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2021年03月21日

ここ日本言うてな

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極論、この地獄のような生活が続いてもいいから、学校という居場所だけは奪われたくなかった。そこで気付いた。母親にとって俺は所有物に過ぎないんだと。


親には感謝すべきってよく言うけど、お腹痛めて産んだんだからて何をしてもいい訳じゃない。出産の痛みには終わりがあるが、子どもの心の傷は一生癒えないこともある。子どもに感謝されたかったら、まず感謝されるように親としての行動をしろって思う。


何が言いたいかというと、夢に挑戦する前からみんな冷静に考えすぎなんだよね。そもそも、「私の夢って何だろう?」って考えても無駄。考えて探して、それで見つかる夢なんて、俺から言わせたら夢じゃない。興味を持ったことを、がむしゃらにやってみる。やってみて「やっぱり違うわ」と思ったらほかのことをすればいいし、逆にそれが本当に熱中できることやったら、そこから繋がる夢が見つかるかも知れん


多くの人は、今ある道から続くステップをひとつづつ上がって、登っていこうとする。しかもそのステップは、誰かが用意してくれるものだと思ってる。でも、自分のためのステップは死に物狂いで自分で考えるしかない


何かを計画して進める時は、絶対逆算で動いた方がいい。目指すゴールを設定しておけば、そこに到着する道順を選べばいいだけだから。そのゴール自体は、「人気者になりたい!」とか「お金持ちになりたい!」みたいにざっくりしてても、個人的には良いと思う。


教わったことを鵜呑みにするんじゃなく、「本当にそうか?」って考えたり、人の動きを観察したりすること。本質を考えるってことは、あらゆる仮説を立てて、動いて結果を確かめる事やと思ってる


人それぞれ大切なものは違うのに、どうしてパターン化された基準に当てはめようとするんだろうな。俺から見たら、安定を求めるばっかりの状態そのものが「不安定」に見える。それなら安定した仕事に就くことじゃなくて、自分の気持ちが常に楽しくいられる方法を、探すべきなんやない?


何を満たしてたら幸せかなんて、他人が決められることじゃないんよ。人から与えられた物差しに、自分の人生を合わせに行く必要はない。


親を恨むのもやめた。親への恨みにとらわれて、ストレスをためるのが不毛だからだ。そんなエネルギーがあったら、自分のために使いてぇ。


自分が求めるものと、今持っている武器を照らし合わせればいい。そこが重なるところが、あなたの強みだから。ただそのためには、自分にとって得になることと、損になることを知っておく必要がある。損得と言っても、もちろんお金になるかどうかじゃない。「自分の理想とするものに近づくかどうか」で判断すればいい



【感想】
普段Youtuberの動画などを観ないから、恥ずかしながらこの本を読むまでカルマの存在を知らなかった。登録者数155万人で若者から圧倒的な支持を得る人気Youtuber。しかしその過去はなかなかに波乱万丈で、親からの虐待、少年院に収監、たまたま有名女優と出くわし上京、そして努力して有名Youtuberに。「有名になりたい」の一心でどうすればそこへ辿り着けるかを突き詰め、もがき、上り詰めた泥臭さ・人間臭さが個人的には魅力と思った。半年近く動画を投稿していないようなので近況が気になる!笑



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豊田章男

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自分が偉くなるためとか、トヨタのために仕事をするんじゃない。世のため、人のために仕事をするんだ。そうすれば、みんなが応援してくれる。


トヨタでは、誠実( integrity)、謙虚( humility)、尊敬( respect for others)といった価値観を大切にしており、それらはトヨタにとって北極星のようなもので、私たちを導く光です


負けず嫌いではなく負け嫌いとは、もとはイチローの言葉だ。「負けたことがないのに嫌い」な負けず嫌いではなく、「負けて、その悔しさを知っているから嫌い」なのが負け嫌いだと、イチローは言う。章男はその言葉を借り、いまや、さまざまな場面で「負け嫌い」と口にする


「私は、豊田という名前や3代目というのは、ハンディキャップを背負っているようなものだと思っていた。でも、パラリンピックの選手たちと接したとき、彼らはハンディキャップを前向きに『個性』と捉えていますよね。それを見て、私も名前や立場を『個性』と捉えて生きていけばいいのだと思うようになりました」 心の葛藤を、脱した瞬間だった。それは、今日風にいえば、章男が本当の意味で多様性を理解したということになる。強烈な「個性」を持つ他者を受け入れることは、豊田家に生まれた自分自身の「個性」を受け入れることにつながったのだ。 章男が自らの境遇から逃げることなく、向き合い続けてきたからこそ達した境地である。アイデンティティー・クライシスの正面突破だ。


皆さんは自分のために自分を磨き続けてください。トヨタの看板がなくても、外で勝負できるプロを目指してください。私たちマネジメントは、プロになり、どこでも戦える実力をつけた皆さんに、それでもトヨタで働きたいと心から思ってもらえる環境をつくり上げていくために努力します


練習は裏切らないという言葉には、これだけやったらこれだけ返してくれるよねという思いが入ってしまっているんですよ。でも、報われるとは限らないという思いが生まれないと、愛ではない。一方通行であるべきなのが、愛だと思いますね。


失敗とどう向き合うかが大切だ。失敗の原因を第三者に向けるのではなく、自分に何が足りなかったかを問うべきだ。だから、僕はバットやグラブの手入れを怠らない。失敗の原因を道具ではなく、自分自身に向けるために


「車高を低くすれば、デザイン領域が広がって、面白いクルマが生まれやすくなる」「サルでも知ってる」──。 「プラットフォームのパーツはすべて小さくする。しかも、以前より必ず性能を向上させろ」「一からやり直しですか」「ゼロから」──。 そして、「非常識だけが次の常識になる」「開発は喧嘩だ」など、トヨタらしからぬ攻撃的な警句の赤字がデカデカと画面に登場する。


「トヨタ自動車はアライアンス(提携)の下手な会社だ」と、豊田章男は公言してはばからない。現に過去、いすゞ自動車や米テスラとの提携に失敗している。 しかし、トヨタは今、カーメーカーから「モビリティカンパニー」への進化を掲げている。それには、単独では限界がある。他社との提携なしに、それは実現できない。それどころか、生き残れない。思い切ってアライアンス、仲間づくりを図らなければならない。


私はトヨタを、クルマ会社を超え、人々のさまざまな移動を助ける会社『モビリティカンパニー』へと変革することを決意しました」 豊田章男は、2018年1月に米ラスベガスで開催されたCES(コンシューマーエレクトロニクスショー)の席上、衝撃の発言をした。


100年前、米国に1500万頭いた馬は、現在では1500万台の自動車に置き換わりました。そのときと同じか、それ以上のパラダイムチェンジが起きているのではないでしょうか




【感想】
日本経済を引っ張り続ける巨大企業・トヨタの創業3代目社長を務める豊田章男。究極の御曹司という立場ながら、自ら身の危険を顧みずテストドライバーに挑戦し、車作りがどれだけ大変なのかを学び、それを経営に活かすという、チャレンジ精神に溢れる社長。テストドライバーから始まりニュルブルクリンク24時間レースに参戦するなど、レーシングドライバーとしての活動も続けている。1つの事故で命を落としかねない危険なレースに、日本で時価総額断トツ1位の企業の社長が出場しているというのは、意外と世間に知られていないのではと思う。このバイタリティーは凄い。2018年の「トヨタをモビリティカンパニーにする」という発言は世間に衝撃を与えたが、この豊田社長の先を読む力、時代のニーズに合わせて柔軟に会社を変革していくんだという力強い覚悟を感じ、トヨタという会社のイメージを変えてくれた。


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