春からの新生活、通学・通勤・プライベートなどで、自転車を利用する機会も多くなります。
安全確保のためにも、ヘルメット着用の努力義務化について知っておきましょう。
自転車死亡事故の約7割が頭部に致命傷
下記は、2017年から2021年までの、自転車乗用中死者の致命傷の損傷部位の割合です。
(参考:警視庁ホームページ)
頭部 :58 %
胸部 :12 %
腰部 : 4 %
頸部 : 8 %
脚部 : 1 %
その他:17 %
自転車事故で死亡した人の約6割が、頭部に致命傷を負っています。
また、致死率(死傷者数に占める死者数の割合)においては、
ヘルメット非着用:0.59 %
ヘルメット 着用:0.26 %
ヘルメットを着用していない場合の致死率は、着用している場合と比較すると約2.2倍も高くなっています。
事故時、転倒などで頭部を打つケースが多いことと、その危険性が分かります。
努力義務とは?
努力義務規定とは、法律の条文で
「努めなければならない」
「努めるものとする」
と規定された内容を指します。
努力することが義務付けられており、当事者の自発的な行動を促すような内容となっています。
強制的な義務ではなく、違反に対する罰則は定められていません。
ただし、対応を怠ったり、努力義務とは正反対の行為を行ったりした場合、
・損害を受けた第三者から損害賠償を請求される
・監督官庁から行政指導を受けたり、勧告の対象となったりする
といった可能性があります。
まとめ
交通ルールを守り、十分に注意して、事故に遭わないのが一番です。
しかし、思わぬ形で事故の当事者になる可能性はゼロではありません。
そういったとき、ダメージを軽減し、最悪の事態を避けるためにも、ヘルメットを着用しましょう。
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