきた文庫本を熱心に読んでいた
午後5時半になろうという時 やっと順番が来た!
K先生は また画像とにらめっこしていた
「ニャンままさん
前回2月に O先生のところで撮ったMRI画像を見てください
そしてこちらが 今回ダイナミックMRIで撮影した画像です」
先生の指し示したところを ジッと見てみる
言われてみれば 周辺とは少し色が違って見える
ポツンと白く抜けている感じだ
輪郭はそれほどハッキリはしていないが 意外と大きいかな?
夫も必死に見比べてはいたが 今まで一緒に見たことが無いので
脳内の画像そのものに興味があるようだった
つまり 比較云々以前の問題だ(笑)
先生が 口を開いた
「以前にも一度ありましたが
今度はどうやら 2度目のガンマナイフの痕跡のようです
一度 綺麗に見えなくなりましたが また浮腫みとして
確認できるほどになって来たようです
照射した場所の近くにありますし まずそれで間違いはないかと」
思いっきり力が入っていた肩が ストン!と落ちた
「じゃあ 入院とかサイバーナイフの施術とかはないんですか?
左半身に麻痺が出てくるような事も心配ないんですか?」
K先生は やっと穏やかな表情になって言った
「この分だと 急変とか転移とかはまず心配ありませんよ」
身体全体の緊張がほぐれて グニャグニャになりそうだった
「O先生からの採血データも 極端な数値の上昇ではないですし
私の所見では またしばらく様子見で大丈夫かと!
もし 転移性脳腫瘍ならば
前回よりも もう少し大きくなっているはずですし
自覚症状も見られませんので 心配することはありませんよ
とにかく今回 しっかり確認できて私も良かったです」
心底 ホッとした!!!
このタイミングで転移だったら 正直立ち直れなかったかもしれない
夫がまたまたこんな状態だし
5月には " 初孫誕生 " が控えていたので!
何はともあれ 時間はかかったけれども
目下の心配事のうちの 一つが解消された!!!
そして6時半近く やっとその日の最後の患者として会計を済ませた
お腹も減って 気力もなかなか出なかったが
帰り道には大事な仕事が残っているので頑張らなくては!
そう!!!
また悪いことをし始めた夫に対して 警告を与えなければ!!!
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2020年03月13日
2016年 2度目のMRI 1
夫の友人からのラインで
いよいよ警告を与えなければ、と思っていたが
ご機嫌で帰宅した夫の顔を見て ゲンナリ
気持ち悪くなってしまったので その晩はスルー
こちらの精神的コンディションがもっといい時にしないと!
ダイナミックMRIを撮るため Mクリニックへ向かう当日
今度はさすがの夫も同行してくれた
ただし 午後3時の予約だったので " 午後休 " しか取っていない
" ごめんね "
" 寂しいよぉ〜 でも大丈夫です 行ってらっしゃい "
とまあ あいかわらずの中学生カップルのようなやり取り
妻の検査に同行するのに 職場の女性にどうして謝るのか?
いちいち気に障るが
これが 脳内お花畑の二人の通常運転なのだから仕方がない
Mクリニックに行く道のりで 友人からのラインを思い出し
悔しくて 思わず泣けてきてしまった
警告は帰り道に!と思っていたのに不覚だった
けれど 夫はと言えば
私が泣いた理由は 検査結果がどうなるのか不安になって・・・
と 勝手に解釈したらしい
「きちんと結果が出るまでは不安かもしれないけど
K先生に しっかり確認していただかないとね」
そんなこと あなたに言われるまでもない!!!
いい意味で頭に血が上り キッ!と気持ちを切り替えた
ダイナミック〜と銘うってはあるが
患者側としては 通常と全く同じ経過をたどる検査だったので
かかった時間等は ほとんど今まで通りで大きな差異は感じなかった
解析力が違う?という事だけなのかな?
ただ 今回は 検査後にとてつもなく待たされた!
待たされている間 不安はどんどん大きくなるばかり
もし 左半身に麻痺が残ることになったら
きちんとリハビリして 自分のことだけでもしっかりしなくちゃ!
仕事も辞めなくてはいけないな・・・
会話はきちんとできるのかな?
視力が落ちるようなことはないのかな?
・・・などと グルグルと頭の中でずっと考えていた
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2020年03月12日
夫のメッセージ
2016年 4月
新しい年度が始まって 春爛漫というこの頃
夫とランナーの彼女とのメッセージ送受信は
回数も増え 内容も細かくいろいろと面白いことになっていた
たとえば
二人とも部署の異動はなかったと大喜びしている日
「一年間ありがとうございました!
楽しく仕事ができたのは 夫さんのおかげです
これからもよろしくお願いしますね♪ 」
「エライね!よく頑張ったね!
こちらこそ 今年度もよろしくね!」
「でも 席が離れちゃって 顔が見えないデスゥ!」
「私(夫)の方からは後ろ姿がいつでも見れます!」
おいおい!!!
幾つの人間に " エライね よく頑張ったね " だ!?
小学生の夏休みの宿題に対しての " お言葉 " ですか?
職場で 顔なんか見てなくて結構! 仕事しろ!!!
狐目の彼女の時にもそうだったが
とにかく よその女性に対する気の遣いようは
本当に感心するほど素晴らしい(爆)
その10分の1でもいいから
こちらを少し気遣ってもらえないだろうか?
一応闘病中であり 転移性脳腫瘍の話もあるのに・・・
身長差がありすぎて 目に入らないのだろうか?
・・・と自虐的に言ってみる(笑)
実は この頃の二人はすでに
仕事帰りに時間をずらして退勤し 外で会っているほど
ただの上司と部下の関係とは言えないほど 親密になっていた
メッセージからもそれは容易く理解できたが
職場裏のちょっとした遊歩道で二人で会っているところを
夫と私の共通の友人が見かけて ラインしてくれた
その友人は どちらかというと 夫側の人だったが
裁判沙汰になったことも承知しているので
" あいつはまた何やってんの?(怒) 大丈夫? "
という スタンスで 私の体調を気遣ってくれた
あぁ そろそろ黙っているのも限界かな?
少なくとも 事情を全く知らない友人に心配されるほど
傍目に見た二人は そういう雰囲気なんだな・・・と
Mクリニックでの MRI撮影を数日後に控えたこの夜
夫に警告を与えなければ!!と 決心した
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2020年03月11日
3.11
9年前の今日
金曜日だったが 仕事のシフトは休み
高専4年で就活中の次男と 部活をサボった娘
そして私、と3人で自宅でおしゃべりしていた
一昨日の9日
岩手県沖の大きな地震で新幹線が遅れた
面接にどうにか滑り込んでいた次男は
受かった気がしない、次の会社にかけるよと
聞く限りでは 面接でそれほどヘマもしてないようだし
地震で新幹線が遅れることは すぐに連絡していたので
心象も悪くないとは思ったのだが・・・
何故か地震のことを 妙に気にしていた
まぁ たとえご縁がなかったとしても次があるから、と
私はのんびりとコーヒーを飲みながら慰めた
さて、とテレビをつけると
BS-NHKで大河ドラマ「篤姫」の再放送が流れていた
" あらぁー 最終回やってるんだ・・・" と思った
その時!!!
あの " 緊急地震速報 " の音がテレビから流れるのを
生まれて初めて聞いた
何の音?とか言い始めたと同時に
いきなりの激しい揺れ!!!
そして どこかで電線でも切れたのか
TVがいきなり バチッと消えた
" あちゃー まずいな停電だ!!! "
息子には ウッドデッキに出られるように窓を開けさせ
娘と二人で キッチンの食器棚やラックを押さえた
あまりの長い揺れに
娘はパニックになり 泣き出してしまったほど
経験したことのない長く大きな揺れに
娘を励ましながらも 自分も冷静さを保つのに必死だった
あちらこちらから聞いたことのない音が
一斉に耳元を攻撃してくる
食器が揺れる音 建物が大きく軋む音
近所の屋根瓦がガタガタいって落下する音
隣のアパートの駐車場からは
あまりの揺れに反応した乗用車からの
盗難防止の大きなアラーム音が!!!
部屋の中では 少しでも高い場所にあるものは
ことごとく 床に叩きつけられている!
大きな揺れが やっと収まってきた頃
急に空が曇ってきて みぞれか雪のようなものが降ってきた
その時から
県内ではあるが 市外の実家や親戚
千葉の大学にいる長男 同じく従姉
そして仲のいい友人たち 職場の夫にすら
一切の連絡がつかなくなってしまった
停電だった我が家では
スマホのTVを頼りに 情報を集めようと
3台のスマホの電池残量を見ながら必死になっていた
あの日から 9年・・・・
スマホの小さな画面で見た
揺れで倒壊してしまった建物
あちこちで発生した火災
そして恐ろしい あの大津波
今になっても
あの日のことと それからの何年かのことは
忘れようにも忘れられない
東日本大震災で命を落とされた方々のご冥福を
深く深くお祈りいたします
黙祷
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2020年03月09日
義姉とのおしゃべり
2016年3月も お彼岸を過ぎ
段々と春の気配が色濃くなってきていた
結婚記念日と娘の卒業式をどうにかやり過ごし
娘が学生でなくなり
社会人になる前のわずかな春休み
義兄のところに
身元保証人の署名をお願いしたいと連絡した
義姉が明るい声で電話口に出て
その日は義兄が職場の送別会なので ぜひ遊びにきて!と
こちらも 同じく夫が送別会で帰宅が遅いので
娘と連れ立って ランチ持参でお邪魔した上に
料理上手な義姉の夕食までご馳走になってしまった
会うのはお正月以来だったし
ゆっくりおしゃべりできて とっても楽しい時間を過ごした
やはり話題の中心は 夫の最近の行動のこと!
娘もこの頃には メッセージのやり取りを知っていた
iPadでゲームをしている最中にメッセージがきたことがあって
まさに " 目が点になる! " と言う状態で発覚(爆)
とにかく 娘も憤慨しながらも 呆れかえっていて
義姉の反応もそれに近いものが・・・・
もちろん iPadを持参していたので確認してもらった
「ニャンままさん 言葉悪いけど・・・
夫さん ここまでおバカだとは思わなかったわ!
裁判騒ぎまで経験した人の行動だとは とても思えない!」
ホワイトデーのお菓子を手渡すくだりでは
" 秘密の恋は大変ですね "
" 夫さんに迷惑かけられないから気持ち抑えないと !
等々のやり取り!!!
義姉曰く 「脳内お花畑 百花繚乱ね!!」と
これまでの夫の行動を
半分笑い話にしようとしていた自分だったが
義姉に伝えたことで
心の重石が 本当にスゥーーっと軽くなった気がしていた
転移性脳腫瘍のことは
治療方針が決まってから伝えようと思っていたので
その点については 少々もどかしい感じもあった
それでも
夫の現状を第3者に知っていてもらえることは
今までの例を見ても
自分にとっては 精神安定剤のような安心感がある
もしかしたら 事態が悪い方向に進んでいくのかもしれないので
義姉にいつでも相談できる状態になった事は心強かった
帰り際
「話したいことができたら 絶対すぐに連絡してね!!!」
義姉が 力強く言ってくれた!
自宅に到着したちょうどその時 夫と彼女のメッセージが届いた
" 2次会行きたかったけど ダンナが怪我したみたいで
早く帰らなくちゃならなくて・・・ "
" そうなんですね? 残念ですが仕方ないです
明日と明後日 たくさん飲みましょう! "
送別会続きのこの頃 二人っきりでなくとも
楽しくおしゃべりできる時間はあるということだ
なんだか すごく憂鬱な気持ちのまま 自宅のドアを開けた
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