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2018年10月13日

化学療法の効果はすぐ出るの?


 入院時も含め 3回目までの化学療法が終わり
 定期通院の2012年8月9日

 今日は 単純CTの撮影だ



 前週に 転移性脳腫瘍の縮小等の話を受け
 自分でも驚くほどに ホッとしていた


 ガンマナイフってすごい!!と実感したが

 抗がん剤を点滴・・・というと
 副作用のことばかり頭によぎり 肝心の効果については
 本当に "疑心暗鬼”といった言葉がぴったりの感覚だった
 

 副作用が軽いのはありがたいことだと思いつつ
 薬がきちんと効いているのだろうか?という
 不安はいつも感じていた


 息子が小学生の頃
 小児慢性特定疾患にかかった事があり
 
 その時の主治医が 

 「薬が効くという事は 本人も副作用として
  気分が優れなくなったり また 体にもその反応が出てくるので
  ムーンフェイスになったり 見た目も変わりますが
  どうか心配なさらないでくださいね」

 と 診察に来る度に話していたから



 特に 体調の変化を感じないのは
 薬が効いていないのか?
 
 高いお金を払って 化学療法を受けているのは
 ひょっとして無駄な事なのか?


 元気なら元気で そんな余計な心配もしていた

 強い副作用がないんだから 
 素直にありがたく思うだけでよかったのに



 いよいよ 診察順が来た!

 相変わらず 安定の笑顔のO先生だ


 「ニャンままさん
  左副腎のことですが・・・・」


 え? まさか薬が効いてないの?


 「驚いたことに ほとんど見えないほど
  縮小しています

  例えれば 小さい小さい紙を
  クシャクシャに丸めて乾燥させたような状態です」

 
  なんじゃ、そりゃ?(笑)



 始めはピンと来なかったが
 何ということはない


 左副腎は ”炭鉱のカナリア " よろしく

 抗がん剤点滴という化学療法の効果を
 目に見える形で表してくれたのだ!!!




 現実として ” 今 ここにあるガン ” が
 点滴していただけで 縮小したのだから

 これだけで どんなに勇気付けられたことか!!



 7クールまで予定していた治療だが
 この調子で行くと もっと早く終われるかも?

 
 そんな期待で 気持ちもグンと軽くなった


 


 病院を出て 今を盛りと鳴くセミの声を聞きながら
 
 ” 来年も 絶対元気でこの蝉時雨の音を浴びよう!”と
 決意の心意気を街路樹に誓った!!!
 





    

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ニャンまま
2011年12月に肺腺ガンの疑いと宣告される。 翌年2月に右肺上葉を切除。2014年に右腎臓摘出。 その間 何度か部位を変えて転移するも現在に至る。 2019年12月にパーキンソン病の確定診断を受ける。
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