2018年09月19日
日本の銀行の外貨定期預金の落とし穴
今日は【外貨定期預金の落とし穴】に関してお話したいと思います。
ぶっちゃけて実名を挙げますが
例えば業界最大手銀行の「自動継続外貨定期預金」
大手MS銀行の「パーソナル外貨定期預金」
M銀行の「M外外貨定期預金」などが代表的な例です。
では、中身を見ていきます。
「期間中に○万円以上を定期預金にお預けの方には
特別優遇金利0.85%を採用します!」
「今、外貨預金を始めるなら
通常金利に2%上乗せになります!」
とボーナスシーズンが近づくにつれて
どこの銀行も必ずアピールしてくるのが外貨預金のキャンペーンです。
確かに通常の1年ものの定期預金の利回りが
年0.35%というなかで
年0.85%の金利であれば2倍以上で目を引きます。
ドル建ての定期預金も通常金利が1%のところに
2%の金利が上乗せとなると
利回りは単純に3倍になる計算です。
なんだか良さそうな商品には見えます。
しかし
これらの商品にも落とし穴が存在します。
実際に使用された広告で
特徴的な箇所を抜粋したものを挙げますが
よく見ると「驚くべき文言」が書かれていることに気づきます。
・優遇金利は初回3ヶ月の適用となります。
満期後の継続時には店頭表示金利が適用されます。
・円から外貨に交換する際には所定の手数料がかかります。
・利息には一律20%が源泉分離課税されます。
とあります。
これらは何を意味するのでしょうか?
例えば「優遇金利が3%」だったとします。
これは1年間預けた場合に3%の金利が付く
ということを指します。
半分の6ヶ月ならば1.5%で
3ヶ月ならば4分の1の0.75%しかつきません。
そして3ヶ月過ぎれば
通常金利に戻るというなんとも旨みの少ない商品なのです。
分かりやすく通常金利が1%だったとしてざっと計算すると
仮に1$=100円で100万円預けたとすると
1年後の利息は年1.5%(100万円×0.75%+100万円×0.25%×3回)で1万5000円です。
更に利息は税金として徴収されますので
受け取ることが出来るのは1万2000円しかなく年1.2%の計算となります。
また金融機関で外貨預金を作成する場合は
円⇒外貨に替えて預けて
満期が来たら外貨⇒円に替えて引き出すのが通常です。
その際には為替手数料がかかります。
例えばメガバンクで円と米ドルを替える場合は
往復で1ドルにつき2円の為替手数料がかかります。
1ドル=100円だとすると2%のコスト負担となります。
ここで先ほどの優遇金利を適用させて考えてみます。
1年後に得られる金利は1.2%でしたので
100万円投資して101万2000円を受け取ったとしても
『為替手数料で2万円が差し引かれます。』
ということは為替が円安にならなければ
確実に赤字になる商品なのです。
為替リスクを承知の上で
初めから外貨預金に預けるつもりのある人ならば
キャンペーンを利用するのは頷けます。
また一般的な水準で円高だと言える時期であれば、
将来的な円安を見込んで始めるのは良いかと思います。
しかし!
「キャンペーンだからといって外貨預金を始める」という考えは
商品の構成上は頂けません。
商品を購入する際には中身を理解してから購入して下さいね。
日本FP協会 認定AFP 杉山 裕哉
フィリピンのレンディング会社(商工ローン、ノンバンク)を傘下に持つ地方銀行のドル建て定期預金の口座開設サポートを行っております。
ドル建て(最低預金額5,000$〜)
5年定期・10.1%/年利
銀行預金の為、
ペイオフにより元本保証・約束金利!
5年で、1.5倍(為替損益は含まず)
詳細は、こちらからご覧下さい。
※今なら、口座開設サポート料通常50,000円を無料で行うキャンペーン中です!
↓↓↓
https://lta-hongkong.com/own_bank/057fec4c6729c2427428371f52aaec28.html
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【東京・京都・大阪個別相談会開催!】
※追記 満員御礼となりました。
大変お待たせしておりますが
東京・京都・大阪で出張個別相談会を開催します。
※日程詳細等は、メールにてお問い合わせ下さい。
info@cchd.co.jp
国内投資、海外投資、相続対策、資産移転、資産譲渡など
個々人の目的に合った資産運用の方法を探しておられる方はこの機会を是非ご利用下さい。
残り枠が僅かとなっておりますが
希望される方はお早めに申し込み下さい。
先着順での受付とさせていただきます。
詳細・お申し込みは以下よりお申込み下さい。
info@cchd.co.jp
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お問い合わせはこちらから
info@cchd.co.jp
尚、お知り合いで投資に関する正しい情報を必要としている方がおられましたら
こちらのブログを是非ご紹介してあげて下さい。
https://fanblogs.jp/cchd2017/?from_sp
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しかし
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よく見ると「驚くべき文言」が書かれていることに気づきます。
・優遇金利は初回3ヶ月の適用となります。
満期後の継続時には店頭表示金利が適用されます。
・円から外貨に交換する際には所定の手数料がかかります。
・利息には一律20%が源泉分離課税されます。
とあります。
これらは何を意味するのでしょうか?
例えば「優遇金利が3%」だったとします。
これは1年間預けた場合に3%の金利が付く
ということを指します。
半分の6ヶ月ならば1.5%で
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そして3ヶ月過ぎれば
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仮に1$=100円で100万円預けたとすると
1年後の利息は年1.5%(100万円×0.75%+100万円×0.25%×3回)で1万5000円です。
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受け取ることが出来るのは1万2000円しかなく年1.2%の計算となります。
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その際には為替手数料がかかります。
例えばメガバンクで円と米ドルを替える場合は
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1ドル=100円だとすると2%のコスト負担となります。
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ということは為替が円安にならなければ
確実に赤字になる商品なのです。
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また一般的な水準で円高だと言える時期であれば、
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しかし!
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