2021年12月21日
CHANCEチャンス
考えがあって、次に言葉になって、行動になる。それが現実の結果になっている。これがこの世界の法則だ。 人間が創った世界はすべてこうなっているよ。
『儲けたい』と思うのと、『儲けることができる人間だ』と思うのとでは天と地ほどの差がある。『儲けたい、なぜなら自分は儲けることができる人間だから』と本心から思える人は本当に儲けることができる。
これからはまるで自分が意志が強い人であるかのように振舞ってごらん。そして、毎日言葉に出して『私は意志が強い』と言うんだ
行動、言葉、考えの順にすればいい。成功者の真似をして行動する。そしてそれを言葉にする。一番いいのは寄付をすることだね。そして、『お金はいつも足りている』『私は豊かだ』と言葉に出して言うんだ。
『寄付するのに勇気が要る』って? おもしろいことを言うね! 君を貧乏にさせているのは『貧乏だから』というセルフイメージだっていうことに早く気がついてほしいなあ。
人によって分け方は違うだろうけど、私は人生には4つの領域があると考えている。『経済』『健康』『愛情』『精神』だ。
「成功を邪魔する価値観に縛られていればいるほど成功から遠いところにいるんだ。逆にその価値観に気づいて自分を不必要な既成概念から自由にした人が成功するということを覚えておくといいよ」
この世の豊かさは無限なんだ。たとえ有限だとしても海の水ほど膨大なんだ。でも君は、それを小さな潮溜まりくらいに思い込んでいる。海辺に立ったところを想像してごらん。君が手ですくった海水を隣の人に分け与えても、海の水の量は減るかい? 減らないね。すくった分だけ新しい海水が流れ込んで来る。どんどん分け与えてもどんどん新しい海水が流れ込んで来るんだ。これがこの世界の豊かさの本当の姿だ
《人生の目的を見つけるためのワークシート》1、使いきれないほどのお金があったら何を手に入れたいですか。2、使いきれないほどのお金があったら何を経験してみたいですか。3、それぞれを手に入れる、もしくは経験するとどんな感情を持ちますか。4、上記の3つをもとにしてあなたの「夢リスト」を作ってください。書いたものはすべて実現します。5、どんな自分にはなりたくないですか。6、どんな自分になりたいですか。7、あと1年の命だといわれました。何をしますか。8、すべてのやりたいことをやってもまだ後1か月残っています。何をしますか。9、「理想の1日」の朝起きてから夜寝るまでを書いてください。 10、人生の目的はなんですか。そのために最初に目指すべき小さな目標はなんですか。またその期限はいつですか。
君のように個人のレベルで成功を目指すのならば、大リーグでホームランを狙う必要はない。草野球でヒットをたくさん打てば十分なんだよ。確実に成功するには、少しの改良で抜きん出ることができる業界を選ぶんだ。つまりこういうことだ。 1、世の中に同じ商売がいくつかあること。つまり市場があること。 2、2社以上の大手が熾烈な競争を繰り広げていないこと。大手の競争が激しいとすでに多数の改良・革新の努力が重ねられていて簡単に真似ができず入り込む隙がない。逆に1社が占有しているような場合は独占状態に安穏としていることが多いのでチャンス。 3、そういう業界を見つけたらそこそこ儲けているやり方を真似る。そして、工夫と改善を付け加えて、それより少しでもよいシステムを作り上げる。そうすれば比較的簡単に抜きん出ることができる。
「ビジネスを痛みと快楽で分けると、痛みを取り除くビジネス≠ニ快楽を与えるビジネス≠ェある。痛みを取り除くビジネスにはどんなものがあるかというと、節約、医療、教育、宗教の4つだ。痛みを取り除くビジネスには好況でも不況でも景気に関係なく人はお金を払う。だから痛みを取り除くビジネスは不況でも儲かるんだ。 『節約』はお金を支払う痛みを取り除く。中古車やリサイクルは節約だね。住宅リフォームなども家を建て替えるより安く上がる。 『医療』も病気という痛みを取り除く。貧乏だからといって、ガンの告知を受けて放っておく人はいないだろう。 『教育』は不況では将来の不安を感じる。それを避けるために資格を取ったり、スキルを身につけたりしようとする。資格や英会話の業界が伸びているらしいけど、そういう理由からだろうね。 『宗教』に人々は心の救済を求めるだろう。最後は宗教に頼りたくなってしまうんだね。本来はビジネスじゃないけど、多額のお布施や祈祷料を要求する悪徳宗教も多いね」
「そこまで信じてくれるのは嬉しいけれど、僕の信者になってはいけないよ。人を全面的に頼って自分で判断をしなくなったらそれはただの信者だ」
「人生でもたくさんの人々と出会って別れてきただろう。どうしてみんなが君を気にかけていると思うんだい。通り過ぎる人からどう思われても怖いことはない。全然気にする必要なんてないんだ。怖がっているのは自分の中で作り出している怪物だ。子供が壁の染みを見て幽霊だと怖がるのと同じだよ。それを生み出しているのは必要のない自尊心だ。人からどう思われるかとかいうことは幸せとは関係ない。どうでもいいことだよ」
「成功することにプライドを持ちなさい。今の成功していない自分にしがみついていても前に進めないよ」
1つ目はたくさんのお客さんに来てもらうこと。2つ目は1人が買う単価を増やすこと。3つ目はリピート率を上げることだ。売り上げはこの3つの掛け算だ。1つだけを考えてはいけない。新規のお客さんを増やすことばかりを考えても、あまり売り上げは増えない。それに新規のお客さんを増やすのはとても大変だ。それよりもどれも均等に工夫していったほうが楽に売り上げは増えるんだ。
この中で卓也は重要なことに気がついた。アイディアを出したスタッフが一番積極的に声を掛けていたのだ。そして、何よりも楽しそうだった。上司が決めたことをやらされているのではなく、自分で思いついたことを実行することが喜びになり、やる気が増す。
【感想】
主人公がメンターを見つけ、お金持ちになるための考え方を学んでいく、という点では「職業 お金持ち」に類似していると思った。ただこの「CHANCE」の主人公は商売を通じて、経済的に豊かになっていくという点でまた違った面白さがあった。人からどう思われるか気にしすぎるのは成功の邪魔をする、「儲けたい、なぜなら自分は儲けることができる人間だから」という強い意志が成功に導く、売上は客数、客単価、リピート率の掛け算である、など心に響く内容も多かった。読んでよかった1冊。
新品価格 |
【このカテゴリーの最新記事】
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/11164107
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック