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2019年06月03日

さようならクリスマスキャロル121さようなら、クライド・フォレスターさん。

いちごビルも凄かったわよー。

いちごビルとは、神楽町東南部のマーケット24のなかの女性専用ビル。。女性の好みそうなアパレル、下着、靴アクセサリー。。

男性は入ってもいいけど、メンズものが全然コンセプトで置いてありません。

すなわち、まぁ、だいたいの男性がプレゼントをいちごビルに買わされに行きます。

あははは。。今日なんか特にものすごい、、クリスマスイヴですからね。ワンサカと。

たくさん男性もサンタクロースになったようにいちごビルにいました。

イヴのお昼頃は、
ローズ夫人と、いちご姫とコモモはマーケット24
につくと、車で送迎した三木龍馬氏は、

また、終わったら呼んでと帰ってしまいました。

まあっ、、、

帰っちゃうのー、
だいたいの男性は、女性の買い物に付き合わされるのがめんどくさいもの。
集合
時間を決めて待ち合わせ、男女別れて買い物をする場合もありますが、

イヴの人ごみなので、マーケット24もおーいにごった返していました。

荷物があり、夕方とか夜だとイヴは、さらに混み合うので、迎えはグリがUFOを出すからと言いました。

実は単に家で寝ていたい三木龍馬氏と間逆に
グリが自慢の新車なので、アホみたいにUFOに乗りたいばっかりなんです。

三木龍馬氏は、送迎から福の神ゲストハウスに戻ると
わざとビールを昼間から飲み飲酒運転はダメだからねー、

グリがUFOを出すようにすすめました。

男性たち、三木龍馬氏、ポポロ、福ちゃん、シュナ坊。。
あとは、、、男性でも女性でもないけど、
ヴィーナスやグリが
買い物は楽しいけどイヴに東南部のマーケット24なんか行く気にならない。

人でウジャウジャだし。
と、お昼にローズ夫人が作り置きしたハンバーガーやサンドイッチを食べながらくつろいでいました。

「グリちゃん、今日は、お酒飲んじゃだめだよ。」三木龍馬氏が言うとグリが、

「きのー、間違えて飲んだっけ??ぜーんぜん覚えてなーい。なーーい。」
「グリノユーホハ、イキサキヲインプットデカッテニイクカラ、サケヲノモウガネテイヨウガ、バカデモウンテンデキル」と、ヴィーナスが笑うので、

グリはむっとして、

「そ。ヴィーナスでも、ウンテンできるのよー、私のUFOは。

「ウルサイナー、グリババ。
ダカラグリハ、カンタンユーホカウンダ。ウンテンギジュツナシ

「それだけ、性能がいいUFOってことでしょう。飲酒運転も関係なしの、子供も大丈夫なUFOってすごいじゃん。」ポポロが褒め、迎えは、グリと一緒にUFOに乗って、ポポロとグリは

人があふれるマーケットまでローズ夫人達を迎えにいきました。


さすがに、寝起き午前中はグリはムニャムニャしていてかわいそうなので、シブシブ行きがけは
三木龍馬氏が車を出しました。

愛妻や可愛い娘さん達の言うことでも、人混みや渋滞なんぞ、三木龍馬氏だってイヤです。

グリがシャキンとしてたなら。。。グリが自慢のUFOに乗せていくに決まってるのですが、午前中昨日は間違えてシャンパンを飲み

グリはかなりムニャムニャ。。。

だんだんお昼になりシャキンとしてきました。

グリはポポロと、スーッとUFOで、ローズ夫人と、シュナ坊の姉さん達を迎えにいきました。

イヴに、キラキライルミネーション。。空の上から。。。グリは、スッと目的地にワープすると。。。

みんなを乗せて、しばらく夜景、イルミネーションのシチュエーションを散策しました。
ワオー、
キラキラ
街中がクリスマスツリーになった様です。

わあっ。、、
宝石箱をひっくり返したようなきらめき。
ほんっと、

オモチャの様に、ビルや家や建物が小さく。。キラキラしています。

グリはUFOをイルミネーショングラデーションに輝かせました。
空がキラキラグラデーションに輝きました。

すごい。天空の散歩、、、

少し上を見ると、星がキラキラしています。

地上のキラキラ、天空のキラキラ、それは、まるで、星が降ってきたような。。。

ああ。。。イヴの今日は、

なんて素敵な日でしょう。
イルミネーションの様に輝くUFOに、
地上から、手を振ったり。キャーキャーみんな見上げています。

ため息がでるほど美しい。なんて贅沢なひととき。。

「じいじも、シュナ坊もヴィーナスも福ちゃんもこれば良かったのにね、」と、コモモは言いますが、しかし、イチゴ姫は、

「いやいや、キラキラより、家でグーグーぐうたらしてたほうが幸せって人もいるわよー。」と笑います。
今日明日がクライマックスなのにね〜、夜景も。。。確かに最近は少しづつイルミネーション期間は長くはなったけれど。。。

やっぱり夜景もクライマックスがイヴの夜が旬じゃない。

さ。、、夜。。、イヴの夜も更けて。


エンジェルサン太は、驚きながらも。。。

クライドさん、クライドさんは、ひかるちゃんに忘れられるかもしれないよ。

難しい手術が成功してもね。、
ひかるちゃんが一命を取り留めても。記憶が抜け落ちる可能性があるし。

それに、あの子は小さいから。。記憶を取り戻しても、、小さいから、クライドさんの事は忘れてしまうかもしれない。
それでもいいの??サン太が言いました。

クライドさんは、、、
サン太だって、私に生命を与えてくれた、、サン太を私は思い出した。

例え、忘れられようと。
覚えてるか、覚えてないかなんて、どうでもいい、、ひかるちゃんに未来を。。

ひかるちゃんに未来と希望を与えてあげて

ガンコだねっ。
クライドさんは。。。

「なんだ、サン太は、自分が私に生命を与えてあげて、、私はダメだよ、なんてそれはないよ。。。自分は好きにできてワシはダメだ
って、それはないよ。

「クライドさん。。。わかった。僕はそういうクライドさんが好きだなぁ。
ガンコだね、は、きっと犬は飼い主に似るんだ。

特別だよ、さぁ、ひかるちゃんに会いにいこう。

いつのまにか、サンタクロースのかっこうのクライドさんは普通のクライドさんに戻り

お別れだよ。ただし、

この夢すら、ひかるちゃんが目覚めたら忘れているかもしれないんだ。だけど、

クライドさんには残るけどね。

サン太は、クライド・フォレスター氏をひかるちゃんの夢の中に送りました。

それは。。。クライド・フォレスター氏の最後を飾る。。。

ひかるちゃんに。。。

「あっ。」ひかるちゃんは、クライド・フォレスター氏を見つけると喜んで、ぴょんぴょん

元気に飛び跳ねて、クライド・フォレスターさんの胸に飛び込みました。

なんて。。。

さきほどのサンタクロースになったクライド・フォレスターさんに会った時よりも喜んで。。

「ひかるちゃん、ひかるちゃん元気になったね、良かった。
「ありがとう、ありがとう。クライドさん。クライドさんが、サンタクロースさんに合わせてくれて。ヤッタァ。
僕ね、サンタクロースさんに、雪が降りますようにって。。
それと、元気になってクライドさんと会えますようにってお願いしたんだよ。
クライドさんと元気になって遊べたらもう、雪が降ろうが嵐になろうが、どうでもいいんだよ。

その頃。。。音鳴り町病院。手術室。

あっ、、、
危篤に陥っていたひかるちゃんが、再び、また峠を越して、だんだん回復をしはじめました。。。

おとうちゃん、おとうちゃん、おとうちゃん

どうぞ、お守りください。

ひかるちゃんの手術をしているビアンカ院長先生は、祈りながら。。

お亡くなり星になった養父のラファエルさんを偲びながら。。

ひかるちゃんは。。ひかるちゃんは、夢の中で、、
実は、クライド・フォレスターさんとはお別れの夢でしたが。。。ひかるちゃんはクライド・フォレスターさんとのお別れを知りません。
元気になり、励まし続けてくれたクライド・フォレスターさんにお礼を。


内緒で、手術が受けられるようにしたり、いろいろ影で寄付してくれたサンタクロースは、
クライド・フォレスターさんなんじゃないかと。。。薄々ひかるちゃんは、気がつきはじめました。

「クライドさんがいてくれたから。僕はもうこんな元気になったよ。
「良かったね、元気でね。。」

「元気でね。、って、クライドさん。。クライドさん。。また、また遊ぼうよ、」
ひかるちゃんが言います。

「お仕事でね、遠くに行かなきゃいけなくなっちゃったんだ、ごめんね、ひかるちゃん。
だけど、ひかるちゃんが元気になってくれた姿を見て。安心したよ。」

「クライドさん、クライドさんが、クライドさんが遠くに行かなきゃいけないの、
「ごめんね、、お仕事、外国でもさ、、、みんなが困っちゃうんだ、ワシがいかないとね。。。」

「もう、会えないの。。クライドさん、」

「いつか、会えると思うよ。。。ひかるちゃんが、元気で、すくすく育ってくれて、」

「海外。。。みんなが待ってるんだね、クライドさん、クライドさん、遠くに行っちゃうんだね、

行っちゃうんだね。。行っちゃやだけど、、

クライドさん、クライドさんは、サンタクロースなんでしょ。だから、海外の遠くに行かなきゃいけないんでしょ。」

ひかるちゃんは、クライドさんの胸の中でいつまでも泣きじゃくっていました。

さあ。。。。サン太、エンジェルサン太は、

もう、時間だよ、クライドさん。

ひかるちゃんは、大丈夫だから。

私達も行こうよ。

大丈夫。。クライドさん。もう、ずっとずっと一緒だよ。。。僕と。

エンジェルのサン太は、言いました。

長かったよ。。ずーっとそばにいたのにね。
やっと、一緒だね。

エンジェルのサン太は、クライド・フォレスターさんが、あまりにも。不憫な人生を送り続けるのを見兼ねて、

強引なシチュエーションに持っていってしまった事もあったけど、

やっと、やっとクライド・フォレスターさんは、自分らしさに気づいてくれました。

病気も治り。自分らしさに気づいてくれて、弟のヒカルさんの事は残念でしたが、気がかりがわかり、
供養もできて。

これから、お金もあるし。。。クライド・フォレスターさんの余生をと。。思いましたが、

クライド・フォレスターさんは、
危篤に陥入る、
ホワイトシュナウザーの男の子に、命を差し替えるのを天に願いました。

サン太を通じて。。。天に願いは通じて。。。

聖マルベリー教会の祭壇で、静かにイヴから、クリスマスに変わる
クライド・フォレスターさんの誕生日に

眠るようにクライドさんは、息を引き取りました。

とても、とても幸せそうに、まるで眠っているかのように。

もう、サン太といつまでも一緒。。。

それから、なん年後、、ホワイトシュナウザー、
ヨルザ、ひかるちゃんの兄弟はたくさんの人々を救う、国際的な医師になります。
兄弟そろって、です。

クライド・フォレスターさんは、本当にたくさんの人のサンタクロースになったのです。


私が、子どもの頃にサンタクロースに会ってサンタクロースが、励ましてくれて
元気になったのです。
サンタクロースのおかげです。。。

ひかる医師は、後年に言います。

それを、天使のサン太は知っています。




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