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2020年03月19日

O先生の転院


 2016年4月なかば

 MクリニックでのK先生の診断を受け
 そのデータを持って しばらくぶりにS病院へ


 2011年暮れに 初めて紹介された総合病院で 
 無事に?(笑)肺腺がんの診断を受けたところだ

 
 それまでO先生に診ていただいていたN病院で

 4月からS病院で診てもらって下さい、と
 外来の看護師さんに言われていて

 O先生に見放されたのかな?・・・と思っていた


 どうして急に転院しないといけないのか
 そこのところの説明がなかったので とても不安だった


 蓋を開けてみれば 
 O先生が転院していたからだとわかったのだが


 
 外科・総合診療のドクタープレートに
 O先生の名前があった時には 心底ホッとした!



 「ニャンままさん 元気そうですね?」

 「先生 こちらにいらしたんですね?

  見捨てられたかと思ってました(笑)」

 
 「あれ? お伝えしてませんでしたか?

  手術続きの毎日が体力的にきつくなってきて
  後任の先生方に区切りのいいところで引き継いだんです

  隠居というわけではないですが メスを握らず
  診察だけ、という事で こちらにきたんですよ

  この病院でも 手術は腕のいい先生方がいらっしゃるし 
  自宅からは こっちの方がずっと近いので!」


 そういって お茶目な表情でニッコリ微笑んだ

 確かに 最初にお会いした頃より白髪も増えている
 大学病院からN病院に移ってからも 結構な年数だったようだし

 いつも シュッとして姿勢がいい方だったので
 それほど年齢を感じさせなかったのだが・・・



 とにかく またO先生に診ていただける!!!
 よかったぁ〜〜〜〜!!!



 そして 今回のダイナミックMRIの結果を受けてのお話

 K先生からのデータを PCに取り込みながら
 じっと画像を確認している


 「K先生が ガンマナイフの痕跡だとおっしゃるのであれば
  それで間違いないでしょう

  今日の採血結果も 前回とほとんど同じ程度の数値でしたし
  丁寧に経過観察を続けて行きましょうね

  現実として 腫瘍マーカーが二つとも 
  一時期よりは上昇している状態なので
  慎重な姿勢は崩さないまま・・・」



 そう言って キリッとこちらに向き直った


 頼もしい先生の表情を見て
 自分もしっかり体調管理をしなければ!と決めた








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ニャンまま
2011年12月に肺腺ガンの疑いと宣告される。 翌年2月に右肺上葉を切除。2014年に右腎臓摘出。 その間 何度か部位を変えて転移するも現在に至る。 2019年12月にパーキンソン病の確定診断を受ける。
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