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2017年08月03日

渋々署名して対ロシア制裁強化法案が成立

トランプ米大統領は2日、上下両院が圧倒的多数で可決したロシアなどへの制裁強化法案に署名し、同法が成立しました。
米ロ関係改善を掲げるトランプ氏は法案に反対姿勢を示してきましたが、議会の多数の支持は再可決も可能であり、議会に押し切られました。
当然のことながらロシアは猛反発しており、米ロの関係修復は一層困難を極めています。

制裁は、昨年のロシアによる米大統領選挙の介入やウクライナ南部クリミア半島併合などに対するもので、今回の強化法により、オバマ政権下で既に実施されている制裁の対象に、石油や天然ガス関連プロジェクトなども加えることができるようになりました。

さらに制裁を緩和したり、撤廃したりする場合は議会の承認を必要とする条項が盛り込まれました。
トランプ氏は署名に際し、法案が大統領の権限を損なうと非難し、「重大な欠陥がある」とし、「国の結束のために署名する」と消極姿勢を強調しました。

法案成立を見越していたプーチン露大統領は先月30日、米露関係について「状況が好転するのではないかと待っていたが、すぐには変わらないように思える」と批判し、駐露米外交官らを9月1日までに755人削減するよう米政府に要求しました。

トランプ大統領が案外あっさりと署名したのは意外でした。
もっと悪態をつくものと予想していましたが、観念したようです。
ロシアとの関係改善に熱心なトランプ大統領が、ロシアゲート疑惑で議会が反目し、首が回らない状態に陥りました。
政権への期待感が薄れる現状は、経済政策や安全保障政策の進展が望めないところです。
しばらくの間、トランプ大統領は煮え湯を飲まされるでしょう。

対して、プーチン大統領はどうでしょうか。
ロイター通信によると、ペスコフ大統領報道官は「既に報復措置は取られている」として追加措置を取らない方針を表明しました。
米国との決定的対立は避けるものと思われます。
プーチン大統領のしたたかさが読み取れます。

今回のポイントとしては、対ロシア制裁強化法案を実際に運用するのは上下院議会ではなく、トランプ大統領自身であるところです。
つまり大統領の裁量で、適度に誤魔化すことが可能です。
これは議院内閣制とは違う、大統領権限の独自性、広さ故です。
上下院の機嫌を取りつつ、ロシアとの関係改善を進めることは、決して不可能ではありません。
もっとも、トランプ大統領にそこまでの技量があるのかはわかりません。
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