2021年01月09日
新型コロナ感染を防げない危険な行為ワースト5・これだけは止めよう！
コロナ災禍の発生から1年以上が経過した平成3年になっても、
国内のコロナ感染者が過去最高の勢いで急増しています。
仕事を含めた普段の生活を早く取り戻したいという焦りや行動・行為や油断が、
感染の勢いを助長しています。今回は、コロナ感染を防ぐことができない危険な行為ワースト5について詳しくご紹介します。
これらの行為は必要以外では絶対に行わないように注意が必要です。
コロナ感染を防ぐことができない危険な行為とは？
コロナ感染を防ぐことができない危険な行為とは、
警戒や用心はしていても感染のリスクが非常に高くなる行為のこと。
この行為を行うときに1人でもコロナ感染者が居ると、確実に感染してしまいます。
コロナ感染を防ぐことができない危険な行為とは、
1．複数人での宴会・会食
2．1m以内での濃厚接触（会話・ハグ）
3．頻繁に手で顔（口・鼻・目）を触る
4．家庭内へのコロナウイルスの持ち込み
5.慢心・怠慢・油断
の5つです。
これらの、危険な行為について、その理由や根拠について説明していきます。
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1．複数人での宴会・会食
複数人で行う宴会や会食は、コロナ感染の危険性を限りなく大きく拡散してしまいます。
いくつもの危険な要素が重なり合う最も危険な行為のひとつです。
会食・会話にマスクを外してしまう
飲食に伴って、どうしてもマスクを外さなければなりません。
マスクを外した状態では、
1人でもコロナ感染者がいれば、ウイルス飛沫が飛び散ることになります。
また感染していない人は、
感染者から放出されるウイルス飛沫を確実に吸引することになります。
会話で飛び散るウイルス飛沫を直接に吸引する
宴会や会食でアルコールが入ると、会話も弾み声も大きくなりがち。
声が大きくなればなるほど、ウイルス飛沫が大量により遠くまで飛散します。
例え、会話するときにマスクをしたとしても1m以内であれば、
会話や呼気から放出される極小のウイルス飛沫をマスクと顔面とのスキ間から、
吸引することになります。
ウイルス飛沫が付着した食べ物や飲み物から感染する
宴会や会食では、会話などで放出されるウイルス飛沫が、
食べ物や飲み物さらに容器やコップなどに落下して付着します。
ウイルス飛沫が付着した食べ物や飲み物を飲食すると、
確実に20〜30分後には感染してしまいます。
また容器やコップに触れた手で口や鼻を触れば、
同じように20〜30分後には感染してしまいます。
このように、複数人での宴会や会食では、
確実に感染してしまう多くの危険性をはらんでいるのです。
コロナウイルスは粘膜付着から20〜30分で感染する
飛沫感染や接触感染によりヒトの口や鼻から侵入した新型コロナウイルスは、
まず上気道内の粘膜細胞の表面に吸着します。
上気道内の粘膜細胞の表面に吸着したコロナウイルスは、
おおよそ20〜30分後には上気道内の粘膜細胞内に侵入し増殖を始めます。
このウイルスの細胞内への侵入・増殖開始が「実際の感染」を意味します。
しかし、現実的にはPCR検査や抗体検査ではウイルスの一定以上の増殖が必要なため、
「感染の判定（陽性反応）」はこの「実際の感染」よりも数日後になります。
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2．1m以内での濃厚接触（会話・ハグ）
1m以内での濃厚接触は、会話を伴わなくても非常に危険です。
呼吸・呼気からも極小のウイルス飛沫が放出されています。
マスクの隙間からでもウイルス飛沫を吸引する
1m以内での濃厚接触では、マスクをしていても感染の危険性が非常に高くなります。
マスクの本体表面からウイルス飛沫を吸引するのではなく、
マスクと顔面との間にできるスキ間から吸引してしまいます。
会話はしなくても呼気からも、極小のウイルス飛沫が放出されているのですから・・・。
不特定多数のお客と1m以内での濃厚接客を伴うラウンジ・クラブ・キャバレーなどは、
特に感染のリスクが高い場所だといえます。
呼気・会話から吸引した飛沫は一挙に肺胞に到達する
コロナ感染者から放出される飛沫粒子の大きさは、1〜100μmとさまざま。
咳やくしゃみによる平均的な5〜10μmの大きさの飛沫粒子の沈着部位は、
主に鼻腔や口腔、咽頭や喉頭の上気道とされています。
しかし、呼気や会話で放出される1μm前後の極めて小さな飛沫粒子は、
鼻や口から吸引することで、一気に下気道の肺胞にまで達するとされています。
従って、呼気や会話での小さな飛沫粒子を吸引すると、
感染初期に診られる風邪ようの軽い症状が発現しないまま、
急に肺炎症状を発現して重症化するリスクが高いと思われます。
ハグの習慣のない日本はラッキー
日本には、ハグの習慣はないものの特に親しい間柄では行います。
欧米におけるハグは、挨拶の形式として習慣化されたマナーとなっています。
この日本と欧米とのハグの習慣の違いが、
コロナ感染の被害の大きさの差異となっているとも評価されています。
ハグでは、マスクをしていても呼気で感染してしまいます。
看護師や介護士は危険な仕事
仕事ながら、非常に危険な立場に置かれているのが、
病院の看護師や老人ホーム・福祉センターなどの介護士たちです。
1m以内での危険な看護や介護を余儀なくされています。
本当に感謝！感謝！です。
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3．頻繁に手で顔（口・鼻・目）を触る
ウイルス飛沫を吸引（飛沫感染）しなくても、
ウイルスが付着した汚れた手で、口・鼻・目を触ると感染（接触感染）してしまいます。
コロナウイルスの侵入口は口・鼻・目の3か所だけ
コロナウイルスの人体への入り口は、口・鼻・目の3ヵ所だけ。
口・鼻・目に付着したウイルスは、
約20分〜30分で細胞に侵入できるとされています。
人が頻繁に触る物体に触れた後では、
絶対に口・鼻・目だけは触ってはいけません。
口・鼻・目に触るクセのある人や花粉症・鼻炎症の人などは特に注意が必要。
どうしても触る必要がある時は、手洗いか手の消毒後に触るようにしましょう。
汚れた手で口・鼻・目を触ると感染する
「接触感染」とは、
感染者の咳やくしゃみで放出されたウイルス飛沫が付着した物体や感染者が手で触った物体を、
自分の手で触ることで感染すること。
なお、ウイルスの人の体内への侵入口は、口・鼻・目の3ヵ所だけですから、
ウイルスが付着した物体に触れた手で、口・鼻・目を触らなければ感染することはありません。
しかしながら、人は30分〜1時間以内に無意識に顔を数回も触るとされており、
顔を触る回数が多いほど、感染リスクは高くなってしまいます。
どうしても、口・鼻・目を触りたくなった時には、
いったんマスクを取り外して石けんで手洗いするかアルコール消毒したキレイな手で触るようにしましょう。
マスクの本体に触れると接触感染のリスクを高める
マスクの本体表面は、
ウイルスや細菌やホコリなどが特に付着して溜まりやすい場所です。
マスク着用中にマスク本体の表面部分を手で触ると指にウイルスが移染し、
その指で顔を触れると口・鼻・目から感染してしまうリスクが高くなります。
またマスクを取り外す時にも、本体表面を触ってはダメです。
耳にかけるヒモの部分を掴んで外すように注意してください。
もし触ってしまったらすぐにアルコール消毒するか、石けんでの手洗いを行うことが大切です。
コロナウイルスは、石けんやアルコールで破壊できる
新型コロナウイルスの構造は、
タンパク質の「カプシド」という殻の中にRNA遺伝子(核酸)が包まれ、
カプシドの外側が「エンベロープ」という脂質膜で覆われたもの。
エンベロープの周りには、
「スパイク」と呼ばれる糖タンパク質のコロナ(王冠)状の突起が多数突き出た形状になっています。
エンベロープは、石けんやアルコール（エタノール）で破壊することができ、
エンベローブウイルスの感染能力を失活できます。
つまり、石けんでの手洗いの励行やアルコール消毒液での予防が重要なのです。
4．家庭内へのコロナウイルスの持ち込み
家庭から一歩でも外に出ると、多くの人がコロナ感染を警戒しています。
しかし、逆に家庭内に一歩足を踏み入れて手洗いや手の消毒を終えると、
誰でも気を許して無防備になります。
家族の1人が感染すると拡散は防げない
コロナの感染に対して無防備な家庭内に、
1人でも感染者がいると、外にいる時よりも感染のリスクが高くなります。
もちろん、家庭内にウイルスを持ち込む人は、
まさか自分が感染しているなどどとは、全く感じていませんよね。
でも、家庭内にウイルスが入れば確実に家族全員が感染してしまいます。
外出から帰宅したときには、
玄関先や洗面所での手の消毒や手洗いなど細心の注意が必要です。
5.慢心・怠慢・油断
この新型コロナウイルスの多様な性格を羅列してみると、
「繊細・狡猾・陰険・卑怯・知能的・策略的・戦略的・凶暴・執着的・緻密」
などがピッタリ当てはまります。
人の体内でしか増殖できない新型コロナウイルスは、
人の慢心・怠慢・油断を絶対に見逃しません。
コロナは人の慢心・怠慢・油断を見逃さない
新型コロナウイルスの変異・進化は実に知能的で戦略的です。
このウイルスは、何と感染ネットワークとして4つもの受容体を持っているのですから・・・。
2020年3月中旬までの研究や論文などで、
新型コロナウイルスの細胞侵入の際の受容体として、
4つもの受容体（レセプター）を持つことが判明。
その4つの受容体とは、
「ACE2受容体」「ＣＤ4受容体」「CD147受容体」「GRP78受容体」です。
SARSコロナウイルの受容体は「ACE2」だけでしたが、
新型コロナウイルスはさらに3つの受容体を獲得して変異・進化したということ。
新型コロナウイルスは、この4つの受容体によって
ヒト細胞への侵入経路が幅広く行える感染ネットワークを構築しているのです。
新型コロナウイルスは、
上気道から下気道の肺胞に至る呼吸器系だけではなく、
循環器系や消化器系の心臓、血管、肝臓、腎臓、腸などに発生する、
損傷や炎症はもちろん腫瘍やガン（悪性腫瘍）が新型コロナウイルスのターゲットとなります。
自覚症状が出ない無症状キャリアが感染を拡散する
無症状なので検査を受診しない“隠れ感染者”も存在
新型コロナウイルスの感染拡大の媒体（感染源）として、
大きな弊害をもたらすのが“隠れ感染者”の存在です。
ここで言う“隠れ感染者”とは、
実際には新型コロナウイルスに感染しているのに自覚症状が出ないことから、
ウイルス検査（ＰＣＲ検査）を受診せずに感染者としてカウントされていない人。
つまり“隠れ感染者”は、
自覚症状が無いので自分が感染源（運び屋）となっているとは気付かないため、
他の多くの人にウイルスを拡散してしまう「無症状保有者」のことです。
この無症状保有者のことを、「無症状キャリア（運び屋）」とも呼びます。
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まとめ
新型コロナ感染防止対策の効果と思われますが、
2020年〜2021年秋冬でのインフルエンザの流行は、全く無いというほど激減しています。
昨年のインフルエンザ感染者は、1週間で約2万7千人ほどもいたのに今年はなんと40〜60人程度。
つまり、新型コロナウイルスの感染力はインフルエンザよりも無限大∞だと言えます。
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