連日の猛暑。暑い!こんな時は、海?山?・・鍾乳洞!!
鍾乳洞といえば、前々から気になっていたのが入水鍾乳洞。
入水鍾乳洞:福島県田村市滝根町菅谷にある鍾乳洞
というのも、
以前、某雑誌で「全国の鍾乳洞特集」が掲載されたとき、
この入水鍾乳洞だけ特別枠で掲載されていました。
なんでも、かなり「ハードな鍾乳洞」なんだとか。
地図で調べると、自宅から約30km。
その距離は初めてだけど・・行ってみよう。
ということで、番外編の自転車散歩、
今回は 入水鍾乳洞(福島)へGO!!
天気は快晴。眺めも最高。
景色を楽しみながら(かつ道に迷いながら)、
自転車を漕ぐこと2時間半。着いた!!
自転車を停め、道を登っていくと、
受付と鍾乳洞入り口が見えてきました。
Aコースは約300m、所要時間訳30分。
Bコースは約600m、所要時間訳60分。
Cコースは最高ハードながら、現在受付中止。
それぞれ、所定の場所で折り返して、入り口に戻ってくる形式。
せっかく来たのだから、ここは Bコース!!
Bコース必要用意品は、照明・着替え・替えの履物。
受付でレンタル品や購入品も用意されているので、
・ライトは、簡易ヘッドライトを受付で購入。
・濡れていい上下と下着は用意済み。
・履物は、念のためマリンシューズを持参。
更衣室で着替え、コインロッカーに荷物をしまったら、
受付にコインロッカーのカギを預け、
いざ、入洞!!
入るといきなり、別世界のごとき冷気。
火照った体も、一気にクールダウンされていきます。
アップダウンのある道を進んでいくと、
整備された通路が。
壁面を、大量の地下水が、
ものすごい勢いで流れ落ちています。
あまりの勢いに、さっそくビビる私。
通路を進むも、
すぐそばを大量の地下水が流れていきます。
開けた場所に出ました。
人口の足場はなく、通路には地下水が。
歩き方によっては足が濡れます。
進むと、また整備された足場が。
進んでいくと、Aコース終点。
Aコースの場合、ここを折り返してきた道を戻り終了です。
Bコースは、さらに前進。
ここからいきなりハード。
Bコースの注意事項にも、
「無理だと判断した場合は引き返して下さい」とあったし。
通路には、足首が浸るほどの地下水が。
どうやら、水に足を浸したまま進むほかないみたい。
温度が低すぎて、冷たいというか痛い!!
鍾乳石を乗り越えて進むところも。
マリンシューズで来てよかった〜!
少し開けたところを進んで行くと・・
あれ?通路が・・狭い!!
どう考えても、幅が、胸板の厚さ程度。
横向きに侵入を試みるも、狭すぎて無理!
全身の感触で、少しだけ広い部分を見つけ、
再度侵入を試み、壁面の間を体を滑らせながら通り抜けました。
ほっとしたのも束の間、
今度は水深が深い!
膝上までつかるほどの深さ。
ようやく足先が、水の冷たさに慣れてきたばかりなのに!
ショートパンツも太ももまで水に浸りながら、
必死に前に進みます。
ようやく水が浅くなったものの、
冷たい水が流れ続けています。
その後も、冷たい水の流れる、
細い通路を黙々と進む。
もはや、時間と場所の感覚が分からない状態です。
明かりのある場所はわずかで、
もしヘッドライトが故障したら、何も見えなくなるんじゃないか・・
なんて恐怖が頭をよぎります。
あれ?行き止まり?
すると、折り返してきた人が向こう側からこちらへ。
胸位の高さの鍾乳石を、
足場と壁を使って、乗り越えるのが正解みたい。
見よう見まねで、私も何とか突破ししました。
また狭い道を進んでいくと、
またもや関門。「胎内くぐり」。低い!
這っていかないと通り抜けられない高さ。
四つん這いで、さらに頭を下げながら、
ようやく通り抜けました。
手も足もビシャビシャ!
通り抜けたら、立てるようになったけど、狭い!
圧迫感を感じながら進むと、
徐々に通路幅が開けてきました。
ここまでも、冷たい地下水はずっと流れ続けています。
だいぶ広い空間に到着。
ようやく、ほっと一息つく余裕ができました。
改めてまわりを見渡すと、
透明な地下水や、きれいな鍾乳石。神秘的です。
な〜んて考えてたら、
うそでしょ。「第二胎内くぐり」。
またもや冷たい水を這いながら、
関門をクリア。
と思ったら、
今度はずっと天井が低いまま!立てない!
四つん這いのままだと、手のひらと膝が痛いので、
膝を曲げたまま歩く、いわゆる「アヒル歩き」。
頭をぶつけないように低い姿勢で、
トレーニングのごとき進み方。
おしりも水につかり、下着までビシャビシャです。
ようやく立てる高さに。
立ち上がり、丸めていた背中を伸ばします。
その後も、進むごとに、まったく違った景色が広がります。
本当に神秘的。
なのだけど、関門などいろいろありすぎて、
半ば放心状態。でも進まねば。
だいぶ広い空間へと来ました。
水面にライトが反射して、幻想的です。
おや、先のほうに明かりが見える。
進んでいくと・・
おお、着きました!Bコース終点!!
ようやくたどり着いた!!
張っていた緊張が緩むのが分かりました。
達成感と安堵感。来てよかった!!
あとは折り返すだけ。
体もかなり冷え、
太陽と暖かい外気が恋しい。
というわけで、
戻りは、覚えてないくらいの勢いで一気に戻りました。
地表に出ての第一感想は、
「俺、生きてる!!」
受付で、預けたコインロッカーのカギを受け取ると、
濡れた服と下着を一式着替え、入水鍾乳洞をあとにしました。
帰りは、疲れと、上り坂も続き、
3時間ほどかかりました。
疲れているので無理せず、景色を楽しんで帰りました。
1日、面白かった!!
わが愛車よ、今日も壊れないでいてくれてありがとう。
また晴れたら、よろしくお願いします。
以上、自転車でのんびり散歩でした。
2023年08月02日
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