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2018年10月19日
アリムタ&シスプラチン 5回目
2012年9月6日
今日は5回目の抗がん剤点滴の日
まだまだ暑い日が続いているので
水分摂取の修行も割とスムーズにできていた
それでも 1日に2リットル半くらいが限界かな?
先生から言われている最低量は飲めているので
とりあえず 大丈夫かな?と(笑)
採血順は59番! ま、そんなところか
さらに 市民健診の人たちで混み合う外来では
待つこと40分近く!!
少し血圧が高めだったが 先生からお許しが出て
化学療法室に行った時には もう10時を過ぎていた!!!
” 今日はかかりそうだな〜〜” となんとなく嫌な予感
その嫌な予感が 見事に的中してしまった!!!
針が 全然入らない!!!
どうしちゃったの?というくらい
何をやっても どこに刺そうとしても 入らない!!
3人ほど 入れ替わり立ち替わり刺してもらってもダメだ
いや 正確には 入ることは入るが
例のごとく 血管が逃げてしまって 落ち着かないのだ
看護師さん達も困ってしまっていた
すると 突然 認定看護師のMさんがバケツを持ってきた!
??? 何が始まるんだろう ???
「ニャンままさん!
これから バケツにお湯を入れます
ちょっと辛い姿勢になりますが 両手をお湯に入れて
そのまましばらく待ってみて下さい」
おぉーーーー大胆な!!!
血流を下げて 血管を掴まえやすくするようだ
よしっ!!!
ベッドから降りて 一段低い椅子に座り
両手を 肘までバケツに突っ込んだ!
” 熱っ!” 意外に熱い湯でびっくり
それでも 快適な冷房のもと
お湯は すぐにぬるくなってしまう
その度に 熱いお湯に交換しながら
都合30分以上は 浸していただろうか?
頭を下げている時間が長くなってきているし
手がふやけてきちゃいそうだ、と心配になった頃
何度目かの 針さしをトライ
「キャァー! 入ったぁ!」
認定看護師Mさんの刺した針が バッチリと入った!
これには 療法室にいる方全員が 思わず
「おぉーー! おめでとう!!」と声をあげてくれた!
針が入ってしまえば もう何という事もなく(笑)
けれども いつも以上にドッと疲れが出て
利尿剤が入るまで 寝入ってしまっていた
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2018年10月18日
復職への不安
4回目の点滴の1週間後
今日は血液検査と問診のみ
血液データは 相変わらず良好なまま推移
O先生が ニコニコと
「この調子で 夏を乗り切っていきましょうね!
夏バテもしてないようだし いい感じですね」と
確かに夏バテというほどのものはなかったが
点滴の回数が重なるにつれ
副作用らしき 疲れやダルさを感じる時間が
最初の頃より 長くなって来た気がする
陽に焼けたのかな?とも思ったが
心なしか顔色も黒っぽくなって来ている
すすけてるような 顔色がワントーン沈んだ感じだ
指の関節の筋や手相に沿って 茶色い線が入ったように見え
汚れを落としきってないような手のひらになっている
吐き気や下痢・便秘などの特徴的な副作用は
たとえあったとしても ほんの少しの間で
点滴後3日もすれば消滅していた
なので 見た目が少しずつ変わっていき
疲れが残り 少し横になって居たいという気持ちには
いかにも・・・という感じになってきたな、と
自分でもその変化に驚いた
副作用の自覚がなかった頃は
薬が効いているのか不安になり
少しでも副作用が気になりだすと
気持ちが引っかかるようになって
多少イライラしてきたりもした
それでも O先生が
治療が順調なことに太鼓判を押してくれたので
このペースのままで最後までやり切りたいと思った
そこで私は 職場から要請されている事を話してみた
「先生 職場の方から 確実に復帰できるのはいつ頃なのか
復職証明を出して欲しいと言われたのですが・・・」
先生は少し考えていた
「順調には進んでいるけれど まだ4回目が終わった所だし
実際 ダルさは強くなってきているでしょう?
私としては はっきりといつから勤務できます、とは
とても断言できません。
6回目できちんと終われるような数値が出るまでは
書面としては 確実なことは書けません」
「ごもっともでございます お代官様!」って感じ(笑)
半分 納得、半分 不安・・・な心境
けれど O先生から言われた通り 総務次長に連絡した
「先生のおっしゃることはごもっともです。
急かしてしまったようで申し訳なかったですね。
心配しないで じっくり治療してきて下さい。
では念のために 10月いっぱいまでお休みということで
バイトさんにも そのように話をして延長お願いしておきますね」
総務次長からは
バイトさんは9月いっぱいまでの予定、と聞かされていたので
こちらの方が申し訳ない気持ちでいっぱいになった
と同時に 10月いっぱいまで休ませてもらっても
体調がもっと辛くなっていたらどうしよう・・・?と
今まで感じたことのない 大きな不安に襲われた
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2018年10月15日
精神的支えって何だろう?
抗がん剤治療をメインに 1週間毎に通院の日々
夏の暑さはこたえるけれど
2月の時点では 夏休みの子供たちが行き交う街中を
一人でカフェに入ったり ショッピングできるとは思わなかった
はた目には 呑気な専業主婦に見えていたかもしれない
その頃 不思議なことに
" 宗教の勧誘 "というものに何度か遭遇した
今までは 仕事で家にいなかったが
ちょうど家事が一段落した頃に ピンポン!と来る
二人組みの人たちやら 日傘をさしたおばあさま!!やら
そして 夏休みであろう小学生らしき子供達まで連れた方達が・・・
週に一度は 何かしらのお誘いがあった
「ご先祖様のご供養をすれば 家庭円満 病気も治ります」
「主の教えの通りの生活を送り お許しを得ましょう」
「素晴らしいお坊様がいらっしゃるので説法を聞きにいらっしゃいませんか」
「本当の光をご覧になりたくはないですか? 何の憂いもない世界です」
「ぜひ この本を読んで下さい。 そして集会にも参加して下さい」
そして ギャグにしか聞こえない(失礼)
「あなたは 神を信じますか?」
はて? どこかで私の病気のことを聞きつけて来たのだろうか?
いや それはいくら何でもありえない!
車があるので 訪ねれば誰かとは話ができるとの判断だろう
2月の手術前 いや4月の脳転移が知らされた時点であれば
きっと何かしらの団体に興味を示していたと思う
自分でも 少々不安が大きくなり過ぎて
気持ちの落ち着けようがなかったのも事実だし・・・
信じられる宗教があれば これから続く治療に対しても
自身の気持ちもおだやかになっていたのでは?と
けれども 幼い頃から " 九十九神 "というか
森羅万象 すべてに何かしらの大きな力が働いている、と
ぼんやり感じていた自分には いずれの " 教え "にも
心動かせるものはなかった
聖書を読むのも好きだし 般若心経の写経も大好きだ!
ただそれは 「信仰」としてでは無く 読書・趣味の類だ
「心から信じられるもの(信仰)が無いというのは
いざという時の精神的支えがないのと同じです」
こんな感じのことを ある団体の方に言われた
そう言われてみると 正直
信仰を持っている人たちが羨ましいとさえ思った
しかし 改めて考えてみると・・・
家族・猫たち、友人・親戚はもちろんのこと
職場の人達・その環境
病気を診ていただいているドクター達
ほかにも
顔に当たる風の感触 空を流れる雲の綺麗さ
今を盛りと鳴く季節の虫たちの声
暑さに止まらない汗 美味しく摂れている食事
自分が信頼している人達・環境
五感で感じている様々な事柄・・・
これらは皆 特別な信仰で無くても
全て精神的支えになり得るのでは?
日々の暮らしを丁寧に 後悔する事なく
毎日を 大好きなものに囲まれて ゆっくりと生きていく
大げさでも無く 格好付けでも無く
この事こそ 私の精神的支えに他ならないと思う
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2018年10月14日
アリムタ&シスプラチン 4回目
5月のガンマナイフ そして
3回目の抗がん剤点滴が終わった時点での効果
そのどちらにも ハッキリとわかる結果が出て
ご機嫌なお盆を過ごせた
帰省した息子たちと娘と 家族揃って
私たち夫婦双方の実家に 無事墓参りにも行けた
この頃になると
あれほど酷かった歯茎の腫れや痛み
それに 右手の指先に感じていた痺れなども
全く無くなっていた
連日の35℃を上回る気温の中
いよいよ4回目の抗がん剤点滴の日!
今日も 採血結果は問題なし!
前回は 針が入るまで4回のチャレンジだったので
看護師さんもちょっと緊張気味だ
何事もなく 嘘のように
文字通り スゥーーーっと針が入った!
私自身よりも 看護師さん達が大喜び(笑)
こんなに喜んでもらえるんだから
毎回 スムーズに刺せるように
血管に言い聞かせておかなくちゃ!!
私の場合
歯科医での歯茎切開というハプニングはあったが
その時以外は 予定通り 点滴の治療は進んでいる
しかし 暑くなって来ると 体調が崩れて
定期的な治療が難しくなって来る方も多いらしい
私はこれまで 白血球数が3000台を割ることが一度もなく
O先生にも 太鼓判を押してもらって点滴している
ただ 回数が増えるにつれて
以前よりも 白血球数が減って来ているのも事実だ
定期的に治療を進めていけるように
予定通りに 職場復帰できるように
とにかく 暑さにも薬にも負けないで
この夏を乗り切らないと!!!
ということで
この日もレストランから " 日替わりランチ "なる出前をとり
利尿剤後のトイレもしっかり通い(笑)
化学療法室 最後までの居残り患者を全うして帰宅した!
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2018年10月13日
化学療法の効果はすぐ出るの?
入院時も含め 3回目までの化学療法が終わり
定期通院の2012年8月9日
今日は 単純CTの撮影だ
前週に 転移性脳腫瘍の縮小等の話を受け
自分でも驚くほどに ホッとしていた
ガンマナイフってすごい!!と実感したが
抗がん剤を点滴・・・というと
副作用のことばかり頭によぎり 肝心の効果については
本当に "疑心暗鬼”といった言葉がぴったりの感覚だった
副作用が軽いのはありがたいことだと思いつつ
薬がきちんと効いているのだろうか?という
不安はいつも感じていた
息子が小学生の頃
小児慢性特定疾患にかかった事があり
その時の主治医が
「薬が効くという事は 本人も副作用として
気分が優れなくなったり また 体にもその反応が出てくるので
ムーンフェイスになったり 見た目も変わりますが
どうか心配なさらないでくださいね」
と 診察に来る度に話していたから
特に 体調の変化を感じないのは
薬が効いていないのか?
高いお金を払って 化学療法を受けているのは
ひょっとして無駄な事なのか?
元気なら元気で そんな余計な心配もしていた
強い副作用がないんだから
素直にありがたく思うだけでよかったのに
いよいよ 診察順が来た!
相変わらず 安定の笑顔のO先生だ
「ニャンままさん
左副腎のことですが・・・・」
え? まさか薬が効いてないの?
「驚いたことに ほとんど見えないほど
縮小しています
例えれば 小さい小さい紙を
クシャクシャに丸めて乾燥させたような状態です」
なんじゃ、そりゃ?(笑)
始めはピンと来なかったが
何ということはない
左副腎は ”炭鉱のカナリア " よろしく
抗がん剤点滴という化学療法の効果を
目に見える形で表してくれたのだ!!!
現実として ” 今 ここにあるガン ” が
点滴していただけで 縮小したのだから
これだけで どんなに勇気付けられたことか!!
7クールまで予定していた治療だが
この調子で行くと もっと早く終われるかも?
そんな期待で 気持ちもグンと軽くなった
病院を出て 今を盛りと鳴くセミの声を聞きながら
” 来年も 絶対元気でこの蝉時雨の音を浴びよう!”と
決意の心意気を街路樹に誓った!!!
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2018年10月11日
5月のガンマナイフの結果
検査日の絶食を忘れるという
相変わらずの 能天気さの自分ではあるが
今日はさすがに 朝から落ち着かない
5月に施術した ガンマナイフの効果の有無を
MRI画像から判断していただき
その結果を聞きに行くのだから
点滴からちょうど1週間なので
採血とレントゲンを終わらせて 呼吸器外科へ
にこやかなO先生に 座るよう促される
「一昨日から体調に変化はないですか?」
「全く無いです!
あの日も 昼食・夕食共に完食しました!」
先生が大笑いされた!
「さすが ニャンままさんですね!
造影剤も物ともせず、というところでしょうか?」
軽口を叩いてはいたが 心臓はドキドキと
音が聞こえるかと思うくらいだった
先生が 手元のデータを出して来た
「今日の採血結果も 大きな変化はありません
胸の写真もとても綺麗で 心配はないですね」
それから おもむろに
画像データをモニターに映してくれた
「一昨日のMRI撮影の結果です」
「これを見ると・・・・」
ガン宣告された時より 胸がざわついてるかも?
「右前頭葉と左小脳付近の転移性腫瘍とみられるものは
ほとんど判別できないほどになっていますね」
ウオォ〜〜〜〜〜〜!!!
ガンマナイフやったね!!!
本当に "雄叫び” をあげたくなるほど嬉しかった!
けれど・・・
右側頭部の下の方に 少し白い影が見えるのが気になった
「ここは今回照射した中で 一番大きな腫瘍でした
なので まだ完全には消滅してないのかもしれませんね
すぐに消えるわけではない事は理解されてると思いますが
もう2、3ヶ月時間をかけて経過観察していきましょう
これ以上大きくなったりすることは もうないと思いますよ」
それを聞いて とにかくホッとした
やっと 心臓の動きが正常に戻り
胸元に何かがつかえていたような感覚が
久しぶりに無くなったのに気づいた
” あら さすがの私でも やっぱり怖かったんだな "
自分でも 少し驚いていた
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2018年10月10日
久しぶりの脳内MRI撮影
3回目の点滴が終わり その5日後
脳のMRI撮影の日
その日は7月最後の日
前日から暑さが続いていて 朝から強い陽射しが眩しかった
起床時には 思ったほどの暑さでもなく
来院中 疲れないようにと朝食を美味しくいただいた
ん? ・・・・・朝食???
あぁ〜〜〜〜〜 またやらかした!!!
午前中のMRI撮影なので 朝は絶食だったはず!
こんな日に限って食欲があり 全くためらいも無く
おかわりして ご飯を食べてしまってた!
慌てて 病院へ連絡!
「あらぁ? 食事してしまったんですか?(笑)」
呼吸器外科の受付の方に笑われた!
いつもにこやかで どんな時でも
明るく対応してくれている
「どうしましょうかねぇ・・・
でも ニャンままさんは初めてのMRIではないし
今までの検査でも 体調の変化はなかったんですよね?
とりあえず 病院には来て下さい
放射線科のドクターと直接ご相談していただきます
事情は伝えておきますので 時間通りにお願いしますね
時間は少しズレるかもしれませんが
先生との相談によっては 撮影はできると思いますよ」
相変わらずのそそっかしさに 自己嫌悪しながら病院へ
ドキドキしながら行った放射線科で言われた
「7時半には 食べ終わっていたんですね?
では、9時半の予定を変更して 11時からの撮影にします。
幸い 今日のその時間は予約が入っていないし
造影剤で 体調の変化を起こしたような事も
今までには無かったようですし
何より 顔色もいいし おかわりするくらいの食欲
そして元気があるんだから大丈夫でしょう」と
よかった〜〜〜!
造影剤とか 諸々の薬のアレルギーとかが無くて
本当に助かった! ←論点 そこじゃない(笑)
検査日なのに その注意事項も忘れてしまうくらい
目立った症状もなく 毎日を送れている事に
改めて 感謝した
撮影前後には 何の問題もなく
O先生に笑われながらも
明後日結果を聞くための予約をして帰宅した
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2018年10月07日
抗がん剤点滴 3回目
いよいよ3回目の点滴当日
今日は ビタミンB12の注射も控えているので
前回よりも さらに早めに病院へ!
やったぁ〜〜 採血順No.6!!
今までで一番早い!! 初の一桁! うれしい♬
採血結果も良好で すぐに5階の化学療法室へ!
ビタミンB12の筋肉注射後
いよいよ 3回目の抗がん剤点滴始まるぞっと思ったら!?
点滴の針が入らない?????
確かに針は長い!
血管炎起こした自分としても 血管が弱いのもわかる
でも この日は 本当に入らなくて・・・
看護師さん達も四苦八苦!!!
あちこち 針を刺してはまたやり直して・・・の繰り返し
4回目に やっと左手で刺せるところを確保!
看護師さんのいうことには
私の血管は "逃げる”らしい(笑)
どれだけ 面倒臭い血管なのやら
本当に 申し訳ない・・・
とにかく 入ってよかった!
点滴が始まってしまえば もう痛くもかゆくもない
安心した途端 お腹が空いて 自分でも呆れる
昼食は 院内で注文も出来ると聞いていたので
階下のレストランから 「夏野菜カレー」を出前してもらった
病院内なのに 病衣を着ているわけでもなく
通常の病室でもないところで
院内レストランのカレーを食べるのは
とても不思議な感覚だった
また このカレーが美味しくて 一人でニヤついていた
今日も 化学療法室内は女性ばかりだったが
皆さん 2時間ほどで終わる方ばかり
その中で 最後にお帰りになる方に
「あら〜〜 カレーのいい香りね♬
しばらく食欲もなかったけれど
私も カレーを食べてから帰ろうかしら?」
と 言われた
少しお話しさせていただいたが
ご自身は あと1回で抗がん剤投与も終わる予定とのこと
副作用が 思いのほか辛くて この夏は本当にきつい
でも カレーの香りで食欲が出てきた
自宅でも キッチンに立っての料理が辛くて
お惣菜を買っての食事が多く
家族にも我慢させてしまっている・・と
レース編みのアップリケが付いた素敵な帽子を被った
とても上品なご婦人だった
辛い抗がん剤治療を頑張っていらっしゃるのに
” 家族に我慢させている” なんて・・・
「副作用で辛い中 入院せずに
お一人で通院治療をされているだけでも
頑張りすぎるほど頑張っていらっしゃると思いますが・・・」
差し出がましくも 思わず言ってしまった
「いえいえ 主人は在宅医療を受けている身なので
私なんかより ずっと長く頑張っているの
なのに 私までこんなふうに病気になってしまって
主人に申し訳なくて・・・
だから 絶対病気に負けないように
治療を頑張らなくてはいけないの
主人が在宅になった時点で
二人でゆっくりと家で過ごしましょうね、と約束したから」
何という余計なことを言ってしまったのだろう!
ご自分が "頑張る”のは当たり前の事と捉えた上に
ご主人のお身体の事を第一に考えていらっしゃる方に
” 入院せずに頑張ってらっしゃる”なんて
利いた風な もの言いをして・・・
ただただ 自分が恥ずかしい そして愚かしい
良好な経過で無事点滴が終わったものの
その方に 失礼な物言いをおわびできなかった自分に対して
情けなくて 大声で泣きたくなるくらいの
どうしようもない気持ちで 自宅への帰り道を運転した
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2018年10月06日
これは 副作用なのか?
2回目の点滴が終わった1週間後の診療日には
さしたる副作用もない事を 先生に話していた
また1週間経った 外来での定期診療日
この日までの間 段々と夏らしい陽気になり
暑くなったこともあってか
最初のころとは違う感覚を覚えていた
午後になると 途端に体がだるく 重くなる
朝は 普通に起きられるので
夫と娘の弁当を作り 送り出し
掃除・洗濯と ゆっくりではあるが
家事をすることはできていた
だが 午後も3時をすぎる頃になると
ダルさがピークにきて クラクラする
それから時折 こめかみがとても痛む
偏頭痛??
一度頭痛を感じると その日は就寝するまで
何となく 痛みが続くという・・・
併せて気になったのは 指先の痺れだ
右手薬指と小指の先が ズーーーンと痺れている
ビリビリと痛むようなものではなく
常に 指先が重く その2本だけが
重りを吊り下げられているような感覚
O先生の見立てでは 一過性のもので
急に暑くなったからでは?と
過信して 動き過ぎても 疲れが出ますよ、と
事実 この日の採血データは良好だったので
思い過ごしなのかな?と
生活は普通に出来ていたので
努めて 気持ちを穏やかに保って
次の点滴日を待とうと思った
「白血球の減少もそれほどではないし
基本 体力も落ちていないようなので
予定通り 来週3回目の化学療法を行います」
「暑くなってきたから この点は心配ないとは思いますが
いつも以上に きちんと水分を摂って
点滴に備えてくださいね!」
私の顔を見て 念を押すように 先生が言った
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2018年10月05日
外来での化学療法後の副作用:1週間後
O先生の診療日だ!
ドキドキの採血結果も良好
相変わらず にこやかな先生から聞かれる
「毎日の体調の変化に 気になる所はありますか?」
入院せずに 自宅に居るからだろうか?
自分でも驚くほど 元気に過ごせている
「歯の痛みが取れたせいもあるかもしれませんが
毎日 本当に普通の生活を送れています。
点滴前、いや手術前とほとんど同じ暮らしができています」
手術後 5ヶ月過ぎ
夏の暑さも強くなってきている頃だが
幸いなことに夏バテする気配もなく
傷の痛みやツレも全く気にならなくなっていた
仕事の休みをいただいているのが申し訳ないほど
元気いっぱいだ(笑)
あまりに能天気な様子の私に 先生も苦笑い
「確かに 採血データもとても良好ですし
外見上の副作用も まだほとんど見受けられませんね。
食事も普通に摂れているようだし 元気で何よりです」
多分 ドヤ顔していたと思う!その時の私(笑)
そして 先生が意外なことを
「点滴前の ビタミンB12の筋肉注射だけど
今日はしていかなくていいですよ
次回の点滴前に注射するので!」
「は???」
「そんな顔しなくても大丈夫!
今日は この辺でもう帰っても大丈夫ですよ」
えぇ?
アリムタとシスプラチンの化学療法の前には
必ず ビタミンB12の注射って言われてたし
ネットにも出てたのに・・・・
他の人と比べて 元気が余ってるからかな?
ま、血液データもいいんだから
先生の言う通り 必要ないのかな?
考えても仕方がないと思い
一抹の不安を抱えながら 診察室を出た
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