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2016年10月21日
[ネタバレあり]パイレーツ・オブ・カリビアン3 ワールド・エンド(2007)〜シリーズ三部作ついに完結!
『パイレーツ・オブ・カリビアン3 ワールド・エンド』(2007・米)
Pirates of the Caribbean / At World's End
監督/ゴア・ヴァービンスキー
脚本/テッド・エリオット、テリー・ロッシオ
製作/ジェリー・ブラッカイマー
製作総指揮/マイク・ステンソン、チャド・オーマン
ブルース・ヘンドリックス、エリック・マクロード
出演者/ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム
キーラ・ナイトレイ、ジェフリー・ラッシュ、キース・リチャーズ
音楽/ハンス・ジマー
撮影/ダリウス・ウォルスキー
編集/クレイグ・ウッド、スティーヴン・E・リフキン
製作会社/ジェリー・ブラッカイマー・フィルムズ
配給/ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
【映画ネタバレ】パイレーツ・オブ・カリビアン3 ワールド・エンド
<ネタバレあり! 結末まで掲載しています!>
ノリントンの策でデイヴィ・ジョーンズの心臓を入手した東インド貿易会社のベケット卿は、フライングダッチマン号に世界の海賊達を倒させていく。預言者ティア・ダルマの呪術により蘇った海賊バルボッサはエリザベス・スワンと共に、中国海賊の長サオ・フェンに会いにインドネシアに向かう。
バルボッサは破竹の勢いで進出する東インド貿易会社を恐れて、選ばれた9人の海賊船長による評議会を招集しようとしていた。ジャック・スパロウもその1人だが、ジャックはクラーケンに襲われ命を落としていた。バルボッサ一行は海図を頼りに、ジャックのいる「世界の果て(死の世界)」まで船を進める。ジャックは死の世界で頭がおかしくなりかけていたが、バルボッサ達に連れられ、元の世界(生者の世界)に戻される。
海賊船長の評議会を開き、女神カリプソを解放させて、東インド貿易会社を退けるのがバルボッサの狙いだ。海賊サオはベケット卿側に殺されてしまうが、亡くなる直前エリザベスに船長の座を譲る。海賊船長が全員揃い、いよいよ評議会が開かれる。会合で海賊船長の代表はエリザベスとなる。全権を握ったエリザベスは女神カリプソを解放するよう呼びかける。
その評議会の最中に東インド貿易会社が膨大な数の船で攻めてくる。海賊たちは女神カリプソの解放に成功するが、実は預言者ティアは女神カリプソで、人間の姿にされていたのだった。そしてデイヴィがかつて愛した女性というのはティア(カリプソ)のことだった。解放されたカリプソは、その大きな姿で嵐を起こす。嵐のせいで海上に大きな渦ができ、その中で伝説の海賊たちとデイヴィ・ジョーンズ率いる東インド貿易会社との戦いが始まる。
ジャックは戦いの最中にデイヴィの心臓を見つける。心臓にとどめを刺せばデイヴィは死ぬが、強制的にデイヴィの代わりに不死身の体を得てフライングダッチマン号の船長とされてしまう。しかしその時、ウィルはデイヴィに刺され致命傷を負ってしまう。とっさにジャックはウィルの手に剣をもたせ、デイヴィの心臓に突き立てる。心臓を刺されたデイヴィは死に、海に落ちていく。フライングダッチマン号とブラック・パール号の攻撃により、ベケット卿の乗った船は沈められ、東インド貿易会社と大英帝国軍は逃げ出す。
戦いは海賊側の勝利に終わったが、フライングダッチマン号の船長となったウィルは10年に1度しか陸に上がれなくなる。エリザベスとウィルは孤島で愛を確かめ合ったのち、10年後の次の逢瀬を待ちながら別れる。ジャックはまたもやバルボッサにブラック・パール号を盗まれてしまい、後を追うためボートで海に漕ぎ出して物語は幕を閉じる。
10年後、フライングダッチマン号の船長として仕事をこなすウィルは10年ぶりに陸に上がるため、エリザベスの前に姿を現す。そのエリザベスの隣には二人の息子の姿もあった。
<END>
シリーズ3部作の最終章です。アステカ金貨の呪いによる不死身の海賊との戦い、そして血の契約と幽霊船、イギリス帝国艦隊との戦い。ひょうひょうとしたジャックはうまく立ち回り、100年間奴隷として働く契約を破棄し自由の身を得ました。その代わりウィルの魂が囚われてしまいましたが・・・
デイヴィ・ジョーンズの心臓を手に入れたベケット卿は、海賊撲滅のためデイヴィとフライングダッチマン号を操るんですが、普通に考えたら商売人が海賊の数を減らしたいのは当然ですよね。一般の方々も海賊には困ってるでしょうし。今回、伝説の海賊として、カリブ海の長ジャック、カスピ海の王バルボッサ、南シナ海を滑る中国海賊の長サオ・フェン等が登場しますが、そこにクラーケンを放り込んで全滅すれば話は早かったと思うんですが、ベケット卿はデイヴィに命じてクラーケンを殺させてるんですよ。もったいない。
しかしジャックはまた最期にブラックパール号を盗まれちゃってますね。船員たちは彼に忠誠は誓ってないのか、それともバルボッサの方が一枚上手だったのか・・・
さて、シリーズ三部作が完結し、また新たなエピソードが続きますね。2011年公開の4作目「生命の泉(On Stranger Tides)」、2017年公開の5作目「最後の海賊(Dead Men Tells No Tales)」ですね。いやぁ、楽しみですよ!
■ブルーレイ版 | ■DVD版 | ||||
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■公開10周年記念/ブルーレイ版 | ■トリロジー・セット/ブルーレイ版 | ||||
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サササッ 三|ノシ・з・|┐ それではまた!
2016年10月20日
[ネタバレあり]パイレーツ・オブ・カリビアン2 デッドマンズ・チェスト(2006)〜さらばジャック・スパロウ
『パイレーツ・オブ・カリビアン2 デッドマンズ・チェスト』(2006・米)
Pirates of the Caribbean / Dead Man's Chest
監督/ゴア・ヴァービンスキー
脚本/テッド・エリオット、テリー・ロッシオ
製作/ジェリー・ブラッカイマー
製作総指揮/マイク・ステンソン、チャド・オーマン
ブルース・ヘンドリックス、エリック・マクロード
出演者/ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム
キーラ・ナイトレイ、ステラン・スカルスガルド
ビル・ナイ、ジャック・ダヴェンポート
ケヴィン・R・マクナリー、ジョナサン・プライス
音楽/ハンス・ジマー
撮影/ダリウス・ウォルスキー
編集/クレイグ・ウッド、スティーヴン・E・リフキン
製作会社/ジェリー・ブラッカイマー・フィルムズ
【映画ネタバレ】パイレーツ・オブ・カリビアン2 デッドマンズ・チェスト
<ネタバレあり! 結末まで掲載しています!>
海賊ジャック・スパロウとウィル・ターナー達が呪われた海賊たちを倒し、港町ポート・ロイヤルには平穏が戻る。それからしばらくたった頃、結婚式を控えていたウィルとエリザベス・スワンは、海賊ジャックの逃亡を手助けした罪で突然逮捕されてしまう。
それは権力を持った東インド貿易会社のベケット卿の指示によるものだった。海賊たちとも一緒に戦ったノリントンにも逮捕状が出ていたが、彼は職を退き行方不明となっていた。ベケット卿は「ジャック持つコンパス、北ではなく自身の欲しいものがある方角を指す羅針盤を奪ってくること」を条件に挙げ、ウィルを仮釈放する。
そしてウィルが何とかジャックを見つけ出すものの、ジャックは何故か憔悴しきっていた。ジャックはコンパスを渡すかわりに、ある鍵探しを手伝えと要求する。手がかりを求めてブードゥー教の預言者ティア・ダルマを訪問した2人は、デイヴィ・ジョーンズと呼ばれる謎の海賊の秘密を聞きにいく。
その秘密とは、昔デイヴィがある女性を愛した証に自分の心臓を取り出して箱に入れ、その鍵を身につけているというものだった。その鍵こそがジャックの目当てだった。ジャックはデイヴィと「13年間ブラックパール号の船長になれるが、契約が切れると100年間デイヴィの船員として働く」という血の契約を交わしていた。そして期限間近の印が掌に出てジャックは憔悴していたのだ。「海に出るなら陸を持って行くといい」とティアはジャックに土入りの瓶を渡す。
ウィルはデイヴィが船長を務めるフライングダッチマン号に乗組員として乗り込むが、捕らえられてしまう。3日以内に100人の船員を集めて献上すれば契約を反故にしてやると、デイヴィはジャックに言う。人質のウィルは船で働かされ、その現場で死んだと聞かされていた父ビル・ターナーと再会する。ビルは死の直前に恐怖からデイヴィと血の契約を交わし、ゾンビに近い姿で働いていた。他の船員も死への恐怖に負けて契約したのだとビルは言う。「生きているお前は早く逃げろ」とビルは息子ウィルを説得する。
船内を探索するウィルは、偶然オルガンの前で居眠りするデイヴィを見つけ、タコのような髭の中に鍵を発見し盗み出す。父を救出しに戻ることを約束し脱出したが、ウィルを助けた船はデイヴィに沈められる。ウィルは再びデイヴィの船に忍び込む。一方ジャックはトルトゥーガで船員を募集し、ギブス、指名手配中のノリントン、エリザベスが名乗り出る。
デイヴィは箱の隠し場所のクルーセル島へ急ぎ、コンパスを使ったジャックもそこへ向かう。さらにウィルも鍵を持って島に密かに上陸し、箱の争奪戦が始まる。箱を開けたジャックは心臓を砂入りの瓶に隠すが、狙っていたノリントンに隙きを突かれ奪わる。気づかないジャックは瓶を手に船で逃げるが、デイヴィの操る大ダコのクラーケンに襲われる。エリザベスはジャックを手錠で船に繋ぎ、その場から離れる。ジャックは船と共に沈み、クラーケンに食べられてしまう。
ノリントンは入手した心臓を東インド貿易会社に献上する。残された船員たちはジャックを救う方法を相談しに預言者ティアを訪れます。すると、ティアは「彼の力が必要になる」と言い、部屋の奥から死んだ筈のバルボッサが登場する。
<END>
海賊ジャック・スパロウが大活躍する、待望の続編です。しかし、「3部作の2本目の悪い例」です。1本目の直後のエピソードであり、3本目へ直結する、中だるみ度満点の作品だからです。
世界観も大好きですし、キャラも小道具も最高なんですが、映画館で見た時は「え?終わりなの??」と驚きました。3本連続で見られればいいんですが、前作から3年も空いていたので・・・キャラクターの半分も忘れてました。イギリス帝国の制服は似てるし・・・
突っ込んでもしょうがないんですが、前作「呪われた海賊たち」は呪いで不死身だったんですよ。今作の海賊は契約で不死身なんですよ。強すぎでしょう。この世界の一般人はどうやって暮らしているんですかね。
それでも好きな作品なんでちゃんと続編は追っかけてます!まだまだシリーズ化していくようなので。
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■公開10周年記念/ブルーレイ版 | ■トリロジー・セット/ブルーレイ版 | ||||
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サササッ 三|ノシ・з・|┐ それではまた!
2016年10月19日
[ネタバレあり]パイレーツ・オブ・カリビアン1 呪われた海賊たち(2003)〜彼こそが海賊
『パイレーツ・オブ・カリビアン1 呪われた海賊たち』(2007・米)
Pirates of the Caribbean / The Curse of the Black Pearl
監督/ゴア・ヴァービンスキー
脚本/テッド・エリオット、テリー・ロッシオ
製作/ジェリー・ブラッカイマー
製作総指揮/ポール・ディーソン、チャド・オマン
出演者/ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム
キーラ・ナイトレイ、ジェフリー・ラッシュ
音楽/クラウス・バデルト、ハンス・ジマー
撮影/ダリウス・ウォルスキー
編集/アーサー・シュミット、スティーヴン・E・リフキン
製作会社/ジェリー・ブラッカイマー・フィルムズ
【映画ネタバレ】パイレーツ・オブ・カリビアン1 呪われた海賊たち(2003)
<ネタバレあり! 結末まで掲載しています!>
大航海時代も終わりになる18世紀。カリブ海の港町ポート・ロイヤルに住む総督の娘エリザベス・スワンは、幼少時に海で救助されたウィル・ターナーが首に提げていたメダルを大事に持ってた。メダルは海賊の金貨で、ウィルが海賊だとばれないよう隠したのだ。年頃になったエリザベスとウィルは惹かれあうが、あれから鍛冶屋となっていたウィルは身分の差を気にしていた。
ある日、海賊ジャック・スパロウは、船を奪う目的でポート・ロイヤルを訪れる。そして海に落ちたエリザベスを偶然助け、その胸に海賊の金貨を見つける。ジャックは提督ノリントンに捕らえられ、処刑ため拘束される。しかしその夜、海賊ヘクター・バルボッサが指揮を執る海賊船ブラック・パール号が町を襲う。
バルボッサの狙いが海賊の金貨と知ったエリザベスは、攻撃を中止すれば金貨を渡すとパーレイ(交渉)するが、その時エリザベス・ターナーと名乗ったためか、連れ去られてしまう。ウィルはエリザベス奪還のため、ジャックを監獄から脱出させる。2人はトルツゥーガという海賊の集まる町に寄ってギブスたち船員を確保し、ブラック・パール号を追跡する。
囚われのエリザベスは、ウィルの持っていた金貨はアステカの金貨であり、呪いを解く鍵だったのだと知る。呪いにかかったバルボッサたちは、月明かりの下で本当の姿である不死の体へと変わるのだ。呪いを解くには金貨を所持する者の血が必要であり、ウィルと勘違いされてエリザベスは拉致されたのだった。
死の島へ到着したバルボッサと海賊たちは、呪いを解く儀式を行うたが呪いは解けない。思い通りにいかず動転するバルボッサの目を盗み、ウィルはエリザベスを取り戻し、不要になったジャックを置き去りにして島を脱出する。
残されたジャックは「誰の血が必要か知っている」と言ってバルボッサと手を組み、ウィルたちが乗った船インターセプター号を追跡する。追いついたブラック・パール号はインターセプター号に襲いかかり、船を沈めてしまう。目当てである金貨とウィルを手に入れたバルボッサにとっては、今度はエリザベスとジャックが不要となったため、バルボッサはエリザベスとジャックを孤島に置き去りにし、ウィルを連れて死の島へ向かう。
孤島に残されたエリザベスは狼煙を上げ、海軍士官ノリントンの軍船に救出される。そこでエリザベスは、ウィルを取り戻せばノリントンと結婚すると約束した。ノリントンはそれを受け入れ一行は軍船で死の島へ向かう。
ジャックと軍隊は儀式直前の海賊たちと戦うが、バルボッサたちは不死の呪いにかかっていて致命傷を負わせられず戦況は一方的だった。激しい戦闘が続く中、ジャックはバルボッサに剣で貫かれてしまうがジャックに傷は無い。ジャックは戦いながら呪いのアステカ金貨を1枚奪っており、自身もまた呪いを受け不死となっていたためだった。
そしてバルボッサがノリントン軍の銃で撃たれる直前に、ウィルは自分の血がついた金貨を箱に投げ入れる。長きにわたる呪いが解けたバルボッサは銃弾に倒れ、バルボッサの手下は降伏する。
町に戻ったジャックは絞首刑に処されるが、寸前にウィルとエリザベスに助けられる。そして、取り戻したブラック・パール号の舵を取って大海原へと旅立っていった。
<END>
めちゃくちゃ面白かったです!音楽もいいですね。これは、ディズニーランドの「カリブの海賊」を元に作られた映画で、記念すべきキャプテン・ジャック・スパロウの活躍する最初の作品ですね。格好良いのか格好悪いのか、何を考えているのか、策も無いのか、怪しげな雰囲気を醸し出す海賊をジョニー・デップが見事に演じました。顔色の悪さは映画界でもトップクラスです!
しかし気になるのは、不死である敵の海賊たちは、ジャックの元手下なんですよ。ブラックパール号とかいう最速の船も奪われちゃって。「バルボッサに裏切られた」というセリフもあるんですが、ジャックの人望が無かったのも多少はあるかもしれませんねぇ。
呪われた海賊たちはいわゆる不死なんですが、何を食べても飲んでも満たされないんだそうです。戦闘では無敵なんで別にいいじゃんって思いますけどね。海底を歩けるし、悪魔の実を食べた能力者よりはるかに強いでしょう。別にいいじゃん。
この作品は1作目でしっかりまとまっていますが、映画公開後に3部作であることが発表され、その後、さらに続編が出続けることになりました。楽しみですが、公開はまだずっと先になりそうです。
■ブルーレイ版 | ■DVD版 | ||||
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■公開10周年記念/ブルーレイ版 | ■トリロジー・セット/ブルーレイ版 | ||||
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サササッ 三|ノシ・з・|┐ それではまた!