高麗人参の栽培はどうやっているの?
高麗人参は強い陽射し、特に西日が嫌いです。
そのため人々は覆いを作り、高麗人参が好きな朝の陽だけが当たるようにしてあげるのです。
山に自生する山参は100年以上生きることもありますが、栽培人参は7年を超えると根が腐っていまいます。
しかも2年ごとに植え替えをしなければなりません。
こうして高麗人参はとても大事に育てられます。
高麗人参やその製品を購入するとき、よく「○年根」という表示を目にします。
これは栽培の年数を表すもので、若いものから1年根、2年根となり6年根が最高とされ、価格も高くなります。
高麗人参を一度育てた畑は、その後15年は使うことができないといいます。
しかも15年経ってからも、土に栄養を入れてからでないと栽培はできません。
それほど高麗人参は土の中の栄養をあますところなく吸収するのでしょう。
韓国では高麗(918〜1392年)末期に栽培は成功し、高麗の都であった
開城は、今でも世界最高の高麗人参の栽培地として知られています。
日本でも、合津若松や長野などで人参畑を見ることができます。
60〜70年前に高麗人参の種が世界的に広まり、ロシアや中国をはじめ、米国ではヘリコプターで種を撒いて栽培していたところもあるようです。
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