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2018年04月04日

[ネタバレあり]ロング・トレイル!(2017)〜「さあ次は何をやろうか?」

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『ロング・トレイル!』 A Walk in the Woods (2015・米)

監督/ケン・クワピス
脚本/リック・カーブ、ビル・ホールダーマン
原作/ビル・ブライソン
   「ビル・ブライソンの究極のアウトドア体験
    北米アパラチア自然歩道を行く」
製作/ロバート・レッドフォード、ビル・ホールダーマン
出演/ロバート・レッドフォード、ニック・ノルティ
   エマ・トンプソン、メアリー・スティーンバージェン
音楽/ネイサン・ラーソン
製作/Route One Films Wildwood Enterprises



<ネタバレあり! 結末まで掲載しています!>

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人気紀行作家のビル・ブライソンは、ここ10年ほどイギリスに住んでいたが、故郷であるアメリカ、ニューハンプシャーに戻ってきた。愛する妻キャサリンと家族と、この地で暮らし始めるためだ。

老齢になったことで半ば作家を引退状態にあったビルはある時、仲の良かった友人の葬儀に出かけた。こうして年を取り、友人の数も減り続け、穏やかではあるがどこか物足りない人生だとビルは思い始めていた。その後、ふと散歩に出たビルは、アバラチアン・トレイル(アパラチア自然遊歩道)という、標識を見かけた。

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その夜更け、アバラチアン・トレイルについて調べてみると、実に壮大な旅路だということが分かった。ジョージア州からメーン州にまたがる、全長、2,000マイル(3,200km)超の大パノラマであった。どれほど素晴らしい自然の風景があることだろう。想像すると、身が震える思いであった。

突如「旅に出たい」と言い出すビルに妻は否定的だった。道は長く険しく、若い登山者が順調に進んでも5ヶ月はかかると言う。ただ、独りで行くのではなく、誰かと一緒に行くのならいいと、条件付きで妻は許してくれた。

ビルはハイキングに同行してくれる仲間を探し始めた。片っ端から友人に電話をかけてみたが、いずれも手応えがない。諦めかけていたとき、ずっと音信不通だった友人スティーヴン・カッツから、ハイキングに行ってもよいという、連絡が入った。40年前にビルから金を借りたままで、しかも、女性トラブルが絶えず、素行が悪いと評判のスティーヴンに眉をひそめながらも、キャサリンはビルのハイキング計画に同意した。

ビルとキャサリンは、空港までスティーヴンを迎えに行った。ところが、スティーヴンは見る影もないほど太っていて、足を悪くしているのか、飛行機から降りるのにも苦労する始末だった。それでも、3人はそれぞれ、再会を喜んだ。

その晩、ビルの家に泊まったスティーヴンは、ビルが席を外している間に、キャサリンたち家族にビルの若い頃の女性遍歴を暴露し始めた。その様子に気づいたビルが慌てても、ビル自身も忘れていたような出来事に話はすっかり盛り上がってしまった。

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出発当日、キャサリンは不安な思いでいっぱいになりながらも涙目でビルを送り出した。そして、ビルとスティーヴンはついにハイキングの第一歩を踏み出した。テンポよく足を運ぶビルをよそ目に、太りすぎのスティーヴンは、かなりのスローペースだった。呆れながらも、ビルはスティーヴンに歩調を合わせた。ゆっくり進む彼らを他のハイカーやボーイスカウトの少年たちが次々と追い越していった。

少し進み、二人が休憩を取っていると、メアリーという女性登山者がやって来た。ハイキングのことなら何でも知っていると豪語する、傲慢さを絵に描いたようなメアリーはおしゃべりでやたらと声が大きい。ハイキングを熟知している自分には、同行者など必要ない、他人はバカばかりだといきまいていたが、なぜか二人の仲間に加わってきた。アウトドアショップで、ビルが高額な買い物をしてしまった話を聞くと、遠慮なく説教するような女性だった。

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その晩、メアリーに手を焼いた二人は、朝になったらメアリーより先にスタートして、彼女を置いていこうと相談する。朝になり、二人はメアリーを出し抜いて出発した。しかも、飲酒運転する若い男女にうまいこと拾ってもらい、一気に先へ進んだ。

ビルとスティーヴンは、次の町に入った。モーテルで休み、スーパーで食料や物資を補給し、ランドリーでたまったものを洗濯する。女癖の悪かったスティーヴンは、最近は女の好みがかわったこともあり、ランドリーで出会った太った女性と話が弾んでデートの約束をする。しかしその女性は既婚者で、妻にちょっかいを出された旦那は怒り狂い、二人が泊まっているモーテルを見つけ出すと、「出てこい!」と叫びながらバットでドアを殴り始めた。慌てて二人は荷物をまとめると窓から逃げ出した。

ビルとスティーヴンは町を出て山に入り、再び旅を続けた。おしゃべりをしながら歩いていると、急な崖にさしかかった。崖の向こうには息をのむような絶景が広がっていた。その素晴らしい眺めを楽しみながら、二人は座り込んだ。話はいつしか、スティーヴンの過去の告白へと向かった。スティーヴンは、アルコール中毒で苦しんでいたと言う。それが、ここ何年も飲まずに頑張っているらしい。スティーヴンは、バッグの中から酒の瓶を出して見せた。飲みたくなったら、それを見て、酒はやめたんだと自分に言い聞かせてきたのだと。スティーヴンはビルに酒を渡して封を開けてもらうと、香りを味わうように嗅いだ後、中身を全て捨ててしまった。

ビルとスティーヴンは、森の中にテントを張った。夜が更けてきたとき、ビルは何か物音を聞き、不審に思ってライトを森に向けて目を凝らした。すると、そこには2頭の巨大なクマがいた。あわてて2人はテントを持ち上げ、大声を上げ、クマを威嚇した。驚いた2頭のクマは森のなかに引き返して行った。

二人はまた遊歩道を歩きだした。「これより先、熟練ハイカーのみ」という標識のある、勾配のきつい山肌の道だ。しばらく崖沿いに歩いていたが、「気をつけろ」と言った次の瞬間、足が滑って転倒してしまい、そのまま二人とも崖下へと落ちてしまった。何とか、崖から突き出ていた、数メートル下の平らな場所で止まれたが、周囲には切り立った崖があるだけで、どこへも行けなかった。シャツとズボンをつないでロープを作ってみたが、長さが足りない。はるか下には川が流れ、二人は救助を呼ぶ手立てもなく、もう気力さえも失いかけた。やむなく、ビルとスティーヴンは、景色だけは素晴らしいその場所で一夜を明かした。

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幸運にも、朝になると若いハイカーがちょうど二人の真上にやって来た。声をかけるとビルとスティーヴンを発見し、引き上げてくれた。そしてビルとスティーヴンはまた、遊歩道を歩きだした。少し進むと、新たな標識が現れた。それはアバラチアン・トレイルの現在地を示していた。二人はそこで、衝撃的な事実を知る。なんと、まだ、全工程の三分の一しか歩いていなかったのだ。4月に出発して、もう6月。2か月以上も歩き続けてきたのに・・・もう、やめて引き返そうかとビルが言うと、スティーヴンも賛成した。

ビルはバス停までスティーヴンを送っていった。「借りている金はいずれ返す」と言うスティーヴンに、「わかってる」と返すビル。そしてビルもひとり、帰路についた。帰ってきた夫の無事な姿を見て、妻のキャサリンはビルを抱きしめる。

ビルは久しぶりに自分の書斎に入った。机の上に、留守中に届いた郵便物が大量に置いてあった。その中に、スティーヴンからの絵はがきがあった。何枚も…。彼はこっそり行く先々でビル宛てに絵はがきを出していたのだった。最後に届いた絵はがきにはこう書かれていた。「ビル!次は何をしようか?」

ビルはパソコンに向かい、原稿の執筆にとりかかる。新しい本のアイディアが溢れてきた。タイトルは………「A Walk in the Woods」


<END>


アメリカにあるとても長い登山道の「アバラチアン・トレイル」を老人二人がチャレンジするロードムービー風の映画です。見終わった後、「はぁ〜、見て良かったぁ〜」って思いました。年ですかね。

俳優はあのロバート・レッドフォード(80才)とニック・ノルティ。レッドフォードの奥さん役がエマ・トンプソン。中々なじみのある俳優さんです。

主人公と悪友である二人のいろんなやり取りは、かなり笑えて、面白かったです。最初から悪態をついてばかりだったくせに、「お前と最後の冒険をするために来たんだ」とか、響くことをいきなり言う。主人公にはたくさん友人はいたけど、こういう甘酸っぱいことを言ってくれるのは彼だけだったんでしょうね。こういう友達欲しいですね。40年前に金借りたまま、結局最後まで返しませんでしたが。

一番好きなシーンは、出発前にカフェでスティーヴンが「こんなうまいパンケーキ食ったことない!なあ、もう一泊していかないか?」とウェイトレスをナンパしていた所ですね。こんな生き方をしてみたいもんです。

もう少し年をとったら、もう一度見たい映画です。

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サササッ 三|ノシ・з・|┐ それではまた!

グーペ グーペ

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