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2019年06月05日

さようならクリスマスキャロル。最終話。。


「僕は、、、僕は、お兄ちゃんだよ。。
僕は、お兄ちゃんのヨルザって言うの。
君は、、ひかる。弟のひかるだよ。」

兄のヨルザちゃんが一生懸命話しかけますが、、

でも。。。

手術が終わったひかるちゃんは、記憶を無くしていました。


生命に別状は無いし、記憶は、戻るかもしれませんが。。。

ビアンカ院長先生は、それでも生命が助かった事が奇跡だと。

どんな手術の結果になろうとも。。
ひかるちゃんに、朝から会いに来るって。


クライド・フォレスターさんは、なにをやってるんだろ。きっと。。。
昨夜イヴ、酒を飲んで寝てるな。

でも、ひかるちゃん。
とにかく、あの状況で生命に別状がないとは。
それだけでも奇跡だし、良しとしないと。
ひかるちゃんは、まだまだこれから、

脳がスポンジの様に学びをスイスイ得る成長盛りだし。
リハビリ。。。これからじっくり。。

ひかるちゃんが、記憶を取り戻してくれるかもしれない。地道に前向きに。。。
ね。


早朝から音鳴り町病院に。。。カラフルなレモン、ピーチ、クール、ミント、いろいろな色のクリスマスケーキが届きました。

アレルギー別の。

そして、ひかるちゃんには、真っ白な雪のようなホワイトのクリスマスケーキが、


そう、クライド・フォレスターさんは、

早朝。。。ひかるちゃんの目覚めに合わせて

ひかるちゃんや、病院の子ども達のクリスマスケーキを、朝早くから。お祝いに
届きますように手配したのです。

ひかるちゃんは、記憶を無くしていましたが、

サンタクロースが来て、僕を助けてくれたの。

サンタクロースが、健康と希望の未来をあげるよって。
と、
兄のヨルザに言うと、ヨルザは、

ひかるちゃんに、ホワイトのクリスマスケーキを渡して、

「ほら、これが、サンタクロースのおじいちゃんからのケーキだよ。
一緒に食べようね。

ヨルザは、後からクライド・フォレスターさんが来てくれて。。

ひかるちゃんが、クライド・フォレスターさんを思い出したらいいなと思いましたが、

もしも、記憶を無くしていても、

いつか、ゆっくりでもクライド・フォレスターさんを思い出したらいいね。

クライドさんありがとう。クライド・フォレスターさんのおかげで、

弟のひかるは手術が成功したし治療もできたし。みんなみんな、クライド・フォレスターさんのおかげ。。。
名前すら名乗らず。。。
知ってるよ、本当は、援助してくれていたの。。。

僕は、ひかるを早く記憶を取り戻して、本当に元気になるようにね、

ドクターになるんだ。決めた。

ヨルザちゃんの未来はその時きらめいたのです。

あっ。。。、

雪だっ。。。

チラリ、チラリ。。。

クリスマスの朝に、初雪は降りはじめました。

さてさて。

こちらは、福の神ゲストハウスから。

「いってきまーす。

アザラシの
福ちゃんだけは南へ。。。

ヴィーナス、シュナ坊、グリは、

クリスマスパレードの、担当地区の
音鳴り町の
早朝聖マルベリー教会へお掃除に向かいます。

グリ、グリ良い子だねー、どーしたの。
今日はっ。

シュナ坊やヴィーナスが、えー、

グリが寒い朝しゃっきり起きてる

ヤバー、雪でもふりそ。なーーんて、

ヴィーナスとシュナ坊がふたりしてグリをからかうと

あ。。。あっ。。
えー
ほんっと、雪、降ってきたじゃんっ。

ホワイトスノークリスマス。

それは。。。それは天からの天使の羽が舞い降りてきたような美しい雪でした。

きっと。。。近くを天使が通ったんだね〜、

メリークリスマース。

メリークリスマース。。。

三人は、笑いあって天を見上げて。

寒いのに雪に嬉しそうに、聖マルベリー教会へお掃除に向かいました。

さようならクリスマスキャロル。
(完)

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。。


次回からは、新シリーズ。

真夏の夜の御伽噺。。。
主人公は、ヴィーナスになりまーす。

では。。。桃緒。




さよならクリスマスキャロル。エピローグ。1一人息子カインは。。。

人は、生まれながらにして。みんな。
輝ける。
オンリーのたからもの。。誰にも持っていないその人だけのたからもの。
その人らしさを持つ。

その人らしく輝けます様に。。。

今日もあなたがあなたらしくいられますように。


12月24日クリスマスイヴの日。。

「あなた。。。大丈夫かしら。。。お義理父様。。。」

「ダメならダメ、しかたないよ。久美子。。。」
1日前に戻りクリスマスイヴの日。。。

50歳を少し過ぎたカインが言いました。

カインは、久美子の父親の割烹料亭雪響きに弟子入りして辛い板前修業を積み重ねて
独立して華舞、かまい、という
お店を持って20年近くになります。

もともとカインは、ヤクザの幹部の時に料亭雪響きへ出入りしていて久美子さんと恋仲になりました。。。久美子の父親と兄が高級料亭雪響きを経営していて、

カインの組の親分さんのお気に入りのおなじみのお店でしたので、カインもよく出入りしていたのでした。

カインはぐれ、ヤクザになりました。

寄宿舎の学校を中学生かそれぐらいで逃げ、ヤクザの道に入ります。もともとやんちゃで横着者でしたから
あっと言う間に。。。転げ落ちハタチぐらいで同い年の久美子と知り合います。

やんちゃなカインは親分さんに可愛がられて
ヤクザでは、出世もして
きましたが、、、22歳で久美子が子どもを産み、双子の男の子で、久美子の実家は大騒ぎになりました。


割烹の雪響きのお得意様。
懇意だとて、相手はヤクザ。。。久美子とカインは入籍しないままでした。。

ときおり。。。
早く足を洗って、、父親になりたい、カインはそう思いましたが、

父親。。。

父親になることに強い拒否反応をしめしました。父親、母親ということに。。
トラウマ。。。
父親母親。。。それが原因で、カインはぐれたのです。

だけど、入籍や認知はしていないものの。。

事実、カインには実子がいるのは確かです。

久美子はなにも言いません。

料亭の
雪響きの久美子の父親や兄も、何にも言いません。。

多分、ヤクザの自分に何にも言えないのでしょう。。
久美子は、カインの生い立ちを聞いてはいました。

このままでいいんだろうか、と。そればかりで時間がいつも過ぎていき。。。

ついに、カインの組の
親分さんから、いつか、お前どうするんだ、どうする気だ!!!!
おい。。
このまま、父親のない子にする気か。

親分さんは、カインがヤクザをやめたがっているのを知っていました。
懇意の雪響きの料亭のオヤジさんも、
娘の久美子の旦那がヤクザでは。。。

娘に子どもができてもなんの要求すらできない。。。

親分さんは、カインが、クライド・フォレスター氏の息子である事も知っていましたし。


当時、マスコミで言われていたクライド・フォレスター氏のイメージと言えば。。もう。

マスコミで、ボロカスに叩かれ、
破産、離婚、息子を寮に入れ放置。寄宿舎生活に厄介払い。。。

しかも、離婚した奥様が、養育費が出ないなら息子はいらないし。

フォレスター家から独立したなら意味がない。。、

知りなくもないことまで有名人のクライド・フォレスター氏の事はマスコミで取り上げられます。

これではもう。。、グレない方がおかしいかもしれません。

だけど、親は親、子は子。。そう考えないと。
親分さんは、可愛がってくれたし、
あれこれありましたが、、、24歳で、カインはヤクザの足を洗い、板前修業に入りました。

待っていた久美子ときちんと入籍をして。

家族にトラウマを抱えながらも。。
なぜか、恋人久美子とのあいだに子どもをつくり。。

久美子の妊娠も、どう接していいのかすらわかりませんでしたが、

久美子は黙って双子の男の子を産みました。あれから信じて待っていてくれたのです。

雪響きの久美子の父親も兄も含めて。


それに、カインは外国人、久美子は日本人でしたが、双子の男の子には、

カインは、
日本名で、
聖徳と、大志と名付けました。

聖徳太子にしようかとはおもいましたが、弟の名前が、さすがに太子、ふとこと読まれるのではなんだかかわいそうなので、

大志は、大きくこころざす、としました。

カインはちゃんと子どもが生まれて、自分が名前をつけました。聖徳もバリバリ働き大志も負けずに働き。。。

聖徳は、結婚が決まり。
弟の大志の方はもう結婚して赤ちゃんができました。

料理人の
父親のカインよりも、双子の兄弟は、
二人ともビジネスセンスがあるのは、おじいさんのクライド・フォレスター氏の譲りです。


長年もう、カインは父親のクライド・フォレスター氏とは絶縁状態です。
無理もありません。カインはヤクザになり家出した馬鹿息子でしたから。

そして、クライド・フォレスター氏も、寄宿舎生活にカインを追いやりましたし。

しかし、、ここ最近。。父親のクライド・フォレスター氏のニュース。

マスコミ。クライド・フォレスター氏

ほぼ全額遺産を福祉に寄付予定。

マスコミに半生を手記。サンタクロースはいます。。。
マスコミを通じてではありましたが。。。

あの父親のかわりようは。。

もう、親子で、馬鹿2人。。
どちらがどうともなく絶縁状態です。。。しかし、、、クライド・フォレスター氏の誕生日

クリスマスに、サプライズで、クライド・フォレスター氏のところに、

お伺いしようじゃないかと、
もちろん、息子のカインはクライド・フォレスター氏の将来の
遺産目当てではありません。もう既にほとんど老後の生活などの金額を残してクライド・フォレスター氏は、

世界中の子ども達に遺産を寄付するのですから。

追い返されてもいいから、いつ会えるかわからないよ。だから、おじいちゃんの健在なうちに会いにいこうよ、
赤ちゃんのいる大志が言いました。

大志は、ちょっと聖徳の方がなんとなく名前がカッコイイのではないかと、子ども時代は文句を言っておりましたが、

いまでは、いいパパです。

大志は、赤ちゃんと奥さんを連れ、
聖徳は婚約者を連れて、

そして、厚生した音信不通だったクライド・フォレスター氏の一人息子のカインは奥さんとともに、

追い返されてもいいから、

クリスマスの日に。。。クライド・フォレスター氏の誕生日とクリスマスを

お祝いしようとクライド・フォレスター氏のお屋敷を訪問することにしました。






2019年06月03日

さようならクリスマスキャロル121さようなら、クライド・フォレスターさん。

いちごビルも凄かったわよー。

いちごビルとは、神楽町東南部のマーケット24のなかの女性専用ビル。。女性の好みそうなアパレル、下着、靴アクセサリー。。

男性は入ってもいいけど、メンズものが全然コンセプトで置いてありません。

すなわち、まぁ、だいたいの男性がプレゼントをいちごビルに買わされに行きます。

あははは。。今日なんか特にものすごい、、クリスマスイヴですからね。ワンサカと。

たくさん男性もサンタクロースになったようにいちごビルにいました。

イヴのお昼頃は、
ローズ夫人と、いちご姫とコモモはマーケット24
につくと、車で送迎した三木龍馬氏は、

また、終わったら呼んでと帰ってしまいました。

まあっ、、、

帰っちゃうのー、
だいたいの男性は、女性の買い物に付き合わされるのがめんどくさいもの。
集合
時間を決めて待ち合わせ、男女別れて買い物をする場合もありますが、

イヴの人ごみなので、マーケット24もおーいにごった返していました。

荷物があり、夕方とか夜だとイヴは、さらに混み合うので、迎えはグリがUFOを出すからと言いました。

実は単に家で寝ていたい三木龍馬氏と間逆に
グリが自慢の新車なので、アホみたいにUFOに乗りたいばっかりなんです。

三木龍馬氏は、送迎から福の神ゲストハウスに戻ると
わざとビールを昼間から飲み飲酒運転はダメだからねー、

グリがUFOを出すようにすすめました。

男性たち、三木龍馬氏、ポポロ、福ちゃん、シュナ坊。。
あとは、、、男性でも女性でもないけど、
ヴィーナスやグリが
買い物は楽しいけどイヴに東南部のマーケット24なんか行く気にならない。

人でウジャウジャだし。
と、お昼にローズ夫人が作り置きしたハンバーガーやサンドイッチを食べながらくつろいでいました。

「グリちゃん、今日は、お酒飲んじゃだめだよ。」三木龍馬氏が言うとグリが、

「きのー、間違えて飲んだっけ??ぜーんぜん覚えてなーい。なーーい。」
「グリノユーホハ、イキサキヲインプットデカッテニイクカラ、サケヲノモウガネテイヨウガ、バカデモウンテンデキル」と、ヴィーナスが笑うので、

グリはむっとして、

「そ。ヴィーナスでも、ウンテンできるのよー、私のUFOは。

「ウルサイナー、グリババ。
ダカラグリハ、カンタンユーホカウンダ。ウンテンギジュツナシ

「それだけ、性能がいいUFOってことでしょう。飲酒運転も関係なしの、子供も大丈夫なUFOってすごいじゃん。」ポポロが褒め、迎えは、グリと一緒にUFOに乗って、ポポロとグリは

人があふれるマーケットまでローズ夫人達を迎えにいきました。


さすがに、寝起き午前中はグリはムニャムニャしていてかわいそうなので、シブシブ行きがけは
三木龍馬氏が車を出しました。

愛妻や可愛い娘さん達の言うことでも、人混みや渋滞なんぞ、三木龍馬氏だってイヤです。

グリがシャキンとしてたなら。。。グリが自慢のUFOに乗せていくに決まってるのですが、午前中昨日は間違えてシャンパンを飲み

グリはかなりムニャムニャ。。。

だんだんお昼になりシャキンとしてきました。

グリはポポロと、スーッとUFOで、ローズ夫人と、シュナ坊の姉さん達を迎えにいきました。

イヴに、キラキライルミネーション。。空の上から。。。グリは、スッと目的地にワープすると。。。

みんなを乗せて、しばらく夜景、イルミネーションのシチュエーションを散策しました。
ワオー、
キラキラ
街中がクリスマスツリーになった様です。

わあっ。、、
宝石箱をひっくり返したようなきらめき。
ほんっと、

オモチャの様に、ビルや家や建物が小さく。。キラキラしています。

グリはUFOをイルミネーショングラデーションに輝かせました。
空がキラキラグラデーションに輝きました。

すごい。天空の散歩、、、

少し上を見ると、星がキラキラしています。

地上のキラキラ、天空のキラキラ、それは、まるで、星が降ってきたような。。。

ああ。。。イヴの今日は、

なんて素敵な日でしょう。
イルミネーションの様に輝くUFOに、
地上から、手を振ったり。キャーキャーみんな見上げています。

ため息がでるほど美しい。なんて贅沢なひととき。。

「じいじも、シュナ坊もヴィーナスも福ちゃんもこれば良かったのにね、」と、コモモは言いますが、しかし、イチゴ姫は、

「いやいや、キラキラより、家でグーグーぐうたらしてたほうが幸せって人もいるわよー。」と笑います。
今日明日がクライマックスなのにね〜、夜景も。。。確かに最近は少しづつイルミネーション期間は長くはなったけれど。。。

やっぱり夜景もクライマックスがイヴの夜が旬じゃない。

さ。、、夜。。、イヴの夜も更けて。


エンジェルサン太は、驚きながらも。。。

クライドさん、クライドさんは、ひかるちゃんに忘れられるかもしれないよ。

難しい手術が成功してもね。、
ひかるちゃんが一命を取り留めても。記憶が抜け落ちる可能性があるし。

それに、あの子は小さいから。。記憶を取り戻しても、、小さいから、クライドさんの事は忘れてしまうかもしれない。
それでもいいの??サン太が言いました。

クライドさんは、、、
サン太だって、私に生命を与えてくれた、、サン太を私は思い出した。

例え、忘れられようと。
覚えてるか、覚えてないかなんて、どうでもいい、、ひかるちゃんに未来を。。

ひかるちゃんに未来と希望を与えてあげて

ガンコだねっ。
クライドさんは。。。

「なんだ、サン太は、自分が私に生命を与えてあげて、、私はダメだよ、なんてそれはないよ。。。自分は好きにできてワシはダメだ
って、それはないよ。

「クライドさん。。。わかった。僕はそういうクライドさんが好きだなぁ。
ガンコだね、は、きっと犬は飼い主に似るんだ。

特別だよ、さぁ、ひかるちゃんに会いにいこう。

いつのまにか、サンタクロースのかっこうのクライドさんは普通のクライドさんに戻り

お別れだよ。ただし、

この夢すら、ひかるちゃんが目覚めたら忘れているかもしれないんだ。だけど、

クライドさんには残るけどね。

サン太は、クライド・フォレスター氏をひかるちゃんの夢の中に送りました。

それは。。。クライド・フォレスター氏の最後を飾る。。。

ひかるちゃんに。。。

「あっ。」ひかるちゃんは、クライド・フォレスター氏を見つけると喜んで、ぴょんぴょん

元気に飛び跳ねて、クライド・フォレスターさんの胸に飛び込みました。

なんて。。。

さきほどのサンタクロースになったクライド・フォレスターさんに会った時よりも喜んで。。

「ひかるちゃん、ひかるちゃん元気になったね、良かった。
「ありがとう、ありがとう。クライドさん。クライドさんが、サンタクロースさんに合わせてくれて。ヤッタァ。
僕ね、サンタクロースさんに、雪が降りますようにって。。
それと、元気になってクライドさんと会えますようにってお願いしたんだよ。
クライドさんと元気になって遊べたらもう、雪が降ろうが嵐になろうが、どうでもいいんだよ。

その頃。。。音鳴り町病院。手術室。

あっ、、、
危篤に陥っていたひかるちゃんが、再び、また峠を越して、だんだん回復をしはじめました。。。

おとうちゃん、おとうちゃん、おとうちゃん

どうぞ、お守りください。

ひかるちゃんの手術をしているビアンカ院長先生は、祈りながら。。

お亡くなり星になった養父のラファエルさんを偲びながら。。

ひかるちゃんは。。ひかるちゃんは、夢の中で、、
実は、クライド・フォレスターさんとはお別れの夢でしたが。。。ひかるちゃんはクライド・フォレスターさんとのお別れを知りません。
元気になり、励まし続けてくれたクライド・フォレスターさんにお礼を。


内緒で、手術が受けられるようにしたり、いろいろ影で寄付してくれたサンタクロースは、
クライド・フォレスターさんなんじゃないかと。。。薄々ひかるちゃんは、気がつきはじめました。

「クライドさんがいてくれたから。僕はもうこんな元気になったよ。
「良かったね、元気でね。。」

「元気でね。、って、クライドさん。。クライドさん。。また、また遊ぼうよ、」
ひかるちゃんが言います。

「お仕事でね、遠くに行かなきゃいけなくなっちゃったんだ、ごめんね、ひかるちゃん。
だけど、ひかるちゃんが元気になってくれた姿を見て。安心したよ。」

「クライドさん、クライドさんが、クライドさんが遠くに行かなきゃいけないの、
「ごめんね、、お仕事、外国でもさ、、、みんなが困っちゃうんだ、ワシがいかないとね。。。」

「もう、会えないの。。クライドさん、」

「いつか、会えると思うよ。。。ひかるちゃんが、元気で、すくすく育ってくれて、」

「海外。。。みんなが待ってるんだね、クライドさん、クライドさん、遠くに行っちゃうんだね、

行っちゃうんだね。。行っちゃやだけど、、

クライドさん、クライドさんは、サンタクロースなんでしょ。だから、海外の遠くに行かなきゃいけないんでしょ。」

ひかるちゃんは、クライドさんの胸の中でいつまでも泣きじゃくっていました。

さあ。。。。サン太、エンジェルサン太は、

もう、時間だよ、クライドさん。

ひかるちゃんは、大丈夫だから。

私達も行こうよ。

大丈夫。。クライドさん。もう、ずっとずっと一緒だよ。。。僕と。

エンジェルのサン太は、言いました。

長かったよ。。ずーっとそばにいたのにね。
やっと、一緒だね。

エンジェルのサン太は、クライド・フォレスターさんが、あまりにも。不憫な人生を送り続けるのを見兼ねて、

強引なシチュエーションに持っていってしまった事もあったけど、

やっと、やっとクライド・フォレスターさんは、自分らしさに気づいてくれました。

病気も治り。自分らしさに気づいてくれて、弟のヒカルさんの事は残念でしたが、気がかりがわかり、
供養もできて。

これから、お金もあるし。。。クライド・フォレスターさんの余生をと。。思いましたが、

クライド・フォレスターさんは、
危篤に陥入る、
ホワイトシュナウザーの男の子に、命を差し替えるのを天に願いました。

サン太を通じて。。。天に願いは通じて。。。

聖マルベリー教会の祭壇で、静かにイヴから、クリスマスに変わる
クライド・フォレスターさんの誕生日に

眠るようにクライドさんは、息を引き取りました。

とても、とても幸せそうに、まるで眠っているかのように。

もう、サン太といつまでも一緒。。。

それから、なん年後、、ホワイトシュナウザー、
ヨルザ、ひかるちゃんの兄弟はたくさんの人々を救う、国際的な医師になります。
兄弟そろって、です。

クライド・フォレスターさんは、本当にたくさんの人のサンタクロースになったのです。


私が、子どもの頃にサンタクロースに会ってサンタクロースが、励ましてくれて
元気になったのです。
サンタクロースのおかげです。。。

ひかる医師は、後年に言います。

それを、天使のサン太は知っています。




2019年06月02日

さよならクリスマスキャロル120イヴの夜の夢一夜。。。

さあ、クライド・フォレスターさん、

さあ、サンタクロースさん、あの日のクライド・フォレスターさんをじゅうぶんに抱きしめてあげて。

おもいっきり、おもいっきり抱きしめてあげて。

天使のサン太は、聖マルベリー教会で言いました。
クライド・フォレスターさんは、子どもの頃から。。。


あの日の僕。。。あの日に父親から叱られてサンタクロースがいない、いるわけないと

確か寒い冬の日に。。クリスマスが近いのだけど。。泣いて家出をすると言って

聖マルベリー教会に来たら

サンタクロースがいたんだ。

ほーら、ほーら。やっぱりいるじゃないか。

あの日にワシが見たサンタクロースは、

ワシだったんだ。。。

クライド・フォレスターさんは、

あの日の自分。。そして、鏡にうつるあの日に見たサンタクロースをいま見たのです。

ワシが、、、ワシがサンタクロースだったとは。。。

クライド・フォレスターさんは、サン太に導かれ

これは、サン太がわしにくれたメリークリスマスと、ハッピーバースデイと。

ワシはこんなに幸せじゃったんだのう。

クライド・フォレスターさんは、泣いているあの日の自分の頭に手をおいて優しくなでてあげました、

サンタクロースだっ。

やっぱりサンタクロース、サンタクロースだっ、やっぱりいるんだっ。
幼き日のクライド・フォレスターさんのはしゃぎよう。

幼き日のクライド・フォレスターさんは、
お父さんが約束したのに犬と暮らしてはいけない、犬はダメだとか、、嘘をつくし

サンタクロースがいないと怒るし。

もう、おうちに帰りたくない、アーン、アーン
サンタクロースになったクライド・フォレスターさんは、

あの日の幼い男の子の自分を抱きしめました。

だっこすると、また、ホワイトシュナウザーのひかるちゃんみたいに

ジワッ。。。あたたかな
涙にぬれ、顔をうずめてなきじゃくる幼い日のクライド・フォレスターさん。。。

ひかるちゃんは、いまごろ、手術に入った。。。
胸があったかくなりました。

安心おし、サンタクロースはいるんだから、

お父さんがたとえサンタクロースがいないと言っても、他の誰かにサンタクロースがいないなんて馬鹿にされても。。。

そんなことは気にしないで。。

世の中には、たくさん宝物が点在してるし

それを発見して、宝物があると喜び受け取らなければ、
その人は、たくさんある宝物にずっとずっとずっと気づく事はない。みじめな人だよ。

でもね、宝物があると喜び受け取れば、

また次に次に宝物を発見できる。

サンタクロースは、ほんとうにいるんだ。

クライド・フォレスターさんは言いました。

「サンタクロースさん、おじいちゃんは、、、おじいちゃんは、家族と過ごさなくてもいいの、大事な日なんでしょ。」幼い抱きしめられているクライド・フォレスターさんは、言いました。

「私の家族は、世界の子どもたちだよ。私は世界の子どもたちが、幸せである事を願っているさ。。
さぁ、、、きみもおウチにお帰り。。きっと家族のみんなが心配してるし。

クライド・フォレスターさんは、幼き日の自分がこれからの人生を思うと胸が締め付けられましたが、、孤独でひねくれてきて

馬鹿みたいだった。。。でも、

後になって。。そんな自分を好きになる事ができました。

悪くないなぁ。クライド・フォレスター。

家族を失ったクライド・フォレスターさん。

大好きな弟のヒカルさんすら

若いうちに実は亡くなっていて。

だけど。。。世界中の子どもたちが、家族か。。。

クライド・フォレスターさんは辛かった意味での事を考えてもみましたが、みんないま

幸せだったと気づき。。。

大丈夫さ。この子も自分で幸せになっていくと信じる。

さぁ。。。おうちへお帰り。。
もう、サンタクロースがほんとうにいたんだからね。。。
きみは嘘をついていない。

泣き止んだ幼い日のクライド・フォレスターさんは、ニコニコして

そうだ。クリスマスは、僕のお誕生日。

おウチには大好きな弟のヒカルが待っているんだった。

帰らないとヒカルはかわいそうだ。
ヒカルはお母さんにいじめられるかもしれない。。。

ありがとう。僕はちゃんとおウチに帰るよー、ありがとう。ありがとうと、

手をふり、部屋を出ていきました。

何かを言おうとして。。。でも、はっとして。

幸せは、私がどうのこうの言うことじゃないし。。私がどうのこうのすることじゃないし。

クライド・フォレスターさんは、ドアを開けましたが、さきほどの幼い日のクライド・フォレスターさんは、もうどこにもいません。

そこは、ふだんの聖マルベリー教会です。

幻影だったのか、夢だったのかなぁ。。

しかし、クライド・フォレスターさんはサンタクロースになっているのは現実です。

さ。。。クライドさん

エンジェルサン太が言います。

、。、エンジェルサン太が、

クライド・フォレスターさんの手を取りました。

さぁ。。。今度は?

あっ。。、。あっ、ホワイトシュナウザーのひかるちゃんがいます。

どうもそれは、ひかるちゃんの夢の中のようです。あっ、、、ひかるちゃんの夢の中。

今はもうひかるちゃんは、手術中だ。。。

夢の中。。。ひかるちゃんは、サンタクロースを見て驚いていました。

うわぁー

クライド・フォレスターさんの言う通り。
クライド・フォレスターさんが呼んでくれたんだ。

僕はもう元気になるんだね。
サンタクロースは、ひかるちゃんを抱きしめました。

「サンタクロースさん、元気になったら、
クライドさんに早く会いたいな。あっ、ごめんなさい、サンタクロースさんの前で。。。
サンタクロースさんに会えた事は嬉しいけど、クライドさんにも会いたいな。。
だって、僕はもう元気になったんだよ。

サンタクロースさんが、元気にしてくれたんだね。

夢の中のひかるちゃんは、元気にはしゃいでニコニコしていましたが。。。

サンタクロースが、何が欲しいと聞くとひかるちゃんは、

サンタクロースさん、雪を降らして欲しいな。

みんな、クリスマスは雪が降ると最高になるって。
ね。
と、ひかるちゃんは言いました。

ところが。。。あっ。。。

周りが急激に暗闇に包まれて。。。

ひかるちゃんが消え、サンタクロースは、ポツンと暗闇に包まれています。

ど、、、どうしたん、どうしたんじゃ。

あっ。

ひかるちゃん危篤。。。

いま、ひかるちゃんの夢はいったん終わり

ふたたびと、サンタクロースのクライド・フォレスターさんは聖マルベリー教会で佇んでいました。

あの日の、、ラファエルさんが来て、神様がやってきた祭壇に

クライド・フォレスターさんは、自然に向かいお祈りをしていました。

「サン太、サン太、サン太どういうことだ、ひかるちゃんは、助からないのか?

ヤブは馬鹿か、何をしているんだ、それでも名医か嘘をつくな。

「ビアンカ院長先生は、やるだけの事をしっかりやっているよ、ヤブじゃないさ。
クライドさん、
見守るしかないよ、、、」サン太は言いました。

クライド・フォレスターさんに、サン太はクリスマス、誕生日を兼ねたプレゼントをしたいと以前から言っていましたが、

「サン太、、、サン太はある程度魔法を使える天使ならひかるちゃんを元気にしてやりな。。。」クライド・フォレスターさんが
言います。

「クライド・フォレスターさんの守護パートナーの僕だから、クライドさんにはある程度できるかもしれないけど、、、クライドさんじゃない人は。。。僕はできない。


「じゃあさ、、、じゃあさ。。。わしの命をひかるちゃんに差し替える事はできるか??」

「クライドさん。。。」サン太はびっくりしました。

「サン太、、、わしの命をひかるちゃんに。。。ワシはもう、、じゅうぶんに生きてきたんだ。。」

「クライドさん、クライドさんあのね。。。ひかるちゃんが、もしも助かっても、
ひかるちゃんの記憶がなくなってクライドさんの事を忘れてしまうかもしれないよ。
円満、完璧にできないかもしれないし。」サン太が言うと、

「じゃあ、じゃあともかくそう言う事はできるんだな、サン太。」

「できるけど、クライドさん、クライドさんいいの。。。もう、二度とひかるちゃんには会えないし、ひかるちゃんもクライドさんを忘れちゃうかもしれないんだよ、
それでもいいの??!」
サン太は葛藤していました。主人を守るのがサン太の生まれてきたミッションです。


「できるんだね、サン太、」それでもなお、

クライド・フォレスターさんは、食い下がりませんでした。



2019年06月01日

さようならクリスマスキャロル119聖なる日に。マルベリー教会へ、

「ダンゴムシ、あーげよ。」シュナ坊が明日クリスマスに手術が終わる

音鳴り町病院の友達になった自分そっくりなホワイトシュナウザーのひかるちゃんにお見舞いにダンゴムシをあげる
と。冬眠しているダンゴムシを連れてきました。

いつも、ダンゴムシを家に連れて持ってくると笑〜に叱られます。

「バーカ。ビョウインカラオイダサレルワヨ
マルムシ。プレゼント。モットマシナシャレタハッソウハナイノカ」ヴィーナスがシュナ坊を叱ります。

シュナ坊は、子どもだわね、と笑〜もヴィーナスもシュナ坊を叱りますが、
しかたない。。。
シュナ坊はほんとうに子どもですから。

でも。。シュナ坊は、ほんとうにホワイトシュナウザーのひかるちゃんが手術に成功して治り元気になると信じています。


難しい手術。。。生命に関わる病気。。でもシュナ坊は、ひかるちゃんのそんなことなど知らず、

治ったらみんなで遊ぼう、お見舞いいこう。いつも、ひかるちゃんの元気になる明るい未来を描いていました。

クリスマスイヴ。

冬休みで、アザラシの福ちゃんも、宇宙人のグリもヴィーナスも居心地いいので
福の神ゲストハウスの三木龍馬氏達の元に居ついてしまいました。

今日はイヴ。。。明日のクリスマスにパーティをするので

女性たち、ローズ夫人、イチゴ姫、コモモは神楽町のなんでもそろう、東南のマーケット24に出かけました。

三木龍馬氏が、車で送り、女性たちの買い物に付き合わされるのが億劫なので
また時間になったら迎えにいきます。

荷物がたくさんの場合は、急遽。グリがUFOで迎えにいきます。
福の神ゲストハウスでは。
就労児童の
福ちゃんやヴィーナスやグリはそれぞれの仕事関係のクリスマスからお正月向けのホームページを作成しています。

シュナ坊が冬休みの宿題をしていますが、
ヴィーナスも低学年児童の日誌なので、
先にこっちやろうよ、
とカンニングをたくらんでます。

「ダーメジブンデカンガエロズルスルナ

「そうそう。シュナ坊。ちゃんと自分でやらないとね、見ててあげるから、」三木龍馬氏がいうと、シュナ坊が怒って

「こないだ福ちゃんは、ポポロに地球儀とか地図で地理の勉強教えてもらってたじゃん。

「あれは、お喋りしながらやってたんだよ、福ちゃんが、地図を見るとココへいこうあそこへいこうと授業中に想像するのがおもしろいんだって。

「グリちゃん、宿題を学校にもらいにいきなよ。」ヴィーナスやシュナ坊と同じ低学年クラスですが、グリは臨時生徒なので、
宿題を渡される時には登校していませんでした。臨時生徒は、常時通学ではありませんし。

「いついけるか今度はわからないし、宿題は。。。わざわざ。。
「働く子どもは、それにお仕事優先でしょ。」ポポロが言います。

「ちえっ。
グリちゃんわざと宿題がない時に学校きてない?
提出の時に臨時生徒は、出されてませんって言えばそれでいいし。」シュナ坊がぶつぶつ言いながら宿題をしていました。

「あ、ほらほらもー、どーしてそうなるんかな。ね、じいじい。」ポポロが弟のシュナ坊の宿題を覗いてボーぜんとあきれて見ていました。
「あ。。。あら。わ、、、なになに。。鳴かぬなら、(そういしゅるいの)ホトトギス。。。織田信長。。。」え三木龍馬氏もボーぜんとあきれました。

名古屋三河、三代英傑のホトトギスの句、()にうめよ。。。。
全部。。。全部聞いてないなこいつ。。

鳴かぬなら(そういうしゅるいの)ホトトギス。
織田信長

鳴かぬなら(のどのびょうきの)ホトトギス。
豊臣秀吉

鳴かぬなら(きんじょめいわくにならないしずかなたいぷの)ホトトギス。。
徳川家康。。

「アー、、、、アホ。。アホー、ゼンブフセイカイ」出すお年賀を整理していたヴィーナスもヒョコッと飛んできてのぞいてゲラゲラ

笑いました。

「ココさー、叩いてしまえホトトギスだよねー、」とポポロがいうので、ヴィーナスが、

「コロシテシマエダヨオダノブナガデショマ。ダカラ、ジブンガコロサレルンダケドサーヤリスギヨネイクラナンデモ。」

「そんなことぐらいで、いちいち殺すか、バカバカ。馬鹿か、もー、こいつが飼うのがヤダからなつかないから鳴かないだけだろ、
バーカ、バーカ。金持ってるなら、逃して鳴くの買えばいいじゃん。むかつくなー、
もうっ、うるさいなっ、うるさいうるさい。答えがわかってるなら、ギャアギャア見てないでうるさいなら
代わりに宿題やればスッキリするでしょうっ。
僕が宿題して間違えるのがむかつくなら自分が僕の宿題やればいいじゃん。うるさいなー、
カンペキボウズがいいなら僕の間違いだらけの宿題やればっ。
」シュナ坊がキレます。

さて。。。いっぽうクライド・フォレスターさんは、ひかるちゃんのお見舞いから帰り

ひかるちゃん。。。ひかるちゃんの笑顔がまた。。。
ひかるちゃんのお喋りをまた。
ひかるちゃんの無事をただ願うだけです。

今日はクリスマスイヴ。。、
街には奇跡がたくさん起こるのでしょうか。
きっと。。。

ビアンカ院長先生に、私も、ビアンカ院長先生の義理のお父様のラファエルさんのお通夜に行くので、と。

そのあとは、天使のサン太と

聖マルベリー教会で。ひかるちゃんの無事をお祈りして。、

素敵な明日を迎える。、

また、ひかるちゃんの笑顔がそこにあります様に、

ラファエルさんのお通夜にたくさんの人々が集まっていました。

おそらくはもう。ひかるちゃん

手術がはじまっています。ラファエルさんのお通夜には、もちろん義理の息子のビアンカ院長先生はいません。、。。

ビアンカ院長先生は、いまひかるちゃんの手術です。

ラファエルさんは、天から息子のビアンカ院長先生の活躍を見守っているのでしょう。

ラファエルさんの家族はみんな、泣きながらでも誠実に対応していました。
ほんとうに近所の人も
ラファエルさんの事が大好きだったんでしょう。

ラファエルさんは、秘密がありましたが、神様に許可されて
大きな秘密を持ったまま天に召されました。

それでいいの。。。それでいい。

暖かく、近所の人もご家族もラファエルさんの死を追悼しています。きっと愛されてきた人なんだな。。ワシが死んだらどうなんだろう。

下町の車の修理商店のオヤジさんだったラファエルさん。。、聖なる日に天に召された。

クライド・フォレスターさんは

天使のサン太と聖マルベリー教会へ行きました。
西園寺玲泉さんは、きっと孫とクリスマスイヴやクリスマスを過ごし

元探偵の榎本さんはご実家でご親族と奥さんとひさびさゆっくりされるみたいで。。

わしは、ひかるちゃんをクリスマスの日にねぎらうと。。

きっとあの子の笑顔は戻ってくるのだからね。

聖マルベリー教会で。。。天使のサン太が、クライド・フォレスターさんに、魔法をかけました。


ねぇ、クライド・フォレスターさん。クリスマスイヴやクリスマスには奇跡がたくさん舞い降りてくるんだって。

天使やサンタクロースが、いっぱいいっぱいそこらじゅうで遊んでるからだよ。

ふだんも日常にも遊んでるんだけど、

残念ながら気づかない人がたくさんいるんだ。悲しいよね。

あっ、、、サン太は、

クライド・フォレスターさんをサンタクロースの姿に魔法をかけました。

「こっちきてよ、クライド・フォレスターさん」

サン太に言われて、教会のお部屋の一つの大きな鏡のある部屋に入ったら、

あっ。。。

そこには。。。そこには。。。

そこには、あの日。幼き日に泣いていたクライド・フォレスターさんを励ましてくれたサンタクロースのおじいさんがいました。

サンタクロースの姿をして。普段は少しの髭のクライド・フォレスターさんでしたが、

サン太が、魔法をかけて、白いミニチュアシュナウザーみたいなモコモコの髭を生やしました。。。

あっ。。。

まさか。。。まさかまさかあの日に

子どもの頃に会ったあのサンタクロースは、

わしだったんだ?

驚くべきことに、サン太がクライド・フォレスターさんを他の部屋に導くと


今度は、、、なんと。なんと。なんと、

幼き日の、あの日のクライド・フォレスターさんが泣いているのです。

まだまだフォレスター一族の帝王学すら知らない日。

サンタクロースがいないと父親に言われて泣いてマルベリー教会に家出をした日。

あの日の僕が、そこにいました。

あの日の僕が泣いていて。

わしだ。。。ワシが、サンタクロースだったんじゃ。。。



2019年05月31日

さようならクリスマスキャロル118クリスマスイヴに愛を。。。

おとうちゃん。。。

おとうちゃん。。。
音鳴り病院の
ビアンカ院長先生は、今晩大事な執刀主治医を務める身であとからあとから。。

涙が溢れました。

そんなことは、わかってるんだけど。
おとうちゃん100歳越して。。。

それだけでも大往生だってわかってるし。寿命。。。コトブキの命の。

天寿をまっとう、お、め、で、た、い。
病気じゃなく事故でもない。

100歳もとうにすぎ。

今まで生きてくれていてありがたいけど。

やっぱり、おとうちゃんの前ではまだまだ全然子どもだ、どうしようもない子どもだ。

ビアンカ院長先生は、死線をさまよう人々と常に、隣り合わせの環境でしたし。
なかには、親より先に子どもが亡くなるという場合や、赤ちゃんや子どもが亡くなるというどうにも痛ましい死をもう何度見てきたことでしょうか。。。

だけど、だけど、だけどなんで。。。

親の死ってこんなに受け入れるのが難しいの。。

子どもみたいにいつまでも誰にも見られないようになきじゃくりました。

奥様や息子も、嫁いだ娘たちも。ビアンカ院長先生を

仕事、お父さんがんばって。私たちにおじいちゃんを任せて。。。

お父さん
きちんと最後のお別れできたんだからね、

ひとりぼっちで孤独死を迎える老人もいるというのに。。。

いつか、いつかこの日がくるとはわかってるけど今日じゃなきゃよかった、と毎日思う。

でも、クリスマスイヴの日に亡くなって

きっと。天使かサンタクロースが迎えにきたのだ。。。。。

クリスマスイヴの日。。。

午前中。クライド・フォレスターさんはひかるちゃんのお見舞いにやってきました。

てぶらできたのはね、

明日クリスマスの日にプレゼントしたいからだよ。クライド・フォレスターさんはひかるちゃんに言いました。

お兄ちゃんのヨルザちゃんが、クライド・フォレスターさんにお茶を入れてくれました。

明日、お兄ちゃんのヨルザちゃんとひかるちゃんにまず、わしの知り合いのサンタクロースに電話しとくな。

それから、わしが、ヨルザちゃんとひかるちゃんにまたプレゼントして。

クライド・フォレスターさんは嬉しそうに言いました。

ヨルザちゃんは、小学校高学年なので、

明日くるサンタクロースが薄々クライド・フォレスターさんときづいているのかもしれません。

しかし、賢いヨルザちゃんが、弟を励ましながらクライド・フォレスターさんにお礼を言いました。

「僕ね。。。僕ね、、、ほんとは、怖いんだ。目があかなかったら、クリスマスがこなかったらどうしようって。

「神様は、ひかるちゃんにたくさんの友達とのご縁をくださったでしょう。ほら、こないだ、クリスマスパレードの子ども達がって、

これから一緒に楽しい事をしようよって友達とのご縁もできたんだよ。」クライドさんは言いました。

あの冷血非常なクライド・フォレスター氏が、、、自分でもびっくりしましたが、しかし

エンジェルのサン太は、ニコニコ。
ホワイトシュナウザーの、ひかるちゃんそっくりのクライド・フォレスターさんだけにいま見えてるサン太は

そう。。そうそう。それが、クライド・フォレスターさんなんだから。

ほんとに、クライド・フォレスターさんは
クライド・フォレスターさんらしくなったね。

「僕にそっくりなシュナレモン君がいるんだ。白じゃなくて。
コアラみたいな色した子だけどね。嬉しいなおんなじぐらいの年みたいだし。可愛いんだ。
「よかったね、いろんなお友達ができて。ほら、いろんなお友達がこれから一緒に楽しい事をしようよって待ってるんだよ。」

ひかるちゃんは難しい手術だ、とヤブは言っている。。。簡単な出来合いのお慰みの励ましに聞こえるかもしれないし。、、いろいろ言って期待ハズレ、無責任に感じられるかもしれないけど、

今はもうひかるちゃんの生命力と運にかけるしかない。絶対だめというわけではないのだからね。。

「僕はなんで、僕なんだろう、、なんだろう。なんでみんなみたいに元気じゃないんだろう。僕はなんか悪い事をしたのかな。。。悪い事をしたから、入院させられたり病気になるのかな。。。」
「そうじゃないさ。。。ひかるちゃんは、悪くなんかないさ、」

「ねぇ。、それとも悪くらいから神様につれていかれるのかな。。なんかね。。赤ちゃんや僕みたいに小さい子がいると、小さい子で死んじゃうと天使だから連れていかれたんだって。。、僕は天使なんかじゃない。」

「死んじゃうとか、そんな事を言ってはだめだよ、ひかるちゃんは、いいこだし、赤ちゃんで天使になった子もいるよ。。。でもね、みんなの役に立ったり幸せにしたり、、

ほらサンタクロースはおじいさんで、とってもとってもいいひとだけど、長生きだろう。もちろん早く亡くなって
天使になった子達も良い子だけど、生きていて幸せな人もいるし長生きして幸せで人まで幸せにしている人はたくさんいるんだよ。

ひかるちゃんが、おじいさんになったらサンタクロースにならなきゃね。a2.png">
いい人がみんな早く死ぬとかそんなのデマだからね。?もちろん早く亡くなっていい人はたくさんいるけど、
長生きしてみんなを笑顔にしている人もたくさんいるんだよ。。。

それに、ちょっとアホだろうがどうしようもなかろうが、、生きていてくれた方がいい。」

ひかるちゃんは、クライド・フォレスターさんの胸に顔をうずめて泣いていました。

なんだか、あたたかいものが、胸をぬらして。いつだったかこんな時があった。

あっ、、小さな時に病院で。

軍用犬に襲われて何週間か意識をなくして。。目覚めたら、弟のヒカルがわたしの胸に顔をうずめて泣いていた
あのあたたかい感触だった。。。


それから。。。あの、どこかへ行方不明の馬鹿ヤクザの一人息子も

むかしは可愛い子どもだった時に。。
わしの
胸に顔をうずめて泣いていた。。

あんなやつでもあたたかいひと時はあったし
あんなやつって、、わしも原因だな。

家庭は崩壊していたし。別居、離婚。

フォレスター家の血を引くので、別れた妻が息子を引き取ったが、嫁の不貞で離婚なので
養育費をくれないならと
息子をわしにに押し付けてきた。
新しい男の邪魔だし。
養育費目当て。。。

わしは息子を寄宿舎生活の学校へ金で入れたら息子はぐれて行方不明になったな。。

悪いことした。。やっぱりわしが、

わしがあいつの人生も狂わせて。

わしのなにが、サンタクロースというんだ、
エンジェルサン太よ。

でも、今はそんなことよりまず、

ひかるちゃん。。。もうひかるちゃんの運命を信じるしかない。

クライド・フォレスターさんはひかるちゃんの運命を信じて明日は、
ビアンカ院長先生にヨルザちゃんとひかるちゃんにアレルギーはないかどうか、聞きだして

クリスマスケーキを届くようにしました。

あと小児病棟の子ども達にも、アレルギー別にケーキを福の神の笑〜に相談して
兄の食文化福の神のタチバナに依頼しました。

サンタクロースみたいですね〜〜と笑〜は電話の向こうではしゃぎました。

神様は早く亡くなった子が、天使になったから天国へ連れていくという。

わたしのホワイトシュナウザーのサン太も早く亡くなってエンジェルになった。

だけど、長生きをしても、憎まれっ子世に憚るばっかりじゃない。サンタクロースとか

マザーテレサとか。。。長生きをして社会を明るくしていく素晴らしい人が世の中にはたくさんいる。。。

ひかるちゃんも。。。元気になってほしい。

ひかるちゃんのお見舞いにいき、

夜はヤブの義理の父親のお通夜にいき。

それから。。。それから聖マルベリー教会でお祈りにいこう。

聖マルベリー教会で

弟のヒカルと、エンジェルサン太のお墓を予定した。クライド・フォレスターさんも

のちのち入ります。自分だけなら海にでも撒いてくれと思いましたが。

ヒカルとサン太のは、、、手厚く供養したいし。クライド・フォレスターさんが亡くなっても、ゆくゆくは、ヒカルの息子の西園寺玲泉氏が管理すると言いました。

聖マルベリー教会で

むかしむかし。。。サンタクロースに会った。

きっとどこぞの近所にすみついたフォームレスが、あたたかいサンタクロースの服をひろったか盗んだかして化けていたんだろうけど。たとえ

たとえそれが化けて子どもにサンタクロースだと嘘をつこうが騙そうが。


そういう嘘はいいもんだし。そういう嘘は誰も傷つけないどころかギフトだ。

嘘は真実になりそうだ。

生きられる、望みがあるように。。。



2019年05月30日

さよならクリスマスキャロル。117明日はクリスマスイヴ。

電話の向こうで。。。ビアンカ院長先生は
えーん。えーん。

あの時に、ラファエルさんが行方不明になって戻ってきて、、子どもみたいにおとうちゃんおとうちゃんおとうちゃん。。

と泣いていたビアンカ院長先生。。

あの時みたいにビアンカ院長先生は泣きじゃくりながらなぜかクライド・フォレスター氏に電話してきました。

ビアンカ院長先生は、、、いよいよラファエルさんが危ないというときに音鳴り病院の隣接施設でしたので、
急遽呼ばれました。。。

ラファエルさんは、意識朦朧として。。

おとうちゃんいかないで、おとうちゃんおとうちゃん、ビアンカ院長先生は、ラファエルさんに話しかけましたが、

「ビアンカ。。。ビアンカきちんとしなさい、ビアンカは、きちんと仕事に行きなさい。。。」うわ言のようにラファエルさんが言います。

あっ、、、もしかして、明日のホワイトシュナウザーのひかるちゃんの事でしょうか。

ラファエルさんは、もう、自分に時間がない寸前という事を知っていました。

ビアンカ院長先生がラファエルさんの手を握りながら、「おとうちゃん、おとうちゃん。。」

これはもう。。。ビアンカ院長先生は、生死に携わっていますので人の生死に敏感です。

「ちゃんと行きなさい。。。ちゃんといって、人を救いなさい。おとうちゃんはそういうビアンカがすきだ。。。」

ビアンカ院長先生は、泣きながらわけもわからず、逝ってしまった義理の父親のラファエルさんがなくなった事を

なぜか、クライド・フォレスター氏に電話していました。

あの人が亡くなったんだ。
そう。。。ビアンカ院長先生には、おそらくは父親を殺害した事を秘密に墓場に持っていったのでしょう。

でも、それでいいのです。それでよかったのです。
今日こんにち、たくさんの人を救ってきたビアンカ院長先生は、おそらくは養子に出されて両親に捨てられて

そうでなければ、いまのビアンカ院長先生でなかったかもしれないし。ビアンカ院長先生が実の親元にいたら虐待死させられたり

ぐれたり犯罪者になったり親殺しをしていたかもしれないし。そんなことはわかりません。

ただ、いまのビアンカ院長先生でよかったという事は確かです。いろいろあっても、これでよかったと心から思えることが大事なことです。

「明日は夜から、ひかるちゃんの手術なんだろう。わしも、手術前にひかるちゃんに顔を出すさ。。。わしも、ひかるちゃんの手術の成功を祈っているし。。。
ヤブ。ヤブが一生懸命任務を果たしているのは、ラファエルさんが望んでる事だし、
お通夜や葬儀にたとえでられなくとも

ラファエルの死に目に会えたんだから。
それが供養だ。」
クライド・フォレスター氏がビアンカ院長先生を励ましました。


ラファエルさんの最後の言葉は、心からいつも人々に献身するビアンカ院長先生。。そんなビアンカ院長先生らしいビアンカ院長先生が、

好きだ、という事らしい。。。

その人らしいか。。思えばまだまだかもしれないけど、エンジェルのサン太との出会いで

クライドさんも随分自分らしさという宝物を手に入れて来たと思います。

いつも、身近な見えないところでサン太が自分の存在に気付き始めるクライド・フォレスターさんになりますように。。。

心の中でクライド・フォレスターさんは手を合わせました。明日お通夜に行けるのであればお悔やみを申し上げようと。

ビアンカ院長先生の義理の父親の
ラファエルさんについては、
確かに衝撃的な事実を知らされてしまった。


チラッと電話を受けた
クライド・フォレスター氏のただならぬ様子にあわせて

西園寺さんや榎本さんは、黙って飲んでいました。天使のサン太とともに。。。


あちらからあえて何も聞かない優しさ。西園寺さんも榎本さんも社交的な性格だったのでその点のそつない優しさはわきまえていました、

もちろんエンジェルのサン太もしかり。

クリスマスイヴである。
明日は、ひかるちゃんの手術が夜から

執刀ビアンカ院長先生自ら。
お昼に
クライド・フォレスター氏がひかるちゃんのお見舞いに行きます。

おそらくは、明け方には手術は終わる。

明け方は、クリスマスで
クライド・フォレスター氏の76歳の誕生日

サプライズ。
手術後は、クライド・フォレスター氏が

サンタクロースの格好で迎えます。。

ああ。。。
サンタクロースは、クライド・フォレスター氏だってひかるちゃんは見抜くのでしょうか。

見抜かれても、ばれても、それで、サンタクロースなんていない、クライド・フォレスターさんが化けただけだー、と正体を知られても。。、。それでがっかりされても

そんなことはどうだっていいさ。

そんなことより、ひかるちゃんの無事。
ひかるちゃんが生きて元気になってくれたら
サンタクロースの正体なんて

どうだっていいさ。
元気に生きていてくれるのが、なによりサンタクロースの願いなんだし。

どうぞ、手術が成功しますようにと今はもうそれのみです。

今夜はは天使のサン太から
ヒカルの事件、フォレスター一族崩壊の真実。。心中事件の真実。。

などなどの。
衝撃的な事実を知らされましたが、クライド・フォレスター氏ももう残すところ晩年。いつに自分の人生が終わってもおかしくない年齢です。

勇気を出して真実に向き合う事にしました。そして。。。クライド・フォレスター氏が

イライザ。。。母親の真相。
殺人犯の息子という事実を知らされ。。

自分は何をしたらよかったのでしょうか。
これでよかったのでしょうか。

フォレスター一族崩壊。。独立をさっさと決めて救いの手を差し伸べることはなかった自分。。。

それから、総領息子自分の兄の長男のオリバーの息子や娘がたまたま
聖ラグジュアリーカレッジ大学の下宿先で
もう辞めなきゃいけない寸前のところ

家に帰ってくる寸前のところをたまたま心中事件が起こり死をま逃れた甥や姪。

その甥や姪は。。
わしのところ、会社に押しかけてきて信じられないことに大学を辞めたくないから金を貸せと言ってきた。。。

そんな場合か、馬鹿、働け。本当に何を考えているんだ、、、やっぱりあのあほ兄の子どもとしか思えない。自分たちの家が破産して世間様や債権者に迷惑を掛けている時に

大学に通えなくなるだと。。いまそんな心配をしてる時か。。。

家庭に事情があって学校に通えなくなるなんぞ。。。それでも学校に行きたければ働いて自分でいけ、クライド・フォレスター氏が怒鳴ると

あほ兄の子どもは、ギャアギャアわめいて、クライドおじさんがうちから出ていって
うちが困っても助けなかったから悪いだの

ギャアギャアわめいて。どうせクライドおじさんの息子は馬鹿だから金なんかかからないだろと、嫌がらせな悪態をついてきたので

営業妨害と嫌がらせで警察に引き渡しました。もう甥や姪がどうなったかは知りません。縁を切りましたし。
恨まれても逆恨みだし。運良く命が助かっただけでもありがたいと思えとクライド・フォレスター氏は思いました。

情けないね。。。親兄弟を見捨てたわしも情けないね。でも。

好き勝手をやってきたうちの親族も情けないね。。。

もう、そんな情けない奴らの
フォレスター家はおしまいだ。わしのヤクザかなんかしらんが行方不明の息子はしらんし。

死んでいてもしょうがない。

西園寺玲泉さんは、西園寺家の人だし。

さよなら、フォレスター家。。。

愚かな愚かな。。。愚かで、、なんとも言えないフォレスター家。

あっ、
アボカドか。。。

「あの日もアボカドの刺身を、新鮮なトマトと一緒にヒカルさんと食べていました。」
元探偵の榎本さんは言いました。


さてさて。。。

三木龍馬氏。。福の神ゲストハウス。

グリがビールを飲みそうになるので、もうアルコール類は隠す事にしました。

「マッタクアホグリ。
グリ、、、グリモアノガイコツハッケンノシンブンデ、コガタケンノショウガクセイグループノイチミナンダカラネ
ヴィーナスは、すっかり酔っ払い悪態をつくグリに悪態をつきました。

しかし。グリは、「犬、ワンコだってー、あたしはワンコでけっこーよ。ワンコだろうが、ニャンコだろうが。可愛いのは違いないわー、

「グリちゃん、ポメラニアンみたいだもんね、」イチゴ姫が言いました。

「ンデ、アタシガチワワ」むっとヴィーナスが言いました。

「いいじゃん、チワワでさ。顔そっくりだし。ほんとは、チワワとタコの子どもなんでしょ。ヴィーナスは。」シュナ坊がヴィーナスをからかいました。

「チワコウノハナシヲスルナ

「自分でふっといたんだよね、チワワって。」福ちゃんもからかいます。

コテン、とグリは寝転がりクークー寝息を立てその場に寝てしまいました。


やれやれ。。。
人間。。、あっ、グリは宇宙人ですが生物はみんな欠点もあるのでしょうし

穏やかで優しく明るいモテモテグリも。。。
寝起きや酒グセがかなり悪くて。。。

お酒は飲みませんが。
ヴィーナスによると
間違えて、グリの親のカクテルを飲んだりすると。。

ふだんのグリじゃなくなるみたいで。

まぁ。非の打ち所がないなんて生き物や人はいないし。。。

それが神様の醍醐味として生物は作られたんでしょう。。。きっと。

完璧なのは神様でじゅうぶん。
長所も短所も含めて生き物は魅力的で美しいのだから。。。

悪いことをしようが愚かだろうが、神様はそんな人間を愛してくれる余裕があるのです。

はー。ヴィーナスの心配。

「クリスマスノアサノオソウジダイジョウブカナ。
グリ、オイテコウカナ

クリスマスの早朝。。。高額納税者児童のヴィーナスはクリスマスパレードの担当地域の

聖マルベリー教会のお掃除の担当があります。

お友達も連れてよし、
「んじゃ、僕もグリちゃんと一緒にお留守番です。」シュナ坊がいうとヴィーナスは怒って

「グリドウヨウ、ワルイヤツニハサンタクロースハコナイヨ

「僕はサンタクロースはもう来たよ。
ヴィーナスも見てたでしょ。サンタクロースは、優しいからいいこも悪い子も差別なんかするもんか。」シュナ坊は、すでにサンタクロースが、自分の誕生日と早めのサプライズパーティーでやってきたことを自慢します。

「シュナ坊、お掃除いこうね、キレイキレイしないと。みんなのところも、」三木龍馬氏が言います。

「ウーン。。。眠いなぁ。。ウーン。」



2019年05月29日

さようならクリスマスキャロル116後悔は。。、していませんか?


後悔した
天使のサン太は三人にききました。

天使のサン太は、クライド・フォレスター氏だけに見えていましたが、クライド・フォレスター氏を含めて
西園寺玲泉氏も、榎本明治氏にも姿をあらわすようになりました。

フッと。自然にしみ込むようにサン太とクライド・フォレスター氏が出会って、生涯のパートナーとなった事が

西園寺玲泉氏にも榎本明治氏にも詳細説明がされなくてももれなく2人には、テレパシーのように入ってきました。


だけどね、この不思議な風景をなんの疑いにもなく西園寺玲泉氏も、榎本明治氏もスーッと受け入れて。

おそらく彼らもきっと。クライド・フォレスター氏と同質の人間なんでしょう。

クライド・フォレスター氏は。。。ボーッと夢の中にいるようでした。若い頃は酒豪で

ハァ。。歳をとり。。。酒に弱くなったのかなぁ。。、と。お酒のせいにしたい。

でも。。
わかっていたんだ。。薄々。。

フォレスター一族のあの
心中事件は殺人事件かもしれないと。
警察は無理心中として処理された。もう債権者が押しかけてすごかったみたいだし。

もちろん、わしは保証人だけは親すらならないと決めてるし。ワシのところへヤクザがきたこともあったし。
だけど、わしは保証人でもなんでもないし。

わしはフォレスター直の本家の息子だし。

ヤクザに拉致をされそうになって、なぜか間違えてうちにやってきた宅配の人に助けられだ事がある。
はっきり言って、間違えるわけないというか。
確かに名前が似てるからか、
小さなアパートのクラウド・フィレオさんという男性とラグジュアリーホテル住まいだったわし。
ほんとは、小さなアパートのクラウドさんの荷物をワシのと間違えて係りの配達員が
わしの住まいのラグジュアリーホテルに届けにきて、

ラグジュアリーホテルでワシを襲いにきた
配達員がたまたまそのやくざ者を偶然にも子供の頃から知っているのでなんとなく変装しているのを見て、
地元の
後輩だったので散々昔は悪さをした時にしばいて叩き直したもんだけど。。

いつのまにか、手をつけられないようになって。。。

奴め、またなんかたくらみおってとなるのでした。
あ奴も金持ちになったから、、このラグジュアリーホテルに泊まるのは変じゃないし
抗争相手のヤクザに見つからんように変装するのも変じゃないか。。。?
でも、どことなく。。。
様子がおかしいので跡をつけたら

あっ。

あそこはクライド・フォレスター氏が住んでいる住居だ。

最近は宅配便の人間を装って爆弾やらおかしな嫌がらせを送り付ける事件がある、

顔見知りのお前がワシの係りになって荷物があれば、
直接届けに来いと言われて。なんども直接届けている。
ホテルもVIPなクライド・フォレスター氏の要望を受理して。
人嫌いなクライド・フォレスター氏がヤクザが大嫌いなクライド・フォレスター氏が

あのやろう、
あやつにルームのキーを渡すわけない。

どっか闇ルートでルームのキーを作ったな、と、すぐに陰で宅配員がフロントに
不審者発見。クライド・フォレスター氏の部屋に入るみたいです、多分近所にいたヤクザだと思います。あいつは、ヤクザです!!!
連絡を取り宅配員もフロントの男性も相手がヤクザなので
銃を持って押しかけヤクザをすぐに取り押さえました。

まぁ。。。そんな偶然にもな危機一髪も
エンジェルのサン太が救い、今まで生き延びてきた。
サン太は、例えクライド・フォレスター氏が気づかなくても見えなくても。
影なり日向なりして今日こんにちまで、
ひたすら 無私に。クライド・フォレスター氏を支えてきたのです。

時にはどん底に突き落とす。獅子の子を千尋の谷に突き落とす獅子の母のように。
それはクライド・フォレスター氏が必要な体験であり。

それがなければクライド・フォレスター氏が
本来の彼に目覚めることはなかったからです。


フォレスター一族が心中。。クライド・フォレスター氏が叩かれました。その頃すでにはかなりの資産を蓄えてきて

ラグジュアリーホテル住まいでした。息子は家出して行方不明。ヤクザになったらしいのですが。。。

腹違いの弟のヒカルが行方不明で心痛していたものの。。一人息子なのに

クライド・フォレスター氏は勝手にしろと探しもしませんでした。妻はフォレスター一族からクライドさんが、独立するときに

フォレスター一族のブランドが消えるので
それを反対して大げんかして

クライド・フォレスター氏がわざと妻を男性問題を起こす様にしくんで
クライド・フォレスター氏が有利な立場で無一文で放り出して離婚したし。

母親のイライザにも、冷血、冷たいとクライド・フォレスター氏はののしられて
冷血非常な面があり、
新聞マスコミ散々に叩かれヒール役をやってきました。

走馬灯の様に自分の性格など。。あらゆることが思い浮かびました。

私が。。私は、、私はサンタクロースみたいだって


生まれるまえの神様の元にいたホワイトシュナウザーのサン太が、雲の上から

その頃幼児の
クライド・フォレスター氏を見つけ。

あの子はサンタクロースだから神様、あの子のところに行くと言った。行きたいんじゃなくて、行く、と。。。

神様が反対しても決意を変えることはなかった。

わしが、、、わしの。。わしが、サンタクロースだって

それに。。。わしは殺人犯の息子だなぁ。、

殺人犯の息子。。

音鳴り町のビアンカ院長先生も殺人犯の息子ということ。。。だけど。。

あの。。殺人は。。同情の余地もあるし。

ビアンカ院長先生は。。義理の父親の殺人を知らない。知らなくていいと思う。

あのとき、

ビアンカ院長先生の義理の父親のラファエルさんが祭壇で告白懺悔して

私は思わず。。神様が私にのりうつったのだけれども。。。
世の中は、知らなくていい喋る必要がないこともあるぞ、
時効。。。と。誰にも言うなと審判を下して

それはきっと、クライドさんは
自分が神様でもそういう。。と思いました。

義理の父親が、実の父親を殺害していた

ビアンカ院長先生は、その事実を知らない。

世の中は知らなくていいことはあるんだ。

でも。。。このフォレスター一族の悲しい事実はどうだろう。

西園寺氏も、榎本さんも黙っていました。

クライド・フォレスター氏がビールを2人に注ぐとスタッフさんが、サラダとお肉の料理を運んできました。

しばらく3人は黙ってビールを飲み、刺身も来たのでポツリポツリと食べ始めました。

3人は。。。というか、いつのまにか、
ホワイトシュナウザーの天使のサン太もちょこんと座っていたので、

クライド・フォレスター氏がビールは飲める??ジュースオーダーしてやろうか?

と聞いてきたねで、ホワイトシュナウザーの天使のサン太は、ビールでいいとちょっと生意気に言いました。

掘りごたつ席で、3人はサン太も一緒に飲みました。

サン太は、後悔した?と聞いてきましたが。。。

3人は、最初っから無理を言って、サン太にヒカルさんの真相を聞き出したので、
辛い惨劇をイリュージョンで垣間見たのですが、、、真実に触れてよかった。。と
言いました。

クライド・フォレスター氏は、殺人犯の母親の事が重くのしかかってきましたが、

ヒカルのせめてもの弔いに、聖マルベリー教会に、ホワイトシュナウザーのサン太とともに最終的に自分も入るお墓をつくるし、

永代供養とするので、と言いました。

もう、クライド・フォレスター氏は、
一人息子もぐれて行方不明ですし。。。

教会に寄付しその後は教会に管理をしていただくしかないし。そもそも息子が仮に付き合いがあろうが、息子は息子。。。

死んだ後まで供養だなんだと。わずらわせるつもりは少しもありませんでしたし。

西園寺氏は、ヒカルさんの骨を預かりたいものの、義理の父親の西園寺に母親が嫁いで西園寺氏の名字になったので

やはり遠慮して父親の骨を預かることができませんでした。母親や自分をいらないから捨てて逃げたわけじゃないことがわかったのと

ヒカルはやはりフォレスター一族の
艶福家の血を引いたわけじゃなくて。。

ごく
真面目な倫理観の持ち主だったんだ。
艶福家が、悪いわけではないしそれが、成功のパワーになる場合もあるかもしれないけど。
だけど。。。やっぱり実の父親は艶福家の血を引いていて欲しくないし。

殿様や帝王や資産家は仕方ないかもしれないけど。女性や子どもを跡取りや仕事の道具にするなんて。。西園寺氏は、ヒカルさんの真相を聞き出せて殺害されたのはショックではかりしれないものの。。。

捨てられていなかった事に、望まない子でなかったことには感謝しました。

さて。。。

福の神ゲストハウスの三木龍馬氏たち。

グリがふらふら酔っ払い。。


みんなで、ムースやゼリーやプリンやババロアを食べていましたが、

グリがご機嫌さん。

「グリちゃん。。。グリちゃんも神楽小学校通えば??金星からワープできるんでしょ。」、
福ちゃんがいいます。
宇宙人の
グリは太陽系ならワープできます。

「うんうん、うんうん。うんうん。うーん。
」グリが、ムースを食べながら返事しました。

「グリ、ガッコウクルト、リンリガクシュウノトキニハリキルシー。リンリドウトクノ、エホントドウワノガクシュウ。ダイッキライ、アノバカバカシイジギョウ

神楽小学校、倫理道徳童話と絵本で道徳と倫理観を考える。ヴィーナスはこの時間が大っ嫌いでした。
日本や世界の童話と絵本でホノボノとしている感じですが。。。しかしまぁ。なんというのでしょうか。。。

あからさますぎ。。。ふつうそうか?と。

日本も世界も三人姉妹や兄弟がいて、
日本も世界もだいたいの童話が、
末っ子がお決まりいい奴なんです。

だいたい末っ子なんて。。。ワガママの甘えっ子じゃん。シュナ坊みてみろ。

なんで、日本も世界もアホみたいに末っ子いい奴ばっかりの話しとか、美男美女がでてくるばっかりなのか。。

美男美女なんて、、、世の中だいたいおーかたは十人並みです。芸能人じゃあるまいし。

つくり話がすぎる、ヴィーナスは講義します。。。
なんて、グリは絵本が好きなので、ヴィーナスはグリに、変な本は毒だから読むな

ひねくれるぞ、
と叱るのですが、、、

さて。。

居酒屋、金曜日の夜にいる

クライド・フォレスター氏の携帯に、ビアンカ院長先生から泣きながら電話がかかってきました。

やぶ??!

飲みながら、失礼と、クライド・フォレスター氏が電話を取ると。

アーンアーン。。。おとうちゃんがおとうちゃんが、、、死んじゃった。おとうちゃんが、おとうちゃん。。。

ビアンカ院長先生の父親のラファエル氏が亡くなりました。

明日は、、クリスマスイヴ。。。

ビアンカ院長先生は、夜、ホワイトシュナウザーのひかるちゃんの手術があります。

お通夜に出れない、親不孝だと、ビアンカ院長先生が泣いています。

まるで、子どものようでした。



さよならクリスマスキャロル115一炊の夢。。。

ヒカルはそのとき。。死を直感しました。

あっ。。。殺される。。
なぜか、、、
さようなら。。。さよなら、みんな、

相手は。
たかが女性ひとり。。だけど。薬で身体の力がぬけしびれるままにヒカルは必死で抵抗する。。。


「あんたのせいだ、あんたのせいでみんなみんなみんな。。。」

ジェイ・フォレスター氏は、フォレスター一族本家。でも、女性関係は綺麗。。

フォレスター一族艶福家は時代とともに変わるのか

そうだ。わたしも愛人騒動なんて、夫に限って無関係だと思った。
ジェイ・フォレスターに嫁げて

息子を産みさらにまた妊娠中の子供が男の子で。。その時に。
実家は破産し夫に若い愛人がいる事を知る、

天国から地獄に墜落する。。

まさか、あの夫に限って。

確かにフォレスター一族は、代々艶福家で愛人や側室。それを仕事や成功の原動力として繁栄してきた。

それは嫁ぐまえにじゅうじゅう承知ではあったし。あのフォレスター一族の本家に嫁げるならと覚悟はあった。

でも、長男のオリバーを産み。。、ずーっと順調仕事一筋の光。仕事の鬼だと思っていた夫に愛人が。。。

しかも、日本人。貧しい家の親のない娘。

掃除か家政婦かそんな下働の、取引先の富豪の家の出入りで下働している娘。

写真が一枚あった。

儚げで、桜の花のように。。悔しいけれど美しい。。。はっ。

夫のジェイ・フォレスターは、

いくら飲み屋にいこうが、浮気はあったかもしれないが、深い女性問題は起こさなかった。それもそうだ、あたりまえだ。

夫は、多分派手な浪費女が嫌いで女性の好みじゃないんだろう。いくら美人でも。

だけど。。だけど清楚で若いはかなげな美女なら。。。人間なんて特に女性は
本能的に惹かれないという意味で
好みのタイプじゃない異性からのアプローチはいくら外見がよかろうが、
自分のはーとに響かない異性から愛されようが
迷惑このうえない。相容れない相手というのはお互い様誰にでもある。
本能的に美男美女でも容姿の問題じゃなくて、どうしても嫌というか。。
どうしても惹かれないというか。

生きている次元が、
フィールドの違う人間なんだろう。

しかし、いやおうなく好みのタイプなら本能的に惹かれる人なら、生まれがどうだとか国籍がどうだとか、、家柄がどうだとか全く

関係なくなるのだろう。
イエロージャップの貧しい小娘だろうが、

夫にとっては、ブルジョワ娘の良い家柄の私なんかどうでもいいつまらない女でしかない。跡取りを産むための道具見たいなだからどうしたの割りきり政略結婚で、ビジネスの一環。

それに、夫の一方的な片思いならまだしも。

どうも、夫も小娘も真剣なようである。

しかも、ヒステリックでぎゃあぎゃあわめき家に乗り込む愚かしい女ではなくて

男性が
守ってあげたいというか。。。おそらくは優しい性格をしているんだと思う。。

それが、イライザの癪にさわりました。

若さを抜いて、イライザはスペックなら
白人でブルジョワの生まれ。本妻、。だけど
勝ち組のはずなのに。。。

なんで。。。このはかりしれない恐ろしい敗北感。。。

理由なんて、一目瞭然だ、、愛されてないから。夫ジェイ・フォレスターが愛人に夢中だから。。。

なにをしても、本妻の地位についてチヤホヤチヤホヤされてもおもしろくないのだ。

しかも、長男のオリバーの総領息子の嫁は、、、

時代もあるのか、お義母さん時代が違いますわよねと噛み付かれた。


うちの姑も、私が嫁に来た時代はフォレスター一族の嫁たるもの、愛人の一人二人で騒ぐなとビシッと躾られイヤイヤ従ったものだった。。。
だが、その姑はオリバーの嫁にはわざわざそんな事は言わないし。

あなたはね、

フォレスター一族に嫁いで来て使用人がいるから、家事炊事なんにもやらなくていいし。しかも私達の介護はプロがやるし。。子どもだけは産みなさい

だから、旦那の浮気は甲斐性だと思いなさい。それがわからなければ、そんな嫁はいらないから、と。
姑にしこまれて、、、でも、息子のオリバーの嫁にはわざわざそんな事を姑は言わないし。

姑も歳をとったのか。。、それを言うと姑から
あんたは今の時代に何を言ってるの。世代を考えろ、馬鹿者。だと、、、

頭の中がぐるぐるする。プライドのかたまりだったイライザは、、何回も精神を病み

時に入退院を繰り返しさらに姑に嫌われて。。。

「おのれ、、、、許せない。。あんたはいつまで、、、まだ、まだ、死んでいなかったのか、」グッと薬をうちフラフラで抵抗するヒカル。。。揉み合って。

そのとき。。ドヤドヤと、黒い影が、入ってきてヒカルを取り押さえた。

あの。。。北斗山水のメンバーだった。

北斗山水は、多額の寄付をイライザ・フォレスターからされ、

フォレスター一族の本妻からという名誉と

北斗山水の憎っくき宿敵のヒカル・フォレスターを

イライザ・フォレスターが、愛人の子どもというので疎んじていたらしく。

しかも、調査資料ではヒカルの彼女が妊娠しているらしい。。。妊娠したらまたフォレスター一族に相続の邪魔がはいる。

だって、旦那のジェイ・フォレスターが愛する愛人の形見のヒカル。。

もう亡き愛人の面影があるヒカルはあの女の血を引く、、その子もまた。。。

青天の霹靂。。、

ヒカルの母親が現れてから、ヒカル。。母親が
死んだのに、また、ヒカルという幻影があらわれる。

逃げても逃げても。追い払っても追い払っても。。。

「か。。。かあさ、、かあさん。かあさんやっぱり、、僕が憎いん、だ、、」

グサッ。。。信者が取り押さえたヒカルは、

イライザに深く心臓をヒトツキされました。

はっ。。。

イライザ・フォレスターは我に返って泣いていました。ヒカル。。。ヒカルを。

愛人祐希の亡霊を刺したと思ったら、、、

義理の息子の
ヒカルだった。。

「さすがだっ、さすがだっー」
北斗山水の憎っくき宿敵のヒカルを殺害したイライザ・フォレスターは、

北斗山水の英雄です、

「よくぞ消してくださいました。イライザ・フォレスター様。、。あなたは神様です、あとは私達が処理します、お任せください。」

北斗山水のメンバーは口をそろえて喜ぶと
どう考えても悪徳宗教に洗脳される程度で考えも浅いので

当時は誰も見向きもしない寄り付かない王様のもみの木公園にヒカルの遺体を埋めました。

どうせこんなところ、誰もこないさ、と。

イライザ・フォレスターは、ヒカルを殺害し我に返って泣いてなにを思ったのでしょうか。誰もその涙の意味はわかりません。

悲しいのか、後悔なのか、、、それとも。

死んだはずの祐希の亡霊をヒカルに見て
ヒカルが、祐希を追い詰めて自殺させたのを
16歳の夜に聞かれて。

ヒカルに殺されるかもしれないと怯え。

イライザは
もともと小さい時にヒカルの虐待をしていたけれど、、。
ヒカルの母親の祐希を追い詰めた事を知られ
あれから恐ろしくなりまともに口もきかず。

虐待をし。。。ヒカルは、可愛い子だった。

クライドが、真剣にイライザにくってかかってきてヒカルをかばった。あの冷血非情の次男のクライドが。。。気むずかしい

多分私を嫌いなクライドが。。。

それも、イライザ・フォレスターは憎かった。

しかし。。。後から我に返って。

愛人の子どもと言う立場をイライザからきつく知らされ、、、虐げられても、

自分の負い目かぐれもせずにきたヒカル。。

はっ。

きっとそれは、あのヒカルの母親の祐希の性質を受け継いだに違いない。。

私にはできないこと、悔しい悔しい悔しい。

とてもじゃない、叶わない。悔しい。。


そして。。。フォレスター一族が破産しますそれから10年と少しで。

次男のクライドさんは、危ないと忠告してきましたが軽くあしらわれて
とっくにフォレスター一族を見限りわざと父親のジェイ・フォレスターと大喧嘩し

独立しました。クライドさんの奥様はこう言う時だけ仕事に損得をはさみ

フォレスター一族のブランドにしがみついていた女でしたのでまた、
クライドさんはわざと妻を罠に掛けて浮気させて別れました。

あとは、副業がうなぎのぼりだし。クライドさんは困ることがありませんでしたが、

先見の明、ビジネスセンスのあるクライド・フォレスター氏が言う通りにフォレスター一族は破産します。


しかし、破産しましたが、クライド・フォレスター氏は、それみたことかとフォレスター一族を鼻で笑いました。

クライド・フォレスター氏の新しい事務所に親も兄も押しかけましたが、従業員に
放り出せと言いました。

クライド・フォレスター氏は、
散々、次男のスペア、総領息子の予備保険とされフォレスター一族のために好きでもない嫌いなタイプのうるさい女と結婚させられて。

Aユニバーサルの大学進学だけは、はるかにフォレスター一族の行く聖ラグジュアリーカレッジより極上で自慢になるから進学させ、

もう、すでにそこでフォレスター一族にそむいていた、。。積年の恨み。

冷血非情の次男のクライド・フォレスター氏。かまわん、マスコミ新聞、三面記事くだらないもん書くがいいさ。。

そして。フォレスター一族本家、心中事件が起きます。。

長男のオリバーの子ども二人は聖ラグジュアリーカレッジに進学してそろそろ破産で大学に通えなくなる寸前で
まだその時は、下宿していたのでまのがれましたが、

ジェイ・フォレスター、本妻のイライザ。
総領息子のオリバーとその嫁。。


猟銃で撃たれていた。。恐らくは撃ったのは

イライザ・フォレスター本妻で
である。

従業員が誰もいなくなったフォレスター一族の屋敷で。

翌朝債権者が訪れ惨状を発見しました。

実は。。。この心中には裏があり。

イライザ・フォレスター本妻のシルバーのボタンのオーダーの明細書を見つけたり
ヒカルを殺害した事を、父親のジェイ・フォレスター氏が知ってしまい。

激怒したのです。激怒したジェイ・フォレスターは愛人の祐希も息子のヒカルも

イライザ・フォレスター本妻に殺害されて。
ジェイ・フォレスターは、艶福家の家の人間で、なぜ愛人の公認を条件で
嫁に来たのに。。許せない。。
と言ったので、もう頭が真っ白になった

イライザ・フォレスターは、猟銃で旦那を反射的に撃ち抜きました。

そして。。。
別宅の総領息子オリバーと妻を猟銃で撃ち、

オリバーとオリバーの妻も何があったのか猟銃の音がしたけど。、、という間に
二人とも撃たれました。

フォレスター一族の崩壊。。。

「お客様、お客様、ビールをお持ちいたしましたよ。」

はっ、

シャンパンをカンパイ、ヒカルのお気に入りの湯葉と長芋のステーキを食べ。。

居酒屋金曜の夜。。

クライド・フォレスター氏、西園寺玲泉氏、
榎本明治氏は三人が三人。。

ともに、過ぎ去りし日の真相の
過去に旅をしていたようです。
時間は。。、長いように思えたのに、あれから五分も経過していません。
それは。。。
ビールが運ばれてくるまでのうたかたの夢でした。

しかし、そんな短い夢にもかかわらず
三人はみんな泣いていました。




2019年05月28日

さよならクリスマスキャロル114罪の残像と。 114

金色の善良なる人の気持ちの世界を垣間見て
再び闇の世界へ。。。

ダーク、イリュージョン。
人はみんな清濁を伏せ持ち生きていくのはあたりまえです。
さぁ、
ヒカルさんを大事に思ってくださる皆様へ。

真相真理に迫る覚悟をしたんですから。。

目をそらさないでください。

ヒカルさんのご供養の為にも。約束をしたがゆえ。。。

天使のサン太は、ヒカルを心から追悼する遺族と友人に向けました。。。


またダークイリュージョンははじまりました。
50年以上前の
王様のもみの木公園は、いまの穏やかで平和なたたずまいの見る影も形もなく。。

うらぶれた廃れた廃墟廃屋が亡霊かのごとくぽつねんとあるだけです。

なんて不気味な荒野でしょうか。


あっ。

それにしても。。。
ここにヒカルが埋められてから。。。まるで、種が落ちぐんぐん成長して
花が咲くようにとこの穏やかな人々が集まる王様のもみの木公園になっていったんだなぁ。。。

もしも。。。ヒカルは生きていたら
どんどん成長して、花開いて身を結びと
人が集まって来たりなごむ。。。そんな人になっていたのかな。

栄枯盛衰は世の常でありまして。
忘れられた栄華を極めた諸行無常の響きのある建物はあるし、

逆に穏やかに美しく整備されて愛されるようになっていった場所もある、か。

子供の笑い声や家族の笑いあっている楽しげな雰囲気。王様のもみの木公園は、まがまがしいうらぶれた空虚な荒野の跡形も無くなりました。形を変えながら月日が流れていく。、。

いつの日か、記念に大きなもみの木を植えられたので、王様のもみの木公園と名付けられた。

ヒカルは毎日、王様のもみの木を見守っていたんだな。、
毎日がクリスマスみたいに。。。
ヒカルがこんなに近くにいたとは。

こんな近くにいて気づかないとは。サン太もそうだった。

幸せの青い鳥が近くにいるのに気づかないってやつ。。。とは違うかなぁ。


さて。。。
それはそうとも。。ヒカルは元王様のもみの木公園の、古い廃墟で目を覚ましました。

「あっ。。。」まだ頭がボーッとします。薬をかがされ注射を打たれ眠らされて。

いったい。。。ここは。どこなんだ。。

気を失って、事故にでもあったんだろうか?

あっ。。。誰かがいます。。

ボーッとしクラクラしながらヒカルはめをこらしてみました。。。あ。。

「まだ。。。まだ生きていたのね。。。」

それは、あの日の夜の様にクウを見た焦点の定まらないイライザ・フォレスター、本妻

ヒカルを憎んでいる義理の母その人でした。

「か。。。。かあさん。。かあさん、まさか、かあさんが、、、」ヒカルは何が起きているのか把握できません。

「かあさん?かあさんだと、この泥棒猫、、フォレスター家にもう
愛人制度なんかあるわけない。側室なんていつの話だ

フラフラしているヒカルの髪の毛を引っ張りました。

「か、、かあさん、何やってるんだよ、」

「見ろ、この泥棒猫。。。愛人のおまえなんか、このフォレスター家の紋章入りの
スーツやドレスなんて一生着ることも出来ないんだろうにっ。

あっ。。。イライザ・フォレスターは、

ヒカルの亡くなった母の祐希とヒカルを間違えています。

わざわざ、見せつけるように夫に誕生日にオーダーメイドをしてもらった
ブランドの高いスーツ。。。フォレスター一族の女性の印のシルバーボタンのついたのを

これみよがしに、愛人にみせつけるようにして着てきたのでしょう。

イライザ・フォレスター本妻は祐希を追い詰め自殺を強要し、
それから精神のバランスを崩してさらに
ヒカルが聞き耳をたてた夜、

ヒカルの16歳の夜の発砲事件からまたまたさらに精神のバランスがおかしくなり

入退院を繰り返していました。
ヒカルの母親の祐希はフォレスター家が、産後の肥立ちが悪く亡くなったと自殺を隠蔽しました。

イライザ・フォレスター本妻が、実は祐希を追い詰め自殺を強要したこと。。

ヒカルは。。。もともとイライザ・フォレスターから虐待されたり冷たく当たられていましたがそれからはほとんどイライザ・フォレスター本妻とは口をきかなくなり

だけど、自分の母親が家庭を壊してイライザ・フォレスターの精神のバランスを崩した原因になり
さらには自分も世話になってきたという事実もあるし。

艶福家の傾向のフォレスター家でしたが、ヒカルは極めて真面目な恋愛結婚の価値観の持ち主でありました。

クライド・フォレスターさんが、女性嫌いで艶福家ではないのとはちょっと違い

ヒカルは、愛し合った男女が結婚したり付き合うのが当たり前という価値観でしたので、
母親の不倫でイライザ・フォレスター本妻を
苦しめてきたことに罪悪感もありました。

どれだけ嫌な思いをさせられたか。
愛人のヒカルを、赤ちゃんの頃から目の前にいやおうなく置かれて

一緒に生活せよ、と。

フォレスター家は、愛人側室当たり前でしたが、近年の女性は当たり前ですがそれを受け付けません。

イライザ・フォレスター本妻は、白人の男の子、オリバーとクライドの二人を産み

跡取りをきちんと産んだのですが、イライザ・フォレスターの実家が破産してしまい

おまけにその頃夫に愛人ができたしかも妊娠しているらしいと。。。

政略結婚で資産家同士の結婚でしたが、実家が破産したイライザ。。。

夫が愛人を愛しているらしく。。。捨てられるかもしれません。

その頃は、クライド・フォレスターさんをイライザが妊娠していましたが、
ヒカルの誕生日は、約四ヶ月後。

クライド・フォレスターさんがクリスマス生まれ。
ヒカルは翌年四月生まれ。。ほとんど変わらない次期に出産をする。。

イライザ・フォレスター本妻はクライドさんを妊娠中に愛人祐希の写真を見つけ
興信所で身辺調査をしました。クライド・フォレスターさんが産まれる一ヶ月ぐらい前のことです。

イエロージャップめ。

妊娠六ヶ月ぐらいの、祐希という愛人を日本から連れ出して部屋を借りてやって世話をしているらしい。

しかも、ハタチぐらいだと。
しかし。。。フォレスター家に嫁ぐ時に姑には愛人側室問題には口を挟まないこと、
英雄は色を好むでうちはあたりまえ。
気に入らないなら

無一文で放りだすと言われました。
資産家といってもイライザ・フォレスターの実家よりずっと旦那のフォレスター家の方が大富豪ですし、それに

イライザ・フォレスターは、憧れのフォレスター一族。旦那のジェイ・フォレスターと結婚できるなんて夢のような話でした。

愛人がいる事を妊娠中に知って、しかも夫は若いイエロージャップの方を愛している。

イライザ・フォレスターは、13年ぐらい前に長男のオリバーを出産して
13年ぶりの出産で、男の子とわかり、
これで実家が破産してもフォレスター家にいられると思ったら愛人騒動。

そこからもう既に崩壊ははじまり精神のバランスを崩していったのでした。


それで。。。ヒカルは母親をイライザ・フォレスター本妻に殺されたかもしれない憎しみを抱えても。。。どうにも。。

葛藤の板挟み。。。
自分のせいで、イライザ・フォレスター本妻の精神のバランスを狂わせたという罪悪感も重くのしかかり、わざと遠方に進学しました。ヒカルにも
同棲中の桃子
愛する女性ができて。。。イライザ・フォレスター本妻の気持ちも痛いほどわかるし。

母親祐希を死に追い詰めたのは許せない

しかし、家庭を壊してイライザの精神のバランスを狂わせた。。。
葛藤うずまくなかでした、、、

イライザ・フォレスター本妻は、ヒカルを祐希と間違えているのか狂った目です。

「や。。。。やめ。。やめろ、やめてく。。。れ。」
イライザ・フォレスターはヒカルのクビを締め始めました。薬でフラフラして全身がだるく麻痺して思うように動かないヒカルは
必死で抵抗しました。


さてさて。福の神ゲストハウス。

三木龍馬氏達はだんだんお腹いっぱいに。

あー。

グリが間違えてローズ夫人のシャンパンを飲んでしまいました。
あ、あ、ああれーっ。
グリはフラフラフラフラして。

「おヤァやん、ナンジャモード。チビくん、、チビくん。ビールとってよー。」そばを通った
ヴィーナスを引っ張りました。

「ゲ。。。グリ、グリガサケノンデル。
マチガエテシャンパンノンダンダ
「キイテンノカチビ」グッ、とヴィーナスを引っ張りました。
出たっ。
錯乱ボウ、グリコグリゾウ。
「グリコグリゾウガアラワレタモー、ビールハナイデショマダノメナイヨ、コドモダシ
「グリちゃん大丈夫」ローズ夫人も心配しました。

「ミナハーン。オイシカッタデスネー、ヒックヒック。。。オイシカッタアトハ、ユーホデドライブいきましょっ。、」

「グリちゃん、グリちゃん。。飲酒運転はだめでしょう。」イチゴ姫がたしなめます。
「インシュウンテン、イッテモ、ユーフォハ、
モクテキチヲインプットシタラ、カッテニトウチャクスルカラ
ウンテンギジュツハイラナイケドネ
ヴィーナスが言いました。

まぁ。。。グリは寝起きと酒グセが良くないんですねー。普段穏やかでおっとりして可愛いのに。。。

グリは「よー、チビ。。ミント、ジャスミンが顔出せやと金星に帰ってこずに何をしてるんだとー、こっちで稼いで偉いさんになったらわたしらをしらん顔かいねー冷たいねー、」

今度はグリがコンコンとお説教がはじまります。

「カエッテコイテ。イソガシイノヨ
サケテルワケジャナイワ。タダチキュウノホウガキンセイヨリタノシイノヨ。スメバミヤコダシ。」ヴィーナスは故郷の金星の友人を思い出しながらに言いました。

「ほらほらって。水くさいなー、ヴィーナスは。。。アレヤコレヤあれやこれやと、言い訳して。。もー、チワワちゃんのチーコちゃんにヴィーナスきてますって言ってやろーっと。」ど、グリが酔っ払い説教半々からかい半々するので、ヴィーナスが、
キレて
「コムスメニフセロトイッテルダロッ」とグリをお尻でキックしました。

チワワの小娘、チワ公をダシにするのは反則っ。
ヴィーナスはプンスカと怒ります。


んもうっ。
グリの買ったUFOを盗んでやろうかしら。