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2021年03月26日
毎月3万円で3000万円の「プライベート年金」をつくる 米国つみたて投資
本書で解説している「米国つみたて投資」とは、世界最大の経済大国である米国の株式指数(ニューヨーク・ダウとS&P500)に、 10〜 40年間という長期間つみたて投資をすることで、将来の備えとしての約3000万円のプライベート年金をつくる方法です。
「米国積み立て投資」をお勧めする3つの理由
@手間いらず(1つのファンドに投資するだけなのでストレスフリー。チェックも不要。積立購入の自動化も可能)
A 景気に左右されない(経済が強い米国にだけ投資するので、株価も見なくてOK)
B ローコスト(販売手数料はゼロ。ランニングコストも限りなくゼロに近い水準)
プロではない皆さんにとって資産運用で一番大切なことは、安心感とともに継続できる仕組みを持つことです。むしろ中途半端に知識を付けてしまうことで、あれこれ余計なことに手を出して失敗し、「資産運用はもうこりごり」といった状態になることを、私は心配します。
「投資を始めたいけれども、手元に余裕資金がないから、ある程度お金が貯まったら始めます」 このようにおっしゃる方は、結構大勢いらっしゃいます。 でも、そのようにおっしゃる方は、きっと100万円、200万円のお金ができたとしても、結局のところ投資をせずに終わるようです。「手元に余裕資金がない」というのは、本当は投資をしたくないのが本音だったりするからです。
大事なことは、まず月々の積み立て額を決め、それは最初からなかったものとして、月々の生活設計を立てる事です。米国株式を積み立てていくうえで、iDeCoや企業型確定拠出年金を真っ先にお勧めするのは、両方とも半強制的に月々の掛け金が積みあがっていくからです。
ウォーレン・バフェット「資産の90%はS&P500指数。残り10%は政府短期国債に投資せよ」
バフェットはニューヨークダウやナスダックではなく、なぜS&P500に投資しろと言ったのか。ニューヨーク・ダウは「工業株30種平均」というように、30銘柄で構成された株価指数です。前述したように、米国株式市場では5200銘柄の株式が上場されているにもかかわらず、ニューヨーク・ダウはたったの30銘柄で構成されているのです。一方、S&P500は500銘柄から算出される。ナスダックはIT関連企業の業績変動が激しいことから、安定性は低い。
本格的な下げ局面は、どこが底値になるのか誰にもわかりません。下手に手を出すのではなく、とにかく決められたルールに則って、淡々と積み立て投資を続けることが、20年後、30年後に笑う秘訣になります。
課税口座で取引している場合、銘柄Aで50万円の利益が得られる一方、銘柄Bで30万円の損失が生じた場合、課税対象は50万円の利益と30万円の損失を相殺して、20万円の利益に対して課税されます。しかし、つみたてNISAを併用している場合、課税口座で50万円の利益が生じ、つみたてNISAで30万円の損失が生じた場合、課税口座に生じた50万円の利益に全額課税されます。要するに、損益通算が認められていないのです。
【感想】
毎月3万円を米国株式につぎ込むことで、誰でも簡単に老後資金の3000万円を積み立てれてしまう、という実用的かつ分かりやすく解説されている1冊。なぜ日本株じゃなく、米国株なのか。なぜ銘柄はS&P500がいいのか、など初歩的な疑問にも分かりやすく答えている。
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2021年03月22日
面白いとは何か?面白く生きるには?
満足とは、求めていたものが得られることであり、自分が思い描いた状況に実際になることだ。人間の脳は、頭に思い描いたことが現実になることを欲している。 他書でも何度も書いていることだが、僕は、この状況を「自由」と定義している。自由とは、「思ったとおりになること」「希望したことが現実になること」なのだ。
自由は、仕事がなくて、ごろごろと寝ている「暇」のことではないし、いつまでも起きなくても良い休日のことでもない。自由は、自分が計画したとおり、自分が予定したとおりに生きることであり、それが人間の満足の根源でもある。 したがって、「面白い」というのは、この自由へ向かう方向性を感じている状況であり、いうなれば、いずれ自分は満足するぞ、という予感が、その人を笑顔にさせるのである。
知るために重要な条件は、それまで「知らない」状態であることだ。自分が知らないことに気づくのが、「知る」という体験だといえる。つまり、知ることによって、自分が「欠けた」存在だったとわかる。「知る」ことを体験するまで、知らないことを知らなかったのだ。 知ることは、新しい情報である。少なくとも、その個人にとっては新しい。その意味では、これまでにあった各種の「面白さ」と類似している部分といえる。
「面白い」生き方をするコツは、同様に、自分が「面白い」ことを思いつくことです。それさえ思いつけば、実行あるのみなのです。多くの人が、実行することが難しい、と考えているようですが、それはまったく反対でしょう。実行することは、誰にだってできます。でも、思いつけない、何をしたら良いのかが、わからないのです。ですから、そこを考えることが第一です。
「面白いことがない」という状況は、「面白いことが思いつけない」状況だ、ということです。そして、思いつかなくなってしまったのは、面白さを他者から与えられたり、売っている面白さを買ったりといった生活が続いたからでしょう。与えられたものや、買ったものは、一時的には面白くても、いずれ厭きてしまいます。 自分で思いついたものであれば、考えて、思いつく過程でさらに別のことを連想し、つぎつぎと面白さが展開します。その違いに気づけば、与えられるもの、買えるものでは不充分だとわかるはずです。
人から「面白い」とすすめられただけで、「面白さ」がなくなります。「面白い」ものは、自分で見つけるから「面白い」のです。
大勢に買わせよう、と考えるよりも、少数が絶対買ってくれるものを作った方が有効なビジネスになる、安定した商品になる可能性が高い、ということがわかってきた。このため、近年では、そういったピンポイントのマイナな商品が世に出る時代になっている。
既に述べたようにアウトプットする面白さは、インプットする面白さの何十倍も大きい。両方の経験がある人には、理屈抜きで納得できるだろう。面白いとは、本来アウトプットすることで感じられるものである。仕事になるためには、質が高いだけではだめで、量が売れなければならない。インプットする人の不足が、これらのアウトプットを支えられない、という致命的な構図がある。
多くの人はネットに捌け口を求め、孤独のバランスを取ろうとしている。これは全然悪い事ではない。これがあるから、1人でも暮らしていける。
面白くないことを寂しいと感じてしまい、いかにも自分は孤独だ、と思いがちだが、その考え方には飛躍がある。そう勘違いしてしまうから、仲間が欲しい、大勢で楽しくやりたいという方向へ行きがちなのだ。
常に気を付けていることは、自分以外の人の「面白い」を素直に受け取る感受性である。面白いなと思う積極的な気持ちが大切である。隅々まで探して面白さを探す姿勢をいつも持っていること。
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